minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

目の上のたんこぶ

2007年05月21日 | 家族の日常
 朝から野球の応援に行ったら、トンボ(グランドをならす道具)に3回も蹴つまずき、3度目は鉄の棒が私の目の上を直撃するという事故に・・・。なんてドジなんだろう。目の上が切れみるみるうちに腫れ上がる。御母さんたちは慌てて冷たいおしぼりや保冷剤を渡してくれたので、目にあてて家にもどってきた。あ~ん、このまま腫れてお岩さんみたいになったら、仕事に行けないじゃ~ん(涙)。

 7-0コールド負けで帰ってきた息子に「ねえ、見てみて。トンボで怪我しちゃったのよ。」「ああ、よくやるんだよ。」「本当?誰でもよくやる事なのね~(嬉)!?」「ああ、馬鹿な奴がね・・・。」ちっ。3回も同じように踏んづけて、最後にがつ~ん。やっぱりドリフターズしかやらないコントみたい。御母さん方は影で笑っていたに違いない。とほほ。

 そのままたんこぶを気にしながら、西新井カフェ・クレールに行く。今日はドラムの海老沢さんのセッションだ。2,3年に一回くらい喚んでもらうのだが、彼はいつも素晴らしいミュージシャン達を紹介してくれるので常に刺激的な出会いと緊張感が漂う。このお店を紹介してくれたのも、またスティーブ・ジャクソンdrや矢野沙織ちゃんと出会ったのも彼のセッションだった。

 林正樹君は今や飛ぶ鳥を落とす勢いで売れっ子のピアニスト。新澤君と似たタイプの切れ味のよいピアノだった。鳥越啓介君は岡山出身。岡山時代に私を『BSジャズ喫茶』で見ましたよ、って言われた・・・(随分昔の話ですが)。とにかく、みんな素晴らしい感性とテクニックを持っている若手ミュージシャン達だ。

 私のオリジナルとオーネットの曲中心だったけど、よく健闘してくれました。初めてとは思えないくらい息がぴったりで気持ちのよいセッション・・・あ、いつの間にかたんこぶが引っ込んでた!

ザ・ナルシス!

2007年05月19日 | 家族の日常
 「俺、1位小栗旬、2位妻夫木聡、3錦戸亮だったぜ~。」

 って何の事かと思ったら、今息子たちの周りで流行っている『芸能人に誰に似ているかランキング』、というサイトの話。自分のアップを写メールで送ると似ている芸能人が3位までランキングで出てきて、似ている度合い(パーセント)までわかるらしい。でも悪いけど、妻夫木聡にはどうみたって似てないよ~(本人に一度だけ御会いした事があるから辛うじて知っていたw)、でも小栗とか錦戸なんとかって誰?と言うと「母ちゃんとは話しても無駄だな。・・・(ネットで妻夫木の写真を見ながら)そういえば、鼻と口のあたりが妻夫木と似ているかな~。」私の意見なんか聞いちゃいない。ここまで自信持てればたいしたもんだ。

「父ちゃんは1位は小泉孝太郎で、2位がウエンツだって。ただし、ウエンツは34%だけど。」
なんだそりゃ、ちっとも似てないじゃん。コータローより小泉元首相の間違いじゃないの?あははは。と息子と二人で笑っていると何やらごそごそ・・・利樹は古いホコリかぶったアルバムを持ってきた。
「ほれ、これが中学時代の父ちゃんだ。」お~、痩せている。凛々しい!エレクトリックベースを弾いて歌まで歌っている少年が・・・w。
「ふ~ん、今はださいけど、昔は痩せてたんだな。まあ、俺ほどじゃあないけど・・・。」
「何を言うか。中一からモテてたんだぞ。交換ノートとかして・・・。」
ここからナルシスト同士の会話が延々と続く・・・。こらあ、いい加減にせんかい(怒)。

 それにしても、妻夫木(65%)とかウエンツ(34%)というのはどこからくるのか・・・。
「全く似てないけど。そのサイト、良い風に出るようになってんじゃないの~?」
「俺の友人のS君は『上田晋也70%』って出たんだぜ。」
そっか~。いろんなタイプが出るのねw。じゃあ、母ちゃんは・・・?と思っていると携帯写メールを遼介がぱちり。

ちょっと見せてよ!チェックを入れるとひどい顔。アップに耐えられない(涙)。
母「きゃあひど~い、この携帯!(携帯のせいにする)しわくちゃに映ってるから、もう一回。」
だって、しわくちゃじゃん、とニヤニヤ笑ってもう一度撮る息子。
「あ、ちょっと、髪の毛もぼさぼさだから、もう一回撮って。」
あきれ顔の遼介が、何回撮ったってひどいものはひどいんだよ・・・とつぶやいた。
「何ィ!? ・・・・やっぱ止めとく。こんなひどい写真だと誰が出てくるか怖いから。」

 結局中止する事にした。せいぜい室井滋とかサリーちゃんのよっちゃん、あたりがでるのが関の山だろうw。でもこっそり一番写真写りの良いものを選んで送ってみようかな~?怖いもん見たさで・・・。

 明日(今日)は国立No Trunks で久保嶋さん(p)と久しぶりのライブです!熱い演奏になるだろうな~。ふふふ。

フレアスカートは禁物!

2007年05月18日 | 家族の日常
 パーマを久しぶりにかけた帰り、池袋のど真ん中で自転車にフレアスカートの裾がからみついた。

 急に後ろにのけぞり、誰かにひっぱられる感触が・・・。あ、やばい。急ブレーキをかけて自転車から飛び降り、あわてて裾をひっぱってみたがうんともすんとも言わない。人ごみなので恥ずかしいけど、誰も見て見ぬ振りで通り過ぎてくれる。後ろのチェーンの中心部に絡み付いたようでひっぱっても巻き戻してもスカートが動かない。サドルにも乗れない中途半端な絡み方で、そのまま近くの自転車屋まで歩いてスカートと自転車をひっぱって行った(というか、自転車の後輪にひっぱられて歩いている状態)。今、私に話しかけないで~!と思っていると「あ、紗知さん。」バレルハウスのお兄ちゃんが声をかけてくれた。「あ、こんにちは~。」と挨拶だけしてさっさと通り過ぎる。私はただ、自転車を降りて押しているだけ・・・と平然を装いながら(汗)。

 「あ~あ、こんなになっちゃって。泥よけがついてないからこうなっちゃうんだよ。切るしか方法ないな。」
 「えっ?切っちゃうの?・・・・ではお願いします(涙)。」

 スカート脱いでパンツ丸見えで帰る訳にもいかず、泣く泣くちょん切ってもらってようやく自転車とくっついていた体が解き放たれた。お気に入りのスカートの裾はギザギザ・・・。とほほ。メガトンマーケットで買った315円だからあきらめよう。

 絡み付いた切れ端をようやく取ってくれたおじさんは「はい、500円」え~~~?お金までとるのか?とほほほほ。泣く泣くスカートより高い500円を払って帰ってきた。

 母も昔、フレアスカートが自転車に絡んで、その場にいた人に助けられた事があった。そのときはスカートまで脱いで(天下の王道で!)親切な方からバスタオルを借りて腰に巻いて帰ってきた。そんな事が2、3回あったので、今は自転車に乗るのすらやめている。さんざんそれを馬鹿にしてきた私・・・。やはり血は争えないのか。

動画とジーパン

2007年05月17日 | 家族の日常
 良太がジーパン持ってやってきた。良太に初めて出会ったのは彼が16歳、ペーパームーンというジャズバー。「16歳?お~、この店のお客では最年少じゃん!」といっきさんも喜び、利樹は自分より一回り年下の若者という事に感動していた。私も不思議なものを見るような感覚にとらわれたもんです。

 当時は不良少年を絵に書いたような危なっかしい少年だった良太もすっかり男らしい、しっかりしたミュージシャンになってきた。16歳で出会ったときも、私たちの演奏にいたく感動し、翌日にサックスを買ってきてペーパームーンで音もろくにでないのに、利樹を相手に演奏するという大胆不敵さ。ナイーブで大胆な感受性を持つ彼を私たちも弟のように可愛がっていたけど、自衛隊に入ったり、病院にお世話になったり危なっかしい良太を心配して、利樹は自分の実家の酒屋でアルバイトさせていた事もあったっけ。

 バイトでお店番をしていた時、子供達に絶大な人気だった。遼介も姪っ子たちもみんな「良太!」と呼び捨て。友達だと思っているんだろうw。当時、良太は家の中でひよこを飼っていたが、だんだん大きく成長してにわとりになり、リンダと名付け、可愛がっていたようだけど、そのリンダが病気で死んでしまった時は本当に落ち込んでいた。

 「おかみさん(利樹の母の事)、リンダが死んじゃったんですよ~(涙)。」「あら、そうなの。」愛知県の実家で鶏を締めてご馳走を作るなんて当たり前に育った、たくましい御母さんは、その日の夕食(まかない)に元気も食欲もない良太に「ヤキトリ」をしっかりと出していた・・・。

 ジーパンを持ってきた、というのは昨年末に良太に頼まれ、彼のバンドで演奏をしたギャラの換わり。良太は自分で作詞作曲しながら歌をうたって、ギターなどを弾く。彼の歌はトムウェイツのようなしゃがれ声でなかなか魅力的なのだ。

 「さっちゃんと永田さんに手伝ってもらいたいんだ。そのかわり、ギャラはリーバイスのジーンズなんだけど・・・。」と言われたら、良太の大事な仕事に駆けつけるのは当たり前。ジーパンはどうでも良かったけど、横で良太大好きの息子まで「ジーパン、俺の分ももらって来てよ!」とけしかけた。そのジーパンがようやく半年後に届いたのだw。

 でも、沢山あるけど履けそうなものが殆どない。赤のジーンズはサイズW24とW25だとぉ??誰がそんな細いの履けるか。私がいくら痩せているからって、それは無理でしょ(涙)。シンデレラのお姉さんの気分。私が履ける28wの501が辛うじてあったのでそれを戴く事にした。「履けなかったら、姪っ子のMちゃんにでもあげて。」と8本もジーンズを置いていった良太・・・。ありがと・・・。(細いジーンズが履けるかた、ご一報くださいw。)

 彼もブログで自分の音楽を無料配信したり、動画を作っている。作品を見せてもらって驚いた。携帯でとってアップしているだけなんだよ。と言ってるけど、たいした才能だ。おばさんたちには真似できません。いいなあ、若いって!ThinkTankのKーbomgやKPTMちゃんとかも機械を上手く使いこなして自分たちの表現活動をしているけど、私なんてPCいじる事だけで一杯一杯。

 私も良太のように動画をブログでアップできないかな~、と思っているのだけどMacだといろいろと不都合な事が多いようで、よく解らない事ばかり。デジカメで撮った動画を容量を小さくするソフトってMac用もあるのでしょうか?どなたかご存知の方がいらしたらぜひ教えてくださ~い。

 子宮良太(こみやりょうた)のサイト、ぜひ一度ご覧ください。ギャギャンゴ「がいこつマスクマン」もネットで話題になっているようです。(このブログの写真は良太のアルバムジャケット/リンダの写真)

良太のブログ
良太のサイトがいこつマスクマン

サムタイム~感動の一日

2007年05月15日 | ライブとミュージシャンたち
 昨日のサムタイムに来て下さったお客様、本当に素晴らしかった。月曜という事もあって、超満員ではなかったが音楽を愛し、私たちの演奏が聴きたくていらっしゃって下さったのが演奏中にひしひしと伝わってきた。

 もともとここのお店はボーカル&ピアノのお店。私が高校生だった頃、昼間サムタイムに授業さぼってコーヒー飲みに行ってたけど、自分がそこに出演するようになるなんて...。

 レンガ造りで暖かい雰囲気の店構えは昔のまま。サックスやドラムが入りだしたのはちょうど私がやらせてもらうようになった頃からだ。お店のオーナーだった(故)野口伊織氏は初代ケン&メリーのケン。ハンサムでお洒落な方でした。彼はドラム入りのバンドが嫌だったようですが、当時の美人女性マネジャーが音楽好きのとてもユニークな方で私やドラマーをちょっとづつ出演させてくれるようになり・・・本当のライブハウスになっちゃった(苦笑)。

 それでも、普通のごりごりライブハウスとは違って、食事やお酒を楽しんでもらうために「スタンダード中心でお願いします。」とか「お誕生日の方がいらっしゃるので、宜しくお願いします。」なんて言われ、happy birthdayも演奏したり。生音で周りを囲むようにお客様が座るので、どこを中心に向いて演奏すれば良いのか最初は戸惑った。1時間を3セットも演奏するので結構体はへとへとになるけど、普段オリジナルばかり演奏しているので15曲もスタンダードを演奏する事は私たちにとってとても良い勉強になっている。

 パーカッションやドラムとは他の場所で沢山演奏しているので、敢えてサムタイムではピアノトリオにこだわろうと思っている。小さな音の響きがハコ全体に鳴り渡るのを自分の耳で確かめながら、丁寧に演奏する事を心がけているのだが、昨日のお客様たちはその息づかいを感じ取っていたかの如く、シーンと、そして良い演奏のあとには熱のこもった拍手を下さった。

 3セット終了してかたづけていると「こんにちは。素晴らしい演奏をありがとうございます。ぼくたちの事覚えていらっしゃいますか?」と声をかけてくれた男女2人組。「あれ?どなたでしたっけ?」悪いけれど、お客様の顔ってなかなか覚えられないw。
「慶応のジャズ研の後輩です。」あ~、って顔は全然覚えていなかったけど、それでも当時の仲間の話で盛上がっていくw。

「あの頃、紗知先輩は雲の上の人って感じで、部室にも近寄りがたかったですよ。」本当?そんな事ないよ~。「どうせ、偉そうだったんだろ。」と横から利樹が突っ込んだ(うるせ~)。

「今日、10年ぶりに福岡から東京に遊びに来たんです。紗知さんの音が聴きたくて思わず大学時代の仲間を誘って来ました。紗知さんの人生が全て音に現れているようで、1ステージ目のバラッドで涙が出てきちゃいました。25年の生き様を一瞬で感じてしまう事ができるなんて、音楽は凄いですね。本当に感動しました。ぜったい福岡にも来て下さいね。」

 とても嬉しい言葉をいただき、感謝です。そんなお客様が沢山いたので、こちらにもビンビン伝わるものがあったのね。なんだか、一瞬も気を抜けない雰囲気だったから熱のこもったライブができたのだと思う。ライブは聴く人と演奏している人、みんなが創り上げるものなのだ、と改めて感じながら家に戻ると一日遅れの『母の日のプレゼントだから!!』というメッセージと共にラッピングされたメロンが机の上にぽつんと置いてあった。いろんな事に感動の一日だった。でも何故メロン・・・???

 おいしいお料理を食べながら,ミュージシャン達の息づかいを背中ごしに感じられる素敵な店です。ぜひサムタイムに一度足をお運びください。

 サムタイムのHP

試合、母の日、六本木

2007年05月14日 | 家族の日常
 荒川区主催による「四区交流野球大会」で朝7時半から河川敷のグランドで応援&お当番だった。河川敷での試合はとても気持ちがいい川風が吹いて、土手によじ登ってはしゃぐ中学生たちがとても可愛かった。我がチーム、イーグルは1回戦はコールド勝ち(?!)、次の決勝戦はコールド負け。といっても、たった4チームだから、一回勝てば決勝なのですw。

 1回戦はこちらも11名、相手チームも12名だがユニフォームが揃っていなくて、寄せ集めチームって感じだ。息子たちのチームが優勢で初回5点、2回目7点、3回目5点、相手を0点に抑えみごとコールド勝ち(17-0)。こんなの初めて。あんまり相手チームが弱いとつい応援したくなる判官びいきもあって、心から喜べなかった。勝つのは嬉しいけど僅差の勝負が一番面白い(贅沢と言うもの?)。

 昼食を土手でピクニック気分でとったあと、2回戦は荒川区で一番の強豪チーム登場。みんな自転車に乗ってやってきた。レギュラーは丸坊主で、遼介のような長髪は一人もいない。ベンチに入れない子供達も土手で見学、ビデオ録画しているお母さん、お父さんまでいる。見かけ通りの強さでコテンパンにやられました(涙)。

 『2年生ばかりのチームなんだから負けて当たり前。これも良い経験、来年は頑張ろうな!』と監督に励まされ帰ってきたのであります。1回戦は勝てて超ラッキー!だったのね。この集合写真は2回戦が始まる直前に慌てて撮った写真です(今のうちに早く撮っておけ、と監督に言われたので)。

 家に戻ってお義母さんに母の日のプレゼントを渡して、今度はドラムワークショップに参加するため、六本木へ向かう。

 私のサックス弟子のYちゃんも講師として参加しているこのワークショップはジェンベを中心に沢山の叩きものが用意されたライブハウスで、みんなで楽しく叩きまくろうという楽しいイベント。素人もプロも関係なく、難しい決め事は一切ない。みんな本当に嬉しそうにリズムを奏でている。太鼓も持参しなくて良いのが嬉しい。

 講師のパーカッショニストたちが実におかしく、面白くリズムを創り出すので参加者たちはお腹を抱えて笑いながらジェンベやシェーカーを振っているのだ。私も真剣にジェンベを叩き過ぎて、途中で手が痛くなりそうで慌てて止めましたw。

 面白ハンサムパーカッショニスト達と可愛いYちゃんの人気もあって、若者達が3,40人くらい毎回集うそうだ。(なんとそのうちの8割が女性!)。気持ち良い太鼓群の中で一人でサックスを吹かせていただける、とあってはホイホイと行きますよ。大好きなパーカッションも叩けるし、好き勝手に演奏もさせてもらえるなんて、こんな幸せな事はめったにありません!ありがとう。楽しかった~。麻呂くん、また喚んでくださいね~。

 演奏後はYちゃんのお母様が北海道からいらしていたので「母の日パーティ」に参加し、大好物の『串あげ』をご馳走になってしまった。弟子に奢ってもらう師匠って一体・・・(汗)。

 明日(今日)は吉祥寺サムタイムなので、ほてった体を早く冷まして寝る事にしよう。濃くて、長くて、ラッキーな母の日が終了した・・・。

息子の「ひげ剃り」

2007年05月13日 | 家族の日常
 「ひげがあまり生えていないですね。」

 あはは~、やっぱりビックカメラの兄ちゃんにも言われたらしい(おばあちゃん情報)。それでもなんでもおばあちゃんに¥4980もするひげ剃りを無理矢理買ってもらった。帰ってすぐ、「最新式のシェーバーだぜ。」得意そうに見せつける息子。かわゆいのう。

 背伸びをしてみたい年頃。私も胸なんか大きくなってないのに(今もだけど)中学生になったらブラジャーを無理矢理買ってもらったっけ・・・。

 ブラジャーで思い出した、胸の大きい友人との会話。
「昔はさ~、せいぜいCカップくらいまでしかなかったのよね。」
「そう、今みたいにFだとかHだとか細かく分かれてませんでしたよ。私なんかおばさん用の帽子みたいな肌色のブラジャーで恥ずかしくて恥ずかしくて・・・胸が大きくて良かった事なんて一つもなかったです(涙)。」
お~、胸がある人はそれなりに悩んでいたのね。知らなんだ。

 息子は嬉しそうにひげ剃りを取り出し、電池を入れてさっそくジョリジョリ。「どこ剃るの?」と横からからかう私を完全に無視し、真剣にそしてあっと言う間に鼻の下を剃り終わった。

「父ちゃんはなんでこんな便利なものを使わないんだよ。」
「いや、カミソリの方が気持ちいいんだ。好きな形に剃る事ができるし。」
「ふ~ん、でも今のひげ剃りは性能がいいんだよ。カミソリの歯ってどのくらいもつの?」
「歯の交換はだいたい一ヶ月に一度だな。まだ毎日使う訳じゃないから箱に入れてしまっておけば?」
男同士の会話だ!いいなあ。そこですかさず
「カミソリの方が母ちゃんも使えるから便利よ。脇毛剃ったりもできるし。」
「おいやめてくれよ、おれのひげ剃りで脇毛剃るのは(怒)!」やばい、内緒だった(汗)。

 あほな母親をあきれ顔でみていた息子が「母ちゃんなんだか、かゆいんだけど。」見ると剃ったばかりの鼻の下が真っ赤になってかぶれてきている。あわてて私のクリームを鼻の下に塗りつけた。ひげ剃り負け・・・。

 当分「ひげ剃り」は洗面所の棚に箱入りでしまわれる事になるだろう。ククク。

ついていけない私

2007年05月12日 | 家族の日常
 mixiで話題にのぼっていたので初めて知ったのだけど、この頃おかしな文字で文章を書く若い人々が増えてきた。カラオケにまで登場してきているそうな。

「サックスゎ大好きデス(☆≧∀)ノシ↑↑ 練習ゎ、まぁ、どっかでできればイィのですが↓↓ こんなぅちですが、ョロシクですぅσ(>∀<*)」

 これをギャル文字というらしい。象形文字かと思った。こんな文章見るとムカムカっとしてくる(おばさんの証拠か)?私の場合はまず、読むのをやめてしまうのだが、自分で真似して打ってみてよくわかったが、小さい文字をPCでうつのは結構難しい。携帯なら半角を選んでおいたり、一度うってしまえば覚えてくれるのだろうけど。

 日本語は一体どうなってしまうのだろう?携帯文化?それにしても、こういうギャル文字は個性を文字で表すために生まれてきたそうな。文章で個性を出せばいい、と私は思うのだが若い人は自分らしさを強調するためにめちゃくちゃなところで小さな文字を使ったり、絵文字を入れる。

 わざと小さい文字にするのは、携帯が読みづらくなった老眼のおじさん、おばさんに対する当てつけか嫌がらせ?絵文字がろくに使いこなせないけど、どこが悪いの?ふん。

 美しい日本語をこよなく愛した久世光彦さんや向田邦子さんたちは天国でお嘆きになっているに違いない。時代に乗り遅れてもいい。ギャル文字は絶対に使わないし認めないぞ、と心に誓う私って間違ってますか?

ライバル出現?

2007年05月11日 | 家族の日常
 日曜の昼間、パガニーニの練習曲を吹いていたら息子が「あの曲じゃん。」と食い付いてきた。私が譜面を見ながらCDを何度も聴いていたので、曲を覚えてしまったようだ。

「俺も吹けるようになるかな、パガニーニ。」
「・・・・・ま、ゆっくりからやればできるんじゃない?母ちゃんだって1年がかりで1曲を完成させようと思っているんだから。」

 息子の中学校では今、麻疹が大流行しており3年生は学年閉鎖中。 1週間、3年のいない部活動を経験しているらしい。もちろん新1年生の指導は2年の遼介たちが行っている。自分には甘く他人には厳しい、私そっくりの息子は友人や1年生をスパルタで教えているに違いない・・・(汗)。

「今、基礎練習ばっかでつまんないんだ。」そうかそうか。じゃあ、譜面をコピーしてあげるから、やれるだけやってごらん、とパガニーニの譜面を見せた。「え~、これってシャープ4つ?やっぱ、いいや。他になんかない?」

 あはは、いきなりパガニーニは無茶だろう、息子よ。でもせっかくのやる気をつぶしたくないので、古いジャズの練習曲集「pattern for jazz」を引っ張りだしてやった。(本当はもっと優しい練習曲集からやらせたいのだが、プライドが異常に高いので難しいものをわざと出したのだ)。

「これなんかどうかな?かなり難しいけど、ひとつづつゆっくり時間をかけて練習すれば高度なテクニックがつくんだけど。」
「お~、よさそうじゃん、調号がなくて。一つづつの音にシャープ、フラットがついているのが俺には向いているんだよ(なんだそりゃ?)。」
 とにかく、1ページ目だけコピーしてあげたらさっそく学校へ持って行ったようだ。うひひ。やれるもんならやってみろ。

 学校で2本吹きやノンブレス、「Pattern for jazz」を練習したりと、かなりおかしな中学生だけど親の背中を見て育ってしまったから仕方ない(汗)。そして何よりも「母ちゃんにできて、俺にできない事はない」というゆるぎなき自信・・・。若いっていいよなあ。私も30歳過ぎるまでそう思って生きてきました(とほほ)。

 「練習曲やってみたけど、2段目まで吹けるようになったぜ。でもブレスする所がむずいな。」と学校から帰って報告してくるのが母としてはとても嬉しい。良きライバルが出現したので、私もさぼってはいられない。気合いを入れ直して練習しようっと。

 ますます親ばかぶりがエスカレートする中、もう一人のライバルが・・・。

 24日は息子の誕生日。
「遼ちゃん、いつひげ剃り買いに行く?」知らない間におばあちゃんにひげ剃りをねだっていたようだ。
「はあ?どこにひげなんかあるのよ?父ちゃんはいまだにカミソリで剃っているのに。つるつるの顔して。」
「るせ~。」
おばあちゃんはすかさず「あら、カミソリは危険だし、ひげ剃りはいつか必要になるのよね~。」

 孫をどんどん甘やかしてくれるおばあちゃん、ひげが生えるかどうかもわかんないのにまだひげ剃りは早いと思いますけどね、私は・・・。


シェケレの神様

2007年05月09日 | 音楽&CD
 パーカッション大好きな私が最近気になっている楽器は「シェケレ」。ひょうたんのまわりにビーズが巻き付けてあって、瓢?をふってリズムをとるとビーズが一緒に動いてジャラッ、ジャラッ、と音がする楽器だ。(口で説明が難しいなあ。)

 まだ若かりし大学生の頃、マーチンというパーカッショニストにサルサとジャズ理論を教えてもらった事がある。そのときにペッカーとゲタ夫さんもいらっしゃって、シェケレの話題になった。

「シェケレのビーズは一つ一つが神様で、アフリカ人たちはとても大事に扱っているんだよ。」
 へ~、そうなんだ。とひたすら感心し、それから気軽にシェケレに触れる事ができなくなって20年・・・。

 昨日のMAUのリハーサル中にコスマスの使っているシェケレに注目。
さち「コスマスの使っているシェケレ、ひょうたんじゃないのね。でも使いやすそう。」
コス「そう、これはファイバー製。」
さち「私もシェケレ、練習してみたいんだけど、あまっているのとかない?」
コス「一番小さいやつでよければ貸してあげるよ。上手になったらあげてもいいよ。」
さち「本当?やった~(まだ上手くなるかもわからないのに)!」

コスちゃん、なんて優しい人だろう。さっそく、コスマスのシェケレで基本を教わることに。神様に触れるチャンスが遂に到来したので、ちょっとドキドキ・・・。

さち「このシェケレのビーズって、本当は『神様』なんでしょ?」
コス「ん??違うよ。これは『オ・カ・ダ・ヤ』(笑)!」

カラフルビーズでできていたこのシェケレは安売り手芸用品店新宿の「オカダヤ」のビーズで作った、コスマス手作りシェケレでした(笑)。オカダヤを知っているドイツ人・・・やはり只ものではない。

写真提供:KPTMちゃん