CubとSRと

ただの日記

ボケ

2025年02月24日 | 日々の暮らし
 2月12日(水)

 今朝はさほど寒くない。けど手袋をしている手はそれなりに冷たいのが不快だ。「寒くない」のではなく風がないだけなのかもしれない。
 台所は室温2℃。

 散歩から帰ってすぐ習字。
 今日は朝食の片づけをしたら、小休止後、コーヒーを買いに出るつもりだったので、予めセーターを着込んでジャケットだけ着たら出られるようにしておいて、朝食の準備にかかる。
 「朝食の準備」といっても「大したことをするわけではない」。鮭の切れ端を数片焼くだけだ。

 朝食の準備をしながら思い返す。「大したことをするわけではない」と書いたその中身。
 ・今朝5時に炊き上がっていた御飯を茶碗一杯ずつに取り分ける。
 茶碗は五つ。釜に残ったご飯が今朝の朝食となる。茶碗大盛り一杯分。
 これは温かい状態で食べられるよう、釜に残しておく。
 ・5つの茶碗にはそれぞれラップをかけ、冷めたら冷蔵庫に入れられるよう用意。
 ・湯を沸かす。・同時に鮭の切れ端をフライパンで焼き始める。しばらく焼く間、火の通りを能くするために時には蓋をすることもある。
 ・並行してお茶の用意。急須に茶筒から紙パックに入れた茶葉を入れ、湯を注ぐ。
 ・味噌汁の用意。「大したことはしない」即席の味噌汁でも、汁椀に入れる。当たり前、か。
 ・辛子明太子ひと切れ、梅干し一個、それぞれの小さな器に入れる。
 ・納豆準備。
 ・(後回しにして釜の中に置いたままの)茶碗一杯強の御飯を丼茶碗(どんぶりじゃわん)に取り、テーブルに。
 ・最後に朝食後の薬一錠を小皿に用意。

 ・一拝一拍手して朝食を摂る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  「大したことはしてない」けれど、こうやって書き上げてみると結構数多の作業をしている。
 更にはこれらの作業もそれぞれに準備→実行→盛り付け→配膳の4行程があるわけだから、いちいち数え上げたら呆れるほどのことを何も考えず実行しているわけだ。

 これらの「大したことのない『諸作業』のうちの一つ」を思い出せなくなるのが「認知能力の低下」というやつだ。
 その一つだけで大概の作業は混乱し停滞する。そして完成できなくなる。ほんの一つのことなのに。
 百点満点のうちの一つを間違えて99点になってしまった。
 「99点であって百点ではないから駄目!」。
 自分も他人も「百点か零点か」の判断しかしない。
 脳の萎縮が認知症の原因というが、「万物は流転する」「澱めば腐る」。
 「考えることをしない」から「脳が委縮する」のか、それとも「脳が委縮する」から「考えることをしなくなる」のか。
 鶏と卵の関係みたいだが。
 
 
コメント
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