写真:秋空の下、輝く汽笛
今年4/25の復活以来、大人気の「SL人吉」。
僕も運行開始翌日に上り列車にお試し乗車して以来、もう一度じっくり乗りたいものだと思いつつ、指定席券が1ヶ月前の発売と同時に売り切れる異常な人気ぶりが続いているためにきっぷが手に入らず困ったものだと思っていたのですが、この程とうとう下り列車に空席を見つけて指定席券をゲットできました!
本日、また乗ってきました「SL人吉」!
平成21年10月11日
熊本駅、朝9時前。
SL人吉は車庫の熊本車両センターから回送されてきます。
熊本駅は現在新幹線乗り入れ工事の真っ最中で手狭な上に、SL人吉は行き止まり式の豊肥本線用0番のりばに据え付けられるので、機回し(機関車を付け替える)の手間を省く為か逆向きのままでディーゼル機関車に牽引されて来ます。
熊本駅近くの百貫踏み切りで以前、このSL回送列車を“見る鉄”したことがありますが、こんな感じです。
一旦、鹿児島本線上り線に入ったSL回送列車はDLを切り離して、構内を出て行きます。
改めて、SLに推進されて0番のりばに入線。
駅構内の配線が電車や気動車に対応したものになっているせいか、機関車列車の入線は手間がかかりますが、見ていると楽しい。
熊本駅では発車の30分も前から入線します。
ゆっくりSLを見たり撮影したりできますね。
僕は他の乗客の皆さんが乗ってくる前に、車内を見て回ります。
このSL人吉は、JR九州の特急「つばめ」、「ソニック」、白い「かもめ」、それにねこの駅長「たま」さんで有名なわかやま電鉄の「おもちゃ電車」「たま電車」等を手掛けたことで知られるデザイナー、「ドーンデザイン研究所」の水戸岡鋭治さんがプロデュースした客車の車内も見所の一つなのです。
上が3号車、下は1号車の車内客室。
号車によってインテリアにも個性があります。
座席のモケットも布張りだけでなく、ゴージャスな本革張りの席まであります。
蒸気機関車や鉄道に関する本が揃ったミニ図書館「SL文庫」。
読書好きな人ならここにいるだけで満足かも?
編成両端には展望ラウンジ。
往年の超特急「つばめ」「はと」の1等展望車をイメージしたという、レトロで優雅な空間です。
もはや観光列車というより、着飾った紳士淑女や名士たちが集う社交場のよう。
それでも展望窓の正面に陣取る特等席は、子供用の可愛い椅子だったりするのがいかにも水戸岡さんらしい。
上質で正統な空間にも遊び心を忘れません。
遊び心と言えば、車内の客室パーティションには何と鉄道模型の蒸気機関車が並びます。
背面の照明に照らし出された機関車は影絵のようで、ちょっと幻想的。
こちらはビュッフェのパーティション。
SL人吉グッズに混じって、人吉名産球磨焼酎のミニボトルが並びます。
今や全国的にも稀少な存在となった車内ビュッフェ。
カウンターの奥に掲げられた絵は極彩色の鳳凰でしょうか、SLとビュッフェの健在ぶりをアピールしているかのようです。
さて、ビュッフェは発車前からもう営業しているようです。そうとくれば勿論…
一杯やるしかないですよねぇ(笑)
SL人吉のビュッフェでは2種類の熊本の地ビールを飲むことが出来ます。
これは飲みやすいピルスナー。
展望ラウンジでビールを飲んでいるうちに、09:41に熊本駅を発車。
列車は鹿児島本線を南下していきます。
発車後30分ほどで、有佐駅に運転停車して後続の特急リレーつばめを先行させるために退避します。
その直前、通過するこの場所が昨日までに何度か僕がSL人吉を撮影しに来た場所。
うーむ、田んぼの向こうのあそこから、列車を見送ってた訳だな…
10:33、八代駅到着。
ここから先、列車は肥薩線に入って行きます。
球磨川の流れに寄り添うようにして肥薩線を進み、11:42に一勝地駅到着。ここで10分停車。
機関車の前まで記念撮影に走る人も多いですが、プラットホーム上では地元の名産品が売り出されこちらも買い物客で大賑わい。
僕はどちらにも参加せず、駅構内を歩いて隣のプラットホームまで散歩してゆっくり「見る鉄」。
一勝地を出ると、終着の人吉駅まではもうすぐです。
その後、車内ではSLクイズ大会も開かれ人吉駅到着まで大いに盛り上がり楽しめました(SLクイズの出題から、SL人吉で使用しているのはインドネシア産の石炭だという事を初めて知りました。オーストラリア産より質が良いので燃えかすが出ず、八代駅で停車中に予定していたピットへの燃え殻落としの必要が無くなったそうです。)。
SL人吉は12:13に無事、人吉駅に到着。
ここで「もう一つの水戸岡デザイン列車」に乗り換えます。
→秋の乗り鉄'09 KUMAに乗って百年レイル観光フェスタに行こう!に続きます
今年4/25の復活以来、大人気の「SL人吉」。
僕も運行開始翌日に上り列車にお試し乗車して以来、もう一度じっくり乗りたいものだと思いつつ、指定席券が1ヶ月前の発売と同時に売り切れる異常な人気ぶりが続いているためにきっぷが手に入らず困ったものだと思っていたのですが、この程とうとう下り列車に空席を見つけて指定席券をゲットできました!
本日、また乗ってきました「SL人吉」!
平成21年10月11日
熊本駅、朝9時前。
SL人吉は車庫の熊本車両センターから回送されてきます。
熊本駅は現在新幹線乗り入れ工事の真っ最中で手狭な上に、SL人吉は行き止まり式の豊肥本線用0番のりばに据え付けられるので、機回し(機関車を付け替える)の手間を省く為か逆向きのままでディーゼル機関車に牽引されて来ます。
熊本駅近くの百貫踏み切りで以前、このSL回送列車を“見る鉄”したことがありますが、こんな感じです。
一旦、鹿児島本線上り線に入ったSL回送列車はDLを切り離して、構内を出て行きます。
改めて、SLに推進されて0番のりばに入線。
駅構内の配線が電車や気動車に対応したものになっているせいか、機関車列車の入線は手間がかかりますが、見ていると楽しい。
熊本駅では発車の30分も前から入線します。
ゆっくりSLを見たり撮影したりできますね。
僕は他の乗客の皆さんが乗ってくる前に、車内を見て回ります。
このSL人吉は、JR九州の特急「つばめ」、「ソニック」、白い「かもめ」、それにねこの駅長「たま」さんで有名なわかやま電鉄の「おもちゃ電車」「たま電車」等を手掛けたことで知られるデザイナー、「ドーンデザイン研究所」の水戸岡鋭治さんがプロデュースした客車の車内も見所の一つなのです。
上が3号車、下は1号車の車内客室。
号車によってインテリアにも個性があります。
座席のモケットも布張りだけでなく、ゴージャスな本革張りの席まであります。
蒸気機関車や鉄道に関する本が揃ったミニ図書館「SL文庫」。
読書好きな人ならここにいるだけで満足かも?
編成両端には展望ラウンジ。
往年の超特急「つばめ」「はと」の1等展望車をイメージしたという、レトロで優雅な空間です。
もはや観光列車というより、着飾った紳士淑女や名士たちが集う社交場のよう。
それでも展望窓の正面に陣取る特等席は、子供用の可愛い椅子だったりするのがいかにも水戸岡さんらしい。
上質で正統な空間にも遊び心を忘れません。
遊び心と言えば、車内の客室パーティションには何と鉄道模型の蒸気機関車が並びます。
背面の照明に照らし出された機関車は影絵のようで、ちょっと幻想的。
こちらはビュッフェのパーティション。
SL人吉グッズに混じって、人吉名産球磨焼酎のミニボトルが並びます。
今や全国的にも稀少な存在となった車内ビュッフェ。
カウンターの奥に掲げられた絵は極彩色の鳳凰でしょうか、SLとビュッフェの健在ぶりをアピールしているかのようです。
さて、ビュッフェは発車前からもう営業しているようです。そうとくれば勿論…
一杯やるしかないですよねぇ(笑)
SL人吉のビュッフェでは2種類の熊本の地ビールを飲むことが出来ます。
これは飲みやすいピルスナー。
展望ラウンジでビールを飲んでいるうちに、09:41に熊本駅を発車。
列車は鹿児島本線を南下していきます。
発車後30分ほどで、有佐駅に運転停車して後続の特急リレーつばめを先行させるために退避します。
その直前、通過するこの場所が昨日までに何度か僕がSL人吉を撮影しに来た場所。
うーむ、田んぼの向こうのあそこから、列車を見送ってた訳だな…
10:33、八代駅到着。
ここから先、列車は肥薩線に入って行きます。
球磨川の流れに寄り添うようにして肥薩線を進み、11:42に一勝地駅到着。ここで10分停車。
機関車の前まで記念撮影に走る人も多いですが、プラットホーム上では地元の名産品が売り出されこちらも買い物客で大賑わい。
僕はどちらにも参加せず、駅構内を歩いて隣のプラットホームまで散歩してゆっくり「見る鉄」。
一勝地を出ると、終着の人吉駅まではもうすぐです。
その後、車内ではSLクイズ大会も開かれ人吉駅到着まで大いに盛り上がり楽しめました(SLクイズの出題から、SL人吉で使用しているのはインドネシア産の石炭だという事を初めて知りました。オーストラリア産より質が良いので燃えかすが出ず、八代駅で停車中に予定していたピットへの燃え殻落としの必要が無くなったそうです。)。
SL人吉は12:13に無事、人吉駅に到着。
ここで「もう一つの水戸岡デザイン列車」に乗り換えます。
→秋の乗り鉄'09 KUMAに乗って百年レイル観光フェスタに行こう!に続きます