国内唯一のバードウォッチングの月刊誌『BIRDER・バーダー』(文一総合出版)の8月号特集記事『概説 空想鳥類学』に「世界幻鳥図鑑」と題して寄稿した。文章は連載でもタッグを組んでいたS女史。僕は絵の方を担当した。
このBIRDER誌、ふだんは硬派でマニアックな野鳥観察者のための雑誌で、野鳥の生態や観察地、野鳥写真の撮影方法などを紹介している。僕がこの雑誌に連載などで関わり始めてから早いもので18年が経った。この間に特集への寄稿も5回ほどあった。最近では毎年8月号の特集記事だけは編集部で冒険をすると決めているとのことである。今回、編集担当のT女史からの依頼内容は「古から世界中に伝承される幻鳥をカラー6ページの中に図鑑風に構成してほしい」というものだった。
以前、文章のS女史とは、こうした内容で同誌に「伝説の翼」という連載を3年程続けた。絵は元々、イラストレーションとしてではなく画廊などで新作として発表する絵画作品として制作していたもので、この時のものと今秋の新作絵画個展に向けて制作している作品を合わせた形で寄稿している。合計で東西世界に分布する「幻鳥」を13種類載せてもらった(詳細は8月号誌面をご覧ください)。元々、世界中の人々が空想で伝えてきた「幻鳥」である。S女史の文章の方は「図鑑風の構成」ということに苦労していたようだが、何とかうまくまとめてくれた。
たとえばハリーポッター・シリーズに登場する「グリフォン」であれば分類の表記を「キメラ目・獣鳥科」、東洋を代表する「鳳凰」であれば「神鳥目・不死鳥科」という風に創作しているのである。そして13種それぞれに、起源、生息地、形態、生態、モデルとなった鳥、類似種などの解説を付けている。こちらも全て創作によるものである。さすがに、慶応大学野鳥学部出身と自称するだけのことはある。
ありそうでない特集内容。発売後の読者反応も結構ご好評をいただいているようである。BIRDER8月号は大手書店、Amazon、文一総合出版のネットショップなどから購入することができる。ご興味のある方は是非お手に取ってご覧いただきたい。
画像はトップが特集記事の「世界幻鳥図鑑」トップページ。下が向かって左から同じく記事の別ページ、BIRDER8月号の表紙(部分)。
このBIRDER誌、ふだんは硬派でマニアックな野鳥観察者のための雑誌で、野鳥の生態や観察地、野鳥写真の撮影方法などを紹介している。僕がこの雑誌に連載などで関わり始めてから早いもので18年が経った。この間に特集への寄稿も5回ほどあった。最近では毎年8月号の特集記事だけは編集部で冒険をすると決めているとのことである。今回、編集担当のT女史からの依頼内容は「古から世界中に伝承される幻鳥をカラー6ページの中に図鑑風に構成してほしい」というものだった。
以前、文章のS女史とは、こうした内容で同誌に「伝説の翼」という連載を3年程続けた。絵は元々、イラストレーションとしてではなく画廊などで新作として発表する絵画作品として制作していたもので、この時のものと今秋の新作絵画個展に向けて制作している作品を合わせた形で寄稿している。合計で東西世界に分布する「幻鳥」を13種類載せてもらった(詳細は8月号誌面をご覧ください)。元々、世界中の人々が空想で伝えてきた「幻鳥」である。S女史の文章の方は「図鑑風の構成」ということに苦労していたようだが、何とかうまくまとめてくれた。
たとえばハリーポッター・シリーズに登場する「グリフォン」であれば分類の表記を「キメラ目・獣鳥科」、東洋を代表する「鳳凰」であれば「神鳥目・不死鳥科」という風に創作しているのである。そして13種それぞれに、起源、生息地、形態、生態、モデルとなった鳥、類似種などの解説を付けている。こちらも全て創作によるものである。さすがに、慶応大学野鳥学部出身と自称するだけのことはある。
ありそうでない特集内容。発売後の読者反応も結構ご好評をいただいているようである。BIRDER8月号は大手書店、Amazon、文一総合出版のネットショップなどから購入することができる。ご興味のある方は是非お手に取ってご覧いただきたい。
画像はトップが特集記事の「世界幻鳥図鑑」トップページ。下が向かって左から同じく記事の別ページ、BIRDER8月号の表紙(部分)。