NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

焚き火を囲んで収穫祭 (12月3日)

2011年12月08日 | 自然農
ジャガイモとサトイモがイノシシに食い荒らされた今年の畑作は、その後作物の世話をする意欲を少々失ったこともあり、ほとんど収穫らしいものを得られませんでした。
一方、昨年は真っ先に掘り返された青島さんと杉岡さんが育てていたピーナッツが、今年は無傷で収穫出来ました。
イノシシはかなり気まぐれに畑を荒らしたようです。
最近恵那ではイノシシの被害が急速に増えています。
対策はほとんどが電柵と罠ですが、電柵は管理が大変で、罠で捕ったイノシシを殺すのは恐ろしいと経験者から聞きます。
大型野生動物との付き合い方がまだよく判りません。
近代化が始まる前の先人はどうしていたのでしょう。
そんな色々問題有りの畑でしたが、一応今年の畑作の締めくくりとして収穫祭は開きます。
ところが、週末になると天気が荒れるパターンは続いているようで、またまた土曜日は発達しながら北上する太平洋と日本海の二つの低気圧に挟まれて大荒れの予報。
そして当日は大荒れではないものの時々雨の空模様。
これでは参加者が少なく今年は寂しい収穫祭なのかなと覚悟していましたが、9時には水野さんと初めて参加の安田さん。
10時頃には三宅さん、続いて加藤さん、昼前には宇井さん、そして昼過ぎに天野さんとやって来て、結局総勢7人の賑やかな集まりになりました。
雨は時々強くなり、その都度霧が辺りを包み込みました。
しかし南風が暖かく、焚き火の炎で汗ばむありさま。
師走に入ったというのに、季節感が狂います。
昼食は皆が持ち寄った食材を分け合いました。
本日のメインディッシュは三宅さんが上矢作の実家前の小川で釣ったアマゴでした。






加藤さんは、自分で収穫したサトイモとダイコンを具にした味噌汁を振舞ってくれました。
キイウイもあります。


水野さんはシフォンケーキ。
私はこの畑の隣で拾った栗を焼きました。


雨の合間には山肌に雲がたなびきました。

しかし、人工林で埋め尽くされ色も形も1年中変化しない山肌には息苦しさを感じてしまいます。
周りの山々に広葉樹が復活したらどんなに心安らぐことでしょう。
早く強度間伐で人工林を広葉樹との混交林にしたいですね。



おしゃべりと焚き火で温めたり焼いたりで忙しくしているうちにあっという間に時間が過ぎ、時計の針は3時近くを指していました。
何をしたわけではないのに、いい時間を過ごせました。
きっと焚き火を囲んでのおしゃべりと雨を凌ぐ掘っ立て小屋が良かったのでしょう。
気楽に秋の庭では落ち葉焚きをし、囲炉裏や竈でいつでも身近に火を使える生活は楽しそうです。




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