ブログの更新がなかなかできず、すっかりご無沙汰している間に季節は変わり、梅の花の香りのかぐわしさに心奪われる今日この頃、よく目を凝らすと、桜の花もちらほら咲き始めているようです。
教員は、この時期、卒業式だったり、年度末の成績処理だったりと、目が回るように忙しいです。師走は12月ですが、本当の師走は3月ではないかと思います。
その上、私は高校時代からの友人をガンで失ってしまいました。ガンと知っていながら、便りのないのを元気な証拠と勝手に決めて、連絡も取らずにいた内に、すっかりガンは進行し、彼女の命を奪ってしまいました。心残りな春を迎えることとなりました。
でも、くよくよしていては彼女の供養になりません。幼児教育を大学時代に専攻していた彼女の分も、幼稚園での実践を今後も続けていこうと思っているところです。
では、長らくお待たせしましたが、幼稚園での実践の2回目の報告を行おうと思います。この記録も年長組の担任の先生が起こしてくださったものです。
鑑賞作品はピカソの「白いドレスの少女」です。短髪のネイティブ・アフリカと思われる女の子が白いハトを胸に抱いて立っている作品です。
どんな対話が展開されたのか、ご覧ください。
絵を見て話そう みるみるの会
出雲市立神門幼稚園 年長 5歳児
第2回 平成25年1月28日
子どもの気付き
・「(部屋の隅)オレンジ色に見える」
・「何か、動物を持ってる」
・「空なのに、月や星が見えない」
・「絵に字が書いてある」
・「虹色のボールがある」
・「手の下から、何か降りてきている」
・「ボールが転がっているけど、拾わないのはどうして?」
・「何かあるけど、わからないな。これは何?」
・「りぼんじゃないかな?」
・「(服が一部黒くなっている所)これは何で?」
・「陰で黒い?」
・「リボンの所だよ」
・「リボンが、こっち(右)には見えないけど、こっち(左)にはあるよ」
・「ドレスなのに長袖だよ」
・「ボールの所、2つ同じ色がある」
・「女の子なのに、髪が短い」
・「白い靴だけど、ドレスの色と、少し違う(黄色)」
・「ドレスと靴と、全部、白だよ」
・「後ろの色が、青」
○T「どこに、いるの?」
・「家」
・「部屋の中だよ。ボールが転がっているのは、おもちゃだよ。壁が、空の色の壁」
・「(左上)オレンジ。(右上)黄色に見える」
○T「何処だと思いますか?」
・「家の中だと思う」 → T「どうして?」 → 「網を持ってないから」
・「外だと(壁に)字が書けない。(作家のサイン)」
・「ドレスが、全部、白」
・「リボンのここんとこだけ、床と同じ色」
○T「何で?」
・「破れてるから?」
・「鳩のしっぽが、三角の模様みたい」
・「リボンが、くっついているんじゃなくて、岩が隠れているみたい」
○T「部屋の中で、何してる?」
・「写真を撮るのに、ポーズをしている」
・「遊んでいる所。ボールで遊んでいる」
・「鳥のおもちゃで、遊んでいる」
・「部屋の中で、靴を履いてるよ」
○T「家なのに、靴を履いているのは、何で?」
・「靴の模様の、スリッパなんじゃない?」
・「足の裏の所が、きれいだから」
・「靴の模様の靴下だから」
・「上靴だから」
○T「最後に、言いたい人」
・「お家の中なのに、どうしてドレスを着ているのかな?」
・「誰かの結婚式に行く前に、家で写真を撮ってから行くんじゃないの?」
・「ままごとごっこをしているんじゃないの」
【園児の様子で気付いたこと】
春日先生の「家の中なのに、どうして靴をはいているの?」という問いかけに、「靴下の柄」「上靴」と、答えていた。自分の生活経験の中で、考えたり感じたりしている様子から、生活の中で、いいろいろな経験をさせることの大切さを、改めて感じた。
園児たちは、仲間の言葉は聞いているが、そのことにつなげて考えていくことにはまだ困難があり、自分の言いたいことが先に立ちました。でも、同じことに関する疑問には自分の意見を言えるようになってきていました。2回目とは思えないような、進歩がありました。この先3回の実践が楽しみでした。次回は、3日目の報告を行います。
では、また!!
教員は、この時期、卒業式だったり、年度末の成績処理だったりと、目が回るように忙しいです。師走は12月ですが、本当の師走は3月ではないかと思います。
その上、私は高校時代からの友人をガンで失ってしまいました。ガンと知っていながら、便りのないのを元気な証拠と勝手に決めて、連絡も取らずにいた内に、すっかりガンは進行し、彼女の命を奪ってしまいました。心残りな春を迎えることとなりました。
でも、くよくよしていては彼女の供養になりません。幼児教育を大学時代に専攻していた彼女の分も、幼稚園での実践を今後も続けていこうと思っているところです。
では、長らくお待たせしましたが、幼稚園での実践の2回目の報告を行おうと思います。この記録も年長組の担任の先生が起こしてくださったものです。
鑑賞作品はピカソの「白いドレスの少女」です。短髪のネイティブ・アフリカと思われる女の子が白いハトを胸に抱いて立っている作品です。
どんな対話が展開されたのか、ご覧ください。
絵を見て話そう みるみるの会
出雲市立神門幼稚園 年長 5歳児
第2回 平成25年1月28日
子どもの気付き
・「(部屋の隅)オレンジ色に見える」
・「何か、動物を持ってる」
・「空なのに、月や星が見えない」
・「絵に字が書いてある」
・「虹色のボールがある」
・「手の下から、何か降りてきている」
・「ボールが転がっているけど、拾わないのはどうして?」
・「何かあるけど、わからないな。これは何?」
・「りぼんじゃないかな?」
・「(服が一部黒くなっている所)これは何で?」
・「陰で黒い?」
・「リボンの所だよ」
・「リボンが、こっち(右)には見えないけど、こっち(左)にはあるよ」
・「ドレスなのに長袖だよ」
・「ボールの所、2つ同じ色がある」
・「女の子なのに、髪が短い」
・「白い靴だけど、ドレスの色と、少し違う(黄色)」
・「ドレスと靴と、全部、白だよ」
・「後ろの色が、青」
○T「どこに、いるの?」
・「家」
・「部屋の中だよ。ボールが転がっているのは、おもちゃだよ。壁が、空の色の壁」
・「(左上)オレンジ。(右上)黄色に見える」
○T「何処だと思いますか?」
・「家の中だと思う」 → T「どうして?」 → 「網を持ってないから」
・「外だと(壁に)字が書けない。(作家のサイン)」
・「ドレスが、全部、白」
・「リボンのここんとこだけ、床と同じ色」
○T「何で?」
・「破れてるから?」
・「鳩のしっぽが、三角の模様みたい」
・「リボンが、くっついているんじゃなくて、岩が隠れているみたい」
○T「部屋の中で、何してる?」
・「写真を撮るのに、ポーズをしている」
・「遊んでいる所。ボールで遊んでいる」
・「鳥のおもちゃで、遊んでいる」
・「部屋の中で、靴を履いてるよ」
○T「家なのに、靴を履いているのは、何で?」
・「靴の模様の、スリッパなんじゃない?」
・「足の裏の所が、きれいだから」
・「靴の模様の靴下だから」
・「上靴だから」
○T「最後に、言いたい人」
・「お家の中なのに、どうしてドレスを着ているのかな?」
・「誰かの結婚式に行く前に、家で写真を撮ってから行くんじゃないの?」
・「ままごとごっこをしているんじゃないの」
【園児の様子で気付いたこと】
春日先生の「家の中なのに、どうして靴をはいているの?」という問いかけに、「靴下の柄」「上靴」と、答えていた。自分の生活経験の中で、考えたり感じたりしている様子から、生活の中で、いいろいろな経験をさせることの大切さを、改めて感じた。
園児たちは、仲間の言葉は聞いているが、そのことにつなげて考えていくことにはまだ困難があり、自分の言いたいことが先に立ちました。でも、同じことに関する疑問には自分の意見を言えるようになってきていました。2回目とは思えないような、進歩がありました。この先3回の実践が楽しみでした。次回は、3日目の報告を行います。
では、また!!