NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

新しい年の始まり (1月4日)

2015年01月08日 | 間伐
年末年始の厳しい寒さ、雪、風は、自然の大きな力を感じさせてくれました。
自然は優しいだけでなく過酷で非情、時間的にも空間的にも人のスケールとは桁違いな存在。
科学や経験の力で見えているものは、実はほんの少しといった存在かもしれません。
今年は、そんな自然の本当の姿をしっかりと見極める姿勢を忘れない年にしたいと思います。
さて、新年最初の活動は1月4日の森の入り口での間伐でした。
周りの森は雪に覆われ、小屋は白く氷り付いていて、見も心も引き締まるスタートでした。
しかし残念な事に新年早々急な仕事で参加出来なくなったメンバーもいて、2人だけでの活動です。
先ずは焚火で1時間ほど温まりながら今年の抱負などを語り、間伐作業を開始しました。
小屋のある平地はほぼ間伐を終了しましたので、これからは林道を挟んだ西側斜面を間伐します。
ここは今まで何度か尾根から下方へ間伐をしていて、これからは林道から上に向かって間伐をして行きます。


林道に近い部分は林道に沿って帯状にギャップがあります。
どうしてそうなっているのかハッキリしませんが、雪やツルでまだ植栽後間もないヒノキが育たなかった場所かもしれません。
光が入りネズミモチやヒサカキ等の低木常緑樹が勢い良く育っているので、下枝を少し刈り密植している部分では間伐しました。

間伐はやはり掛かり木処理が大変です。


倒した後も低木に掛かった材を玉切りしたり枝払いしたりで、何度も斜面を上り下りして汗だくになります。
でも気持ちの良い汗です。

昼食時に焚火に当っていると、久しぶりにメンバーの一人が差し入れを持ってやって来ました。
1年ぶりぐらいでしょうか。
午後は、焚火の火で温まりながらおしゃべりをしていて過ぎてしまいました。

新しい年がスタートしました。
今年は広報にも少し力を入れようと思います。
さて、どんな活動が出来るのでしょうか。

コメント
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