NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

集材(5月16日)、間伐作業雨で中止(5月17日)

2009年05月18日 | 間伐
予想より少し早く朝9時頃から静に雨が降り始めました。
今日はベンチ天板用の材を山から拓志館に運搬しなければなりません。
今後の日程を考えるとどうしても今日の作業になります。
幸い雨脚はそれ程強くなく,短い時間の作業ならカッパ無しでもそれ程問題は無さそうです。
鍋山の現場に着き車のエンジンを止めると、林道に覆いかぶさるように枝を伸ばしたシデやカエデの広げた新緑を小さく叩く雨粒の音で包まれ、鳥のさえずりがその中を透き通って聞こえてきます。
雨合羽の上だけを着込みヘルメットを被るとそれ程雨も気になりません。
集材中に気になった立木を間伐するために林の中に入るとまだ林内では雨粒が落ちてきません。
明るい林道には絶え間なく雨が降り注いでいます。

林内でじっとしているといつの間にか鳥の声が微かになり雨音だけが回りを包んでいます。
雨脚が少しずつ強くなっているようです。
急がなくては。

ベンチ天板用の材を準備後一旦山を下り、阿木の知人の家で軽トラを借り拓志館に向いました。
阿木へ向う途中、飯沼駅背後を上る岡の途中でツツジに目を奪われました。
雨の中にここだけの鮮やかなオレンジがかった赤色が鮮やかでした。




「なんじゃもんじゃ」の豪華な白色も途中で目にしたのに写真を撮るのを忘れてしまいました。
東濃地方にしか群生しない絶滅危惧種との事ですが、ここではこの季節当たり前に目にするので注意力が散漫になってしまいます。
来週末もまだ白い花が見事だったら、今度こそは写真に残そうと思います。

そして拓志館で余った製材を積み込んで鍋山に運び上げました。
山では雪のために冬の間はテーブル製作現場を拓志館に下ろしたのですが、テーブルセット製作も一段落した事から活動の場をまた山に戻すことにしたのです。
やはり木々に囲まれた中で過ごす時間とそうでない時間を過ごす時間とでは気持ちの良さが間違いなく違います。

運び上げた製材を下ろし、午前中に準備した丸太を急いで軽トラに積み込みました。
末口15cm、長さ2.5mの材は乾燥していてもやっぱり重いものだと実感しました。


再び山を下り、拓志館に材を下ろし、今度は林道入り口へ。
車を返すついでの手土産にここで3m材を積み込みました。
車の持ち主の知人は、以前ツリーハウスを作っているのを紹介しましたが、今は資材小屋を計画中で柱材を集めているからです。


一日中朝から雨は間断無く降っていました。
ようやく集材作業が終了した時には正直ほっとしました。

追伸
翌17日の佐々良木での間伐作業は大雨のため残念ながら中止となりました。

インフルエンザは他人に移さないことも大切です。
Cover your nose with a tissue when you sneeze. Visit www.cdc.gov/h1n1 for more information.
コメント
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