幼稚園で最後の実践を行いました
校区内の幼稚園で5回目(最後)の実践を行いました。年長クラスの担任の先生が1回目からのレポートを作成してくださったので紹介します。
絵を見て話そう 見る見るの会
出雲市立神門幼稚園 年長 5歳児
第1回 平成24年12月13日 作品 小倉遊亀「径(みち)」東京芸術大学蔵
子どもの気付き
始めに、静かに絵を見る。
・「傘に、物を置く(傘の柄に、ぶら下げてある)」
・「犬に、散歩の時の紐がない」
・「子どもの後ろに犬がいる」
・「真ん中の子どもの、顔が見えない」
・「犬の首輪が、ブルドッグのやつみたい」
・「顔が、見えない」
・「お母さんは顔が見えるけど、子どもは見えない」
○T「あなたは、この人は、子どものお母さんだと思うんだよね」
・「これは、何だろう。お花かな?」
・「犬が、目をつぶってる」
・「お母さんの籠と、子どのも物が違う」
・「籠の中が、上は緑で、下は黄色」
・「逆さ順に(背の高人から)並んでる」→(幼稚園では、低い順に並ぶことが多い)
・「お母さんと子どもの服が、似てるけど違う」
・「お母さんと、子どものスカートから、出てる足の感じが違う」
・「女の子のスカートから黒い物が出てる。スカートの模様?」
・「お母さんと、子どもの靴の色が違う」
・「犬のしっぽが、丸くなってる。何でだろう」
○T「どうしてかな?分かる人」
・「犬さんは、しっぽが、くるくるしてるんだよ」
○T「この絵は、暑いとき?寒い時?」
・「暑い時」 → T「どうして?」
・「半袖だから」
・「傘の持つ所が違う。お母さんは真っすぐで、子どもは曲がってる」
・「お母さんと、子どもの靴が違う。お母さんは、足が出てる。子どもは、隠れてる」
・「(傘の持ち方)お母さんは、真っ直ぐ持ってるけど、子どもは斜めに持ってる」
・「傘の色が違う」
・「傘の棒(柄)の色が違う」
・「カバンの紐が、お母さんは太くて、子どもは細い」
・「お母さんのサンダルに、ボタンが付いてる」
・「お母さんは、後ろに髪がある。子どもは、後ろに髪がない(刈り上げ)」
・「犬が、しっぽを巻いているのは、汗を拭いてるからだよ」
・「靴が違うし、色も違う」
○T「この人たちは、何をしているのかな?」
・「お買い物の、帰りだよ」
【園児の様子で気付いたこと】
今日は、初めての絵画鑑賞会だった。初めて見る絵を、興味深そうに見入る様子が見られた。
発言する場面では、友達の言葉や春日先生の問いかけなど関係なく、自分が気付いたことを、それぞれが話していた。学級での振り返りの時間に、自分から発言をすることが少ない子どもが、進んで手を挙げて発言しており、見ることで、様々なことを感じ、伝えたい、話したいと感じている様子が伺えた。
担任の先生はきちんと担任クラスの園児の発言を記録に取ってくださっていて、今日3回目のものまでいただきました。順次紹介していこうと思います。園児たちは回を追うごとに発言できるようになっていったようです。
今年度の実践は今回で終わりでしたが、来年度も継続していただけるようにお願いしました。最後に修了証を渡しました。みんなうれしそうに受け取ってくれて、5回やらせていただいて本当に良かったと思いました。
校区内の幼稚園で5回目(最後)の実践を行いました。年長クラスの担任の先生が1回目からのレポートを作成してくださったので紹介します。
絵を見て話そう 見る見るの会
出雲市立神門幼稚園 年長 5歳児
第1回 平成24年12月13日 作品 小倉遊亀「径(みち)」東京芸術大学蔵
子どもの気付き
始めに、静かに絵を見る。
・「傘に、物を置く(傘の柄に、ぶら下げてある)」
・「犬に、散歩の時の紐がない」
・「子どもの後ろに犬がいる」
・「真ん中の子どもの、顔が見えない」
・「犬の首輪が、ブルドッグのやつみたい」
・「顔が、見えない」
・「お母さんは顔が見えるけど、子どもは見えない」
○T「あなたは、この人は、子どものお母さんだと思うんだよね」
・「これは、何だろう。お花かな?」
・「犬が、目をつぶってる」
・「お母さんの籠と、子どのも物が違う」
・「籠の中が、上は緑で、下は黄色」
・「逆さ順に(背の高人から)並んでる」→(幼稚園では、低い順に並ぶことが多い)
・「お母さんと子どもの服が、似てるけど違う」
・「お母さんと、子どものスカートから、出てる足の感じが違う」
・「女の子のスカートから黒い物が出てる。スカートの模様?」
・「お母さんと、子どもの靴の色が違う」
・「犬のしっぽが、丸くなってる。何でだろう」
○T「どうしてかな?分かる人」
・「犬さんは、しっぽが、くるくるしてるんだよ」
○T「この絵は、暑いとき?寒い時?」
・「暑い時」 → T「どうして?」
・「半袖だから」
・「傘の持つ所が違う。お母さんは真っすぐで、子どもは曲がってる」
・「お母さんと、子どもの靴が違う。お母さんは、足が出てる。子どもは、隠れてる」
・「(傘の持ち方)お母さんは、真っ直ぐ持ってるけど、子どもは斜めに持ってる」
・「傘の色が違う」
・「傘の棒(柄)の色が違う」
・「カバンの紐が、お母さんは太くて、子どもは細い」
・「お母さんのサンダルに、ボタンが付いてる」
・「お母さんは、後ろに髪がある。子どもは、後ろに髪がない(刈り上げ)」
・「犬が、しっぽを巻いているのは、汗を拭いてるからだよ」
・「靴が違うし、色も違う」
○T「この人たちは、何をしているのかな?」
・「お買い物の、帰りだよ」
【園児の様子で気付いたこと】
今日は、初めての絵画鑑賞会だった。初めて見る絵を、興味深そうに見入る様子が見られた。
発言する場面では、友達の言葉や春日先生の問いかけなど関係なく、自分が気付いたことを、それぞれが話していた。学級での振り返りの時間に、自分から発言をすることが少ない子どもが、進んで手を挙げて発言しており、見ることで、様々なことを感じ、伝えたい、話したいと感じている様子が伺えた。
担任の先生はきちんと担任クラスの園児の発言を記録に取ってくださっていて、今日3回目のものまでいただきました。順次紹介していこうと思います。園児たちは回を追うごとに発言できるようになっていったようです。
今年度の実践は今回で終わりでしたが、来年度も継続していただけるようにお願いしました。最後に修了証を渡しました。みんなうれしそうに受け取ってくれて、5回やらせていただいて本当に良かったと思いました。