前回の日記で、福井県は実はスゴイ点がたくさんあるんだということを示しましたが、なぜ福井は豊かなのか、「福井の経済」の著者はこのように述べています。
・家計・・・三世代同居や親の近くに住み、夫婦共働きのフルタイムで働く
・企業・・・中小企業が集積し、分業により産地を形成
・家計と企業・・・企業は高くない賃金と転勤の少ない職場を家計に提供し、家計はフルタイムの共働きで勤勉な労働力を低コストで提供
という「勤勉と絆を特徴とする社会」というのが、福井の豊かさの背景にある。
たしかに、
・生活保護を受けている人の人口当たりの少なさ(全国2位)や
・要介護認定を受けている高齢者の比率が低いこと(65-75歳)
・子供を産みやすい(出生率全国7位)
という「住みよさ」も、「勤勉と絆」によるところが大きいのかもしれませんし、
・子供の学力・体力が高い
というのも、家庭が経済的に安定していることが良い影響を及ぼしているのでしょう。