昨日のサムタイムに来て下さったお客様、本当に素晴らしかった。月曜という事もあって、超満員ではなかったが音楽を愛し、私たちの演奏が聴きたくていらっしゃって下さったのが演奏中にひしひしと伝わってきた。
もともとここのお店はボーカル&ピアノのお店。私が高校生だった頃、昼間サムタイムに授業さぼってコーヒー飲みに行ってたけど、自分がそこに出演するようになるなんて...。
レンガ造りで暖かい雰囲気の店構えは昔のまま。サックスやドラムが入りだしたのはちょうど私がやらせてもらうようになった頃からだ。お店のオーナーだった(故)野口伊織氏は初代ケン&メリーのケン。ハンサムでお洒落な方でした。彼はドラム入りのバンドが嫌だったようですが、当時の美人女性マネジャーが音楽好きのとてもユニークな方で私やドラマーをちょっとづつ出演させてくれるようになり・・・本当のライブハウスになっちゃった(苦笑)。
それでも、普通のごりごりライブハウスとは違って、食事やお酒を楽しんでもらうために「スタンダード中心でお願いします。」とか「お誕生日の方がいらっしゃるので、宜しくお願いします。」なんて言われ、happy birthdayも演奏したり。生音で周りを囲むようにお客様が座るので、どこを中心に向いて演奏すれば良いのか最初は戸惑った。1時間を3セットも演奏するので結構体はへとへとになるけど、普段オリジナルばかり演奏しているので15曲もスタンダードを演奏する事は私たちにとってとても良い勉強になっている。
パーカッションやドラムとは他の場所で沢山演奏しているので、敢えてサムタイムではピアノトリオにこだわろうと思っている。小さな音の響きがハコ全体に鳴り渡るのを自分の耳で確かめながら、丁寧に演奏する事を心がけているのだが、昨日のお客様たちはその息づかいを感じ取っていたかの如く、シーンと、そして良い演奏のあとには熱のこもった拍手を下さった。
3セット終了してかたづけていると「こんにちは。素晴らしい演奏をありがとうございます。ぼくたちの事覚えていらっしゃいますか?」と声をかけてくれた男女2人組。「あれ?どなたでしたっけ?」悪いけれど、お客様の顔ってなかなか覚えられないw。
「慶応のジャズ研の後輩です。」あ~、って顔は全然覚えていなかったけど、それでも当時の仲間の話で盛上がっていくw。
「あの頃、紗知先輩は雲の上の人って感じで、部室にも近寄りがたかったですよ。」本当?そんな事ないよ~。「どうせ、偉そうだったんだろ。」と横から利樹が突っ込んだ(うるせ~)。
「今日、10年ぶりに福岡から東京に遊びに来たんです。紗知さんの音が聴きたくて思わず大学時代の仲間を誘って来ました。紗知さんの人生が全て音に現れているようで、1ステージ目のバラッドで涙が出てきちゃいました。25年の生き様を一瞬で感じてしまう事ができるなんて、音楽は凄いですね。本当に感動しました。ぜったい福岡にも来て下さいね。」
とても嬉しい言葉をいただき、感謝です。そんなお客様が沢山いたので、こちらにもビンビン伝わるものがあったのね。なんだか、一瞬も気を抜けない雰囲気だったから熱のこもったライブができたのだと思う。ライブは聴く人と演奏している人、みんなが創り上げるものなのだ、と改めて感じながら家に戻ると一日遅れの『母の日のプレゼントだから!!』というメッセージと共にラッピングされたメロンが机の上にぽつんと置いてあった。いろんな事に感動の一日だった。でも何故メロン・・・???
おいしいお料理を食べながら,ミュージシャン達の息づかいを背中ごしに感じられる素敵な店です。ぜひサムタイムに一度足をお運びください。
サムタイムのHP
もともとここのお店はボーカル&ピアノのお店。私が高校生だった頃、昼間サムタイムに授業さぼってコーヒー飲みに行ってたけど、自分がそこに出演するようになるなんて...。
レンガ造りで暖かい雰囲気の店構えは昔のまま。サックスやドラムが入りだしたのはちょうど私がやらせてもらうようになった頃からだ。お店のオーナーだった(故)野口伊織氏は初代ケン&メリーのケン。ハンサムでお洒落な方でした。彼はドラム入りのバンドが嫌だったようですが、当時の美人女性マネジャーが音楽好きのとてもユニークな方で私やドラマーをちょっとづつ出演させてくれるようになり・・・本当のライブハウスになっちゃった(苦笑)。
それでも、普通のごりごりライブハウスとは違って、食事やお酒を楽しんでもらうために「スタンダード中心でお願いします。」とか「お誕生日の方がいらっしゃるので、宜しくお願いします。」なんて言われ、happy birthdayも演奏したり。生音で周りを囲むようにお客様が座るので、どこを中心に向いて演奏すれば良いのか最初は戸惑った。1時間を3セットも演奏するので結構体はへとへとになるけど、普段オリジナルばかり演奏しているので15曲もスタンダードを演奏する事は私たちにとってとても良い勉強になっている。
パーカッションやドラムとは他の場所で沢山演奏しているので、敢えてサムタイムではピアノトリオにこだわろうと思っている。小さな音の響きがハコ全体に鳴り渡るのを自分の耳で確かめながら、丁寧に演奏する事を心がけているのだが、昨日のお客様たちはその息づかいを感じ取っていたかの如く、シーンと、そして良い演奏のあとには熱のこもった拍手を下さった。
3セット終了してかたづけていると「こんにちは。素晴らしい演奏をありがとうございます。ぼくたちの事覚えていらっしゃいますか?」と声をかけてくれた男女2人組。「あれ?どなたでしたっけ?」悪いけれど、お客様の顔ってなかなか覚えられないw。
「慶応のジャズ研の後輩です。」あ~、って顔は全然覚えていなかったけど、それでも当時の仲間の話で盛上がっていくw。
「あの頃、紗知先輩は雲の上の人って感じで、部室にも近寄りがたかったですよ。」本当?そんな事ないよ~。「どうせ、偉そうだったんだろ。」と横から利樹が突っ込んだ(うるせ~)。
「今日、10年ぶりに福岡から東京に遊びに来たんです。紗知さんの音が聴きたくて思わず大学時代の仲間を誘って来ました。紗知さんの人生が全て音に現れているようで、1ステージ目のバラッドで涙が出てきちゃいました。25年の生き様を一瞬で感じてしまう事ができるなんて、音楽は凄いですね。本当に感動しました。ぜったい福岡にも来て下さいね。」
とても嬉しい言葉をいただき、感謝です。そんなお客様が沢山いたので、こちらにもビンビン伝わるものがあったのね。なんだか、一瞬も気を抜けない雰囲気だったから熱のこもったライブができたのだと思う。ライブは聴く人と演奏している人、みんなが創り上げるものなのだ、と改めて感じながら家に戻ると一日遅れの『母の日のプレゼントだから!!』というメッセージと共にラッピングされたメロンが机の上にぽつんと置いてあった。いろんな事に感動の一日だった。でも何故メロン・・・???
おいしいお料理を食べながら,ミュージシャン達の息づかいを背中ごしに感じられる素敵な店です。ぜひサムタイムに一度足をお運びください。
サムタイムのHP