「福井の経済~福井県はなぜ豊かなのか~」(松原淳一著)という本が興味深いので少しご紹介。
福井は、面積では34位、人口では80万人と43位の小さな県ですが…
・経済企画庁が1998年まで公表していた「豊かさ指標」では5年連続日本一
・2011年好評の法政大学幸福度指数研究会の都道府県別幸福度ランキングでも日本一
・大企業の数は全国45位と少ないが、人口当たりの社長輩出数、事業所数は日本一(それぞれ2010年、2009年)
・有効求人倍率は全国1位、完全失業率の低さは全国2位(それぞれ2011年、2010年)
・夫婦共働き世帯比率(2005年)全国1位
・世帯主の収入は全国26位だが、世帯全体の実収入は全国1位(2010年)
・世帯当たりの生命保険現在高は全国1位、自動車所有台数は全国2位(2009年)
・持ち家比率は全国3位(2008年)
など、一つ一つの企業や個々の労働者単位では目立たなくても、世帯全体や地域の指標では、全国トップクラスと言えます。
また、
・中学3年生の学力、小学5年生の体力は全国1位
・人口千人あたりの生活保護を受けている人の数 全国46位
というデータもあるそうです。