日曜の昼間、パガニーニの練習曲を吹いていたら息子が「あの曲じゃん。」と食い付いてきた。私が譜面を見ながらCDを何度も聴いていたので、曲を覚えてしまったようだ。
「俺も吹けるようになるかな、パガニーニ。」
「・・・・・ま、ゆっくりからやればできるんじゃない?母ちゃんだって1年がかりで1曲を完成させようと思っているんだから。」
息子の中学校では今、麻疹が大流行しており3年生は学年閉鎖中。 1週間、3年のいない部活動を経験しているらしい。もちろん新1年生の指導は2年の遼介たちが行っている。自分には甘く他人には厳しい、私そっくりの息子は友人や1年生をスパルタで教えているに違いない・・・(汗)。
「今、基礎練習ばっかでつまんないんだ。」そうかそうか。じゃあ、譜面をコピーしてあげるから、やれるだけやってごらん、とパガニーニの譜面を見せた。「え~、これってシャープ4つ?やっぱ、いいや。他になんかない?」
あはは、いきなりパガニーニは無茶だろう、息子よ。でもせっかくのやる気をつぶしたくないので、古いジャズの練習曲集「pattern for jazz」を引っ張りだしてやった。(本当はもっと優しい練習曲集からやらせたいのだが、プライドが異常に高いので難しいものをわざと出したのだ)。
「これなんかどうかな?かなり難しいけど、ひとつづつゆっくり時間をかけて練習すれば高度なテクニックがつくんだけど。」
「お~、よさそうじゃん、調号がなくて。一つづつの音にシャープ、フラットがついているのが俺には向いているんだよ(なんだそりゃ?)。」
とにかく、1ページ目だけコピーしてあげたらさっそく学校へ持って行ったようだ。うひひ。やれるもんならやってみろ。
学校で2本吹きやノンブレス、「Pattern for jazz」を練習したりと、かなりおかしな中学生だけど親の背中を見て育ってしまったから仕方ない(汗)。そして何よりも「母ちゃんにできて、俺にできない事はない」というゆるぎなき自信・・・。若いっていいよなあ。私も30歳過ぎるまでそう思って生きてきました(とほほ)。
「練習曲やってみたけど、2段目まで吹けるようになったぜ。でもブレスする所がむずいな。」と学校から帰って報告してくるのが母としてはとても嬉しい。良きライバルが出現したので、私もさぼってはいられない。気合いを入れ直して練習しようっと。
ますます親ばかぶりがエスカレートする中、もう一人のライバルが・・・。
24日は息子の誕生日。
「遼ちゃん、いつひげ剃り買いに行く?」知らない間におばあちゃんにひげ剃りをねだっていたようだ。
「はあ?どこにひげなんかあるのよ?父ちゃんはいまだにカミソリで剃っているのに。つるつるの顔して。」
「るせ~。」
おばあちゃんはすかさず「あら、カミソリは危険だし、ひげ剃りはいつか必要になるのよね~。」
孫をどんどん甘やかしてくれるおばあちゃん、ひげが生えるかどうかもわかんないのにまだひげ剃りは早いと思いますけどね、私は・・・。
「俺も吹けるようになるかな、パガニーニ。」
「・・・・・ま、ゆっくりからやればできるんじゃない?母ちゃんだって1年がかりで1曲を完成させようと思っているんだから。」
息子の中学校では今、麻疹が大流行しており3年生は学年閉鎖中。 1週間、3年のいない部活動を経験しているらしい。もちろん新1年生の指導は2年の遼介たちが行っている。自分には甘く他人には厳しい、私そっくりの息子は友人や1年生をスパルタで教えているに違いない・・・(汗)。
「今、基礎練習ばっかでつまんないんだ。」そうかそうか。じゃあ、譜面をコピーしてあげるから、やれるだけやってごらん、とパガニーニの譜面を見せた。「え~、これってシャープ4つ?やっぱ、いいや。他になんかない?」
あはは、いきなりパガニーニは無茶だろう、息子よ。でもせっかくのやる気をつぶしたくないので、古いジャズの練習曲集「pattern for jazz」を引っ張りだしてやった。(本当はもっと優しい練習曲集からやらせたいのだが、プライドが異常に高いので難しいものをわざと出したのだ)。
「これなんかどうかな?かなり難しいけど、ひとつづつゆっくり時間をかけて練習すれば高度なテクニックがつくんだけど。」
「お~、よさそうじゃん、調号がなくて。一つづつの音にシャープ、フラットがついているのが俺には向いているんだよ(なんだそりゃ?)。」
とにかく、1ページ目だけコピーしてあげたらさっそく学校へ持って行ったようだ。うひひ。やれるもんならやってみろ。
学校で2本吹きやノンブレス、「Pattern for jazz」を練習したりと、かなりおかしな中学生だけど親の背中を見て育ってしまったから仕方ない(汗)。そして何よりも「母ちゃんにできて、俺にできない事はない」というゆるぎなき自信・・・。若いっていいよなあ。私も30歳過ぎるまでそう思って生きてきました(とほほ)。
「練習曲やってみたけど、2段目まで吹けるようになったぜ。でもブレスする所がむずいな。」と学校から帰って報告してくるのが母としてはとても嬉しい。良きライバルが出現したので、私もさぼってはいられない。気合いを入れ直して練習しようっと。
ますます親ばかぶりがエスカレートする中、もう一人のライバルが・・・。
24日は息子の誕生日。
「遼ちゃん、いつひげ剃り買いに行く?」知らない間におばあちゃんにひげ剃りをねだっていたようだ。
「はあ?どこにひげなんかあるのよ?父ちゃんはいまだにカミソリで剃っているのに。つるつるの顔して。」
「るせ~。」
おばあちゃんはすかさず「あら、カミソリは危険だし、ひげ剃りはいつか必要になるのよね~。」
孫をどんどん甘やかしてくれるおばあちゃん、ひげが生えるかどうかもわかんないのにまだひげ剃りは早いと思いますけどね、私は・・・。