久しぶりにぶどう畑の手入れのため、山梨市の牧丘に行きました。昨年9月の収穫祭以来、約5カ月ぶりです。(これまでの活動はこちらhttp://blog.goo.ne.jp/hatake_gakko/c/e94f3406ecdcaf56840122cf6642a388)
冬のぶどうの丘は、すっかり木々の葉っぱが落ちて、寒々しい感じです。この時期は、四方八方に伸びたぶどうの木の枝を選定し、今年の夏に備えます。
今回の作業は、古くなったいくつかのぶどうの木を伐るとともに、そのまま残す木でも、枝を思いきって短くすることで、それぞれの枝に、「自分が枝の先頭だから伸びなきゃ」という気持ちにさせるためのもの。
ぶどう農家のお父さんが、チェーンソーで植え替える木の幹と周辺の太い枝を切っていくので、我々は切り跡の周辺にある、誘引用のワイヤーに絡みついた枝を払いとったり、伐り払ったりしていきます。
単純そうな作業なのですが、ぶどうは蔓を四方八方に伸ばしているため、残すべき木から伸びてきた枝を間違って切ってしまわないように、伐るべきものはこの枝でいいのかと、伐り跡から慎重に辿っていかない行けません。また、誘引ワイヤーを一緒に伐ってしまわないか、気をつける必要があります。
作業前 作業後
ちなみに、切った枝は、畑の隅でトタンをかぶせて簡単に焼き、炭にします。春以降、この炭を地面にすきこむことで、地面に有機分を与えるのはもちろん、湿気を調整したり、消毒・防虫害予防にもなるという効能があるそうです。
久々のぶどう畑での作業でしたが、時折雪がちらつく冬景色の中、空気が澄んでいるからこそよく大きく見える富士山や、雪化粧した周りの稜線を見ながら作業をするのは、気持ち良かったです!(足袋を履いた足が冷たかった!))