長島充-工房通信-THE STUDIO DIARY OF Mitsuru NAGASHIMA

画家・版画家、長島充のブログです。日々の創作活動や工房周辺でのできごとなどを中心に更新していきます。

88.元清澄山・金山ダムコース山行記

2013-05-14 12:20:45 | アウトドア

今月始め、GWの3日の日に鴨川市元清澄山の金山ダムコースに行って来た。メンバーはいつものとおり『房総の山と自然を歩く会 BOSSO CLUB』のメンバーである。今回は仕事の都合でなかなか参加することができないY氏も加わり4名フルメンバーでの山行となった。最近は土日,祝祭日も絵画や版画の制作に追われレジャーというものに縁遠くなったが、この会の定例山行だけはなんとか参加している。僕のGW中、唯一のレジャーとなった。

この会での元清澄山の山行は昨年の4月末以来ということになる。昨年は君津市側からの三石山コースを南下して、頂上にたどり着いたが、今回は正反対の鴨川市側に位置する金山ダムコースを北上し頂上を目指すことになった。10:17いつもより遅めに登山口に到着。スタート地点となる金山ダムは人造湖だが、静かで美しい景観の場所である。この日は風も弱く、たっぷりと水をたたえた水面にコバルブルーの空が映りこんで美しい。車を降りて身支度をしているとヒタキ科の野鳥オオルリがきれいな声で囀っている。どうやらここはバス・フィッシングのメッカらしく東京や神奈川ナンバーの車が多い。

ダムにかかる赤い橋を渡って出発。Y氏が橋の上から青く澄んだ水面近くに大きなブラックバスの姿を発見した。このコースは一部ガレ場や鎖場を除き『関東ふれあいの道』に含まれ、コース全域が良く整備されていて登り易いのだが、擬木のステップが多く、これが苦手な僕は苦労させられた。それから昨年のコースがなだらかな尾根上のものだったのに比べて以外に高低差がありアップダウンが延々と続くのも特徴だった。それでも新緑の季節、輝くようなリーフグリーンと次々に美声を聴かせる夏鳥たちに励まされながらの山行となった。オオルリを始め、キビタキ、センダイムシクイ、ヤブサメなど低山を代表する野鳥たちの声が奥深い谷筋に響き渡っていた。

コース上の広場で昼食、14:15にモミなどの原生林に囲まれた元清澄山の山頂にたどり着いた。展望はないがロングコースを進んで来たせいか達成感がある。ほぼ一年ぶりの山頂で大休止のティータイムとした。この山はいくつかの登山コースがあるが山が深いためどこから登ってもアプローチが長い。下山は車利用なので元来た道をもどる形となる。帰りはさすがに足取りが軽くなるのかK氏、Y氏はトレランでもするかのようにハイピッチで進んで行く。マイペースの僕とM氏はゆっくりとついて行ったが、17:35にはもとの赤い橋にたどり着いた。低山ウォーキングにはベストシーズン。陽光をたっぷりと浴び風景、植物、野鳥を堪能して下界に帰って来た。画像はトップが金山ダム風景。下が山道付近に咲いていたヤマツツジとコース途中からの眺望。