今日は生協の生産者を訪ねるツアーに先週に続いて参加しました。
まず訪れたのは、福井市街から10分ほどの直売所「ほやほや」。農業生産だけでなく、加工やレストラン・直売所など、付加価値を高める6次産業化に取り組んでいて、旅行会社のバスツアーを直売所に呼び込むのにも積極的です。一般向けにも、もちつきをやったり、市内のホテルと提携して野菜を使った試食会をやったりしています。以前も、何回か買い物や地場野菜を使ったランチを食べに来たことがあります。
今日は、直売所裏の農場なども少し見せてもらいました。
こちらは、ハウスの中にあるブドウ木の若木。生食用の巨峰や瀬戸ジャイアントなどを作っているとのこと。そのまま口に入れるものだから、防虫剤や種なしブドウを作るためのジベレリンを使ってないそうです。そもそもブドウは日当たりが良くて水はけが良いところを好むので、湿気が多くて隣は水田という福井の環境は好ましくないのに、いろいろと工夫して取り組んでいることがわかりました。
ブドウの話を聞いていると、山梨のブドウ農家さんのところで2年ほどちょこちょこお手伝いしていた身として、またやりたくなってきました。今年も牧丘のおいしいブドウを食べるために遠征するか考えています。。。
その後は、あわら市の山岸農園へ。夏は、坂井丘陵特産のマルセイユメロンやスイカを作っているそうですが、今はこちらも「本来は生産に適しているとはいえない」イチゴを作ってます。福井の冬は晴れの日が少ないし、気温も低いので、太平洋側などのイチゴ産地に比べると、作れる品種も限られるし、苦労も多いようです。
こちらは、土壌栽培より衛生的で収穫作業などの姿勢も楽な水耕栽培でやっています。関東では12月頃から始まるイチゴの食べ放題もこれからやるようです。
あたりまえですが、所変われば農業のやり方もいろいろ変わるし、そのための工夫も様々にされている、ということを感じました。