長島充-工房通信-THE STUDIO DIARY OF Mitsuru NAGASHIMA

画家・版画家、長島充のブログです。日々の創作活動や工房周辺でのできごとなどを中心に更新していきます。

174. 2015年・初鳥見

2015-01-19 20:36:04 | 野鳥・自然

暮れから新年にかけていろいろと仕事やら用事が重なりブログが遅れ気味である。そろそろまたがんばって更新を始めることにしよう。

と、いうわけで今回は今年の初鳥見(バード・ウオッチング)の話題。4日、工房近くにある西印旛沼の日入り時間前後に一人MTBに乗って出かけた。ちょうど冬鳥が出揃う季節、いつもの土手、望遠鏡をセットするポイントは決まっている。26年前、この地に移り住んで初めて野鳥を観察に来たのも、この沼のこのポイントである。以来何度訪れたか数えきれない。いつ来ても広い沼の風景はたっぷりと水をたたえていて心を癒してくれるが晩秋から冬の日入り時間は特にお気に入りなのである。その頃と比べれば、沼の南側にチューリップ広場や東京湾から利根川まで続くサイクリング・ロードが開通して訪れる人も増えたが、北東部のこのポイントは人も少なくてまだまだ静かな環境だ。

今日もサイクリング・ロード沿いに3つのポイントを移動しながら双眼鏡と望遠鏡で野鳥を観察して行く。水面に浮かぶカモ類、カイツブリ類。ヨシ原には越冬の小鳥類。時折、上空をタカなどの猛禽類が飛翔する。今年の冬も寒さが厳しいせいか冬鳥たちが元気に賑わっている。今日のスターは水面では23羽を数えた冬羽のカンムリカイツブリ。ヨシ原では一瞬姿を見せてくれたベニマシコの♀。そして猛禽類ではミサゴ、チュウヒ、ハイイロチュウヒが飛翔姿を見せてくれた。

観察記録を付けている野帳(フィールド・ノート)を確認すると合計39種の野鳥を観察していた。時計を見るとそろそろ日入り時間近くになっている。今日は吹く風も弱く穏やかな日で絶好の探鳥日和である。日が傾きかけてくると水面、冬枯れのヨシ原、水鳥たちの群れが夕日で薄ピンク色に染まってきて、例えようもなく美しい景色となる。西側に眼を向けると隣接する新興住宅地の高層マンション周囲が真っ赤に燃えて見える。いつものようにポットに入れてきた熱いコーヒーをすすって冷え切った身体を暖めながら望遠鏡の三脚をたたんだ。「さて、ボチボチ切り上げだ」。

新年から美しい風景を堪能させてくれた沼の竜神様と野鳥たちに感謝!! 画像はトップが沼の杭に羽を休める冬鳥のオナガガモの群れ。下が日入り時間にピンク色に染まる西印旛沼と夕日にシルエットが浮かびあがる高層マンション。

 

      



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1 コメント

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いつもありがとうございます。 (uccello)
2015-01-26 22:28:53
ブロガーのみなさん、今年もマイブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。いいね!をいただいた方々、感謝します。
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