NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

山菜パーティ (5月6日)

2017年05月10日 | 遊び
今日は初夏恒例の森の中での山菜パーティです。
しかし、予報では午後から雨。
心配しつつ近づく雨雲をレーダー画像で確認し、急いで家を出ました。
森に着くと荷物を下すのもそこそこに、先ずは焚火と雨対策のブルーシート張り。
大面積を覆うにはタープよりブルーシートが効果的でした。
しばらくすると子供達とお母さん達が賑やかに到着。
皆でテーブルやいすの配置を決め荷物を下したちまちパーティの用意が出来上がりました。


早速子供達は森へ探検に消えて行きました。
渡っている丸木橋の上にはいつも新しいクルミの殻が落ちています。
さて、黄色の蓋の大きな缶に宝物が沢山入れられるでしょうか。


賑やかな声が消えてしばらくして追いかけると、森の外れの河原で姿を見つけました。
ハゼやサワガニやカエルを捕まえて大騒ぎをしています。
缶に入れられた獲物は驚き面食らっています。
しかし、無情にも黄色い蓋が閉じられました。
きれいな小石も幾つか入れられたから、缶は振り回さない方が良いと思うよ。


テラスの梯子を上ったり、小屋の近くのブランコで遊んだり。




そして今日の特別メニューはこちら。
参加者のお父さんがツリーテラスを支えるオニグルミの木から小屋前のヒノキにザイルを張ってくれ、それを滑り降りるのです。
大人もワクワクしました。


沢山遊べばお腹は空きます。
持ち寄った料理はどれも美味しく、お腹いっぱい頂いても余るぐらいでした。




心配した雨もほとんど降らず、いっぱい遊びました。
秋にはキノコパーティを計画します。
夏の流しソーメンもどうでしょうか。


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夏休みの子供達2 (8月19日)

2016年08月29日 | 遊び
夏休みの子供達が再び森へやって来ました。
今回は21人です。
前回来た子供達も最初は少し緊張気味です。


そんな子供達には森の機能や不思議について少し話しました。
光合成や空気や水の浄化、多様な生き物の生活、細菌、微生物から鹿やイノシシやフクロウ、人への命の繋がり。
話は出来るだけ簡単に纏めようと努めましたが、子供達の心には届いたのでしょうか。

窮屈な話が終われば自由時間です。
森に張ったテントの中は子供達の秘密基地です。


川遊びをする子供達の歓声が森中に響き渡りました。
ブランコにも夢中です。


工作では笛とバードコールを作りました。




テーブルの上でのお弁当。


焚火でのマシュマロあぶり。


今回も子供達は沢山遊びました。

帰る時間になって持って帰ろうとしたクワガタが見つかりません。
袋からうまく逃げだしたようです。

2人はとてもがっかりです。
また今度捕まえましょう。

森には子供達が良く似合う。
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水遊び (6月11日)

2016年06月17日 | 遊び
東海地方は6月4日に平年より4日早く梅雨入りしましたが、まだ本格的な雨が降りません。
鍋山から流れ下る短い渓流川上川が森の東側を流れています。
この川は上流域のほとんどが急峻の人工林で、ちょっとした雨でも増水し、2年前の大雪で森が荒れたこともあって、森林表土の流出が最近増えています。
今年の少雨は、栄養分が多めで成長した川底の藻を余計に目立たたせています。
本日は森へ親子が二組遊びに来ました。
小さな子供には川遊びです。
川底の小石が藻に覆われていても、流れる水は十分に澄んでいます。
もうずぶ濡れになっても平気な気候になって来たので、思い切り遊べます。
石を積み上げてプールを作りました。


上流まで足を延ばし下るところです。


小石の下からハゼと沢蟹を見つけて素手で捕まえました。


川面にぶら下げるハンモック用支柱設置が少し進展しました。
スリングのトラス構造が荷重を分散する予定です。


森は益々緑が濃くなっています。
杉の木にテイカカズラの小さな花が咲き、甘い香りを漂わせています。
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コシアブラ (4月23日)

2016年04月29日 | 遊び
午前中からどんどん気温が上がり、近くの森での間伐作業では今年初めて大汗をかきました。
午後から森の入り口へ戻り、昼からやって来た子供達と遊びました。
森ではコシアブラが丁度盛りです。
小屋も周りでも沢山見つけました。

昨年に比べて1週間以上早い芽吹きです。

出来たばかりの池にはなかなかカエルも卵を産まないので、他で採取したカエルの卵を池に放しました。


だいぶ安全対策が進んだツリーハウスに皆で上がり、上からの景色を楽しみました。


桐の板にクレヨンで絵を描いて小屋の壁に飾りました。
小屋が少し居心地良くなりました。


シイタケは盛りを過ぎました。
山菜もあと2,3日です。
森は次々と主人公が交代しながら緑の葉で覆いつくされて行きます。
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階段、ビオトープ水路、完成 (4月6日)

2016年04月07日 | 遊び
ツリーハウス用階段が完成しました。
途中に踊り場を挟んで2段にしました。
最上段床まで地上から6mです。
踊り場と最上段は一部ネットで囲み落下防止対策をしていますが、まだ完全ではありません。
したがって、しばらくは立ち入り禁止にします。
良い子は対策が整うまで上ってはいけません。


ビオトープ水路も完成しました。
写真は、左から右へ順に下流へ下りながら上流側を撮っています。


更に続きです。
上の写真同様に左から右へ順に下流へ下りながら上流側を撮っています。
右の最下流部分は池になっています。


写真では水が流れる様子がうまく伝えられません。
是非現地で水辺の心地良さを味わって下さい。
森のあちこちではショウジョウバカマやカタクリも咲いています。
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春分の日、森の音 (3月20日)

2016年03月20日 | 遊び
森の中では色々な音が耳に入ります。

街ではすっかり春めいて来ているのに、森の中は肌寒く焚火がまだ必要です。
この日北風が強く、炎が勢いよく上がり薪がはじけています。



手前から向こう側に、森の中に作ったビオトープ用水路を水がたっぷり流れています。
途中には瀬も淵もあって、良い感じに仕上がって来ました。
まだまだ先まで水路は延びて行きます。


ウグイスも鳴き始めました。
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水路完成!! (3月12日)

2016年03月13日 | 遊び
ビオトープ用水路が完成し森の中に水がやって来ました。
試行錯誤を繰り返してやっとの完成です。
延長約 60m、高低差約 1mの水路になりました。


水量もまずまず。
今は水は直ぐに染み込んで消えてしまいますが、これからゆっくり窪みを踏みしめ水溜りを作っていきます。
今度は子供たちの出番ですね。


この日風が冷たく冷え込みましたが、日差しに力強さが増して来ているので実のなる苗木の植栽も行いました。
川縁の日当りのいい場所に、サクランボ2本、リンゴ2本、カキ1本、オリーブ1本の計6本を植えました。



かなり先になりますが、上手く行けば子供達が大きくなった頃には実を付けてくれるでしょう。
それまで何とか枯れずに大きく育ってほしいものです。

さて、やっと水路が終わりました。
次はクライミングウオールに取り掛かります。
その前に階段も完成させなくては。
そしてその次は。
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水路で苦戦 (3月10日)

2016年03月10日 | 遊び
ビオトープ作りの第1歩でもたついています。
ビオトープを作る場所は早々と決まり、水場予定地の片付けも済んだのですが、水を引くための水路作りに時間がかかっています。
水源とビオトープまでの高低差があまり無いのが最大の問題です。
その結果水源とビオトープとの距離が直線で50m以上になり、ホースやパイプの接続にも問題が発生しています。
試行錯誤を繰り返した結果、ダムもさらに上流に作り直さなくてはならない事が判りました。
写真は最初のダムからの送水状況です。
水は何とか流れる程度です。


ビオトープは写真最右手の杉林端に作る予定です。
これからダムを写真左手の堰堤下に作り直します。
それでも水源とビオトープの高低差が50㎝程度でしょうか。
水量が確保出来ればいいのですが。

ビオトープ作りはなかなか進みませんが、子供達は相変わらず元気に森で遊んでいます。
1本釣りのブランコも大好きです。
これは2月27日の様子です。


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ビオトープやクライミングウオール (2月13日)

2016年02月15日 | 遊び
今年は色々な人達が森へやって来ます。
特に小さな子供達が増えました。
小さな子供達を見ていると、何となくその姿に森の動物達の姿が重なります。
カモシカ、リス、ムササビ、イノシシ、ウサギ、シジュウカラ、アカゲラ。
そんな動物達が森の奥や木の上からこの子供たちの姿を見ているのではという思いにもかられます。
我々美濃の森造隊は、過密な人工林を何とかしたいという思いで間伐活動を始めました。
その後経験を重ね森を取り巻く状況に関する知識も増え、活動の幅を広げつつ現在に至っています。
そして今は「森造り」というコンセプトを固めつつあります。
それは、森に積極的に関わることで森の生き物にも人にも快適な環境を作る事。
森への働きかけは知恵と工夫と人力で行い、決して性急乱暴には行わないこと。
常に森を始めとして自然を学び、森の時間スケールと人間の時間スケールを意識すること。
そして、自然への畏敬の念を忘れ無い事などです。
その具体的な成果が今年はっきりするのではないかと期待しています。
そして色々な人達との出会いから、自分たちだけでは思いつかないアイデアももらっています。
その最近の成果がクライミングウオールとビオトープです。
クライミングウオールはツリーハウスに取り付けようと思います。
ビオトープは小屋と川の間にある窪地に作ろうと思います。
今年はかなり忙しくなりそうです。

2月11日
二家族が名古屋からやって来ました。
やはり子供達に人気なのはブランコかな。
森の中は雪も消え、光の届く範囲が変わり、差す光が力強くなって来ました。


ブランコはこんな揺れ方をします。
落っこちないよう気を付けて。



2月13日
名古屋方面から3人の保育士さんと近所の家族が集まりました。


我々も皆が来る前に小屋の傾きを修正する斜交いを取り付けました。
次回27日の活動日には、三郷の古民家の周囲の竹とヒノキを伐採します。
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ゆきやこんこん あられやこんこん (1月23日)

2016年01月26日 | 遊び
今年新たな試みとして、親子で森造り(森遊び)体験を計画しました。
森造り(森遊び)目的は、森林の不思議や素晴らしさを体験しながら学び、その中で色々な技術や知恵を身に着けて行く事です。
今日はその第1回目の集まりで、7組の親子が集まりにぎやかな一日になりました。

ところが運悪くこの日大寒波が南下して来ました。
しかし、子供達は元気でした。




森の中は寒さが厳しく、昼頃からは雪が降り始めましたが子供達はまったく気にしていません。
ブランコで風を切ってもその風の冷たさを楽しんでいます。
もっと大きな揺れを求めたり、揺れに合わせて飛び乗ったりといつまでも飽きません。

櫓に上って雪を投げたり。


切り捨ててあった竹を振り回して遊んだり。


川で氷を拾って来たり。


バケツの中の氷でテーブルを作ったり。


子供は色々な遊びを作り出しました。

雪の中に座らされた赤ちゃんも平気です。


でもやっぱり手が冷たくなってしまいました。


今日も昨年の夏休み子供イベントで感じた子供達のたくましさと柔軟性を改めて実感しました。

焚火で温めたトン汁(お母さんの一人が作って来てくれました)と定番の焼き芋の昼食後、雪が降り積もる前に今回は早めに解散しました。
次回から森遊び年間計画に沿って月1回程度の活動をして行く予定です。
費用は無料、途中からの参加も不参加も自由です。
興味のある方は連絡して下さい。
詳細日程等をお知らせします。

今年一年の森遊び年間計画はこちらです。
ブログ左サイドバーにもリンクがあります。


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