天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

HAYABUSA - Zuruck zur Erde ~ドイツ宇宙紀行 2012初夏~ その1:出発、出国、離陸!

2012-05-08 | 旅行
Planetarium Hamburg


今年(2012年)のゴールデンウィークは、ドイツへ行って来ました。
つい数カ月前の年末年始休暇にもドイツに行って、ベルリンで新年を迎えたばかりなのですが、立て続けのドイツ渡航です。
その時の旅行記はこちら遙かなり、ペーネミュンデ 2011-2012東ドイツ・ポーランド紀行

前回は主に旧東ドイツ、ポーランドとの国境地帯にある「ロケットの聖地」ペーネミュンデを中心に、
ドイツに残る“宇宙ロケット遺産”とも言うべき趣深い歴史を秘めた場所を訪れたのですが、
今回はドイツ北部内陸の港街ハンブルグを起点に列車に乗って、南ドイツはバイエルンの州都ミュンヘンや
ライン川・ネッカー川の畔の街マンハイム、シュパイヤーといった街を巡りました。
そして、これらの街々に点在する博物館群を訪問してきました。

ドイツ人はみんな博物館が大好きで、そして思い入れがあるのでしょうね。
ドイツ国内各地には大小様々、数えきれない程の博物館があり、そのどれもが凄まじいまでに充実した展示・収蔵を誇っているようです。
その中でも今回は、主に宇宙とそれに関連した展示を行なっている博物館を幾つか選んで見て回りました。
そして、旅のゲートポジションとなった街ハンブルグにあるプラネタリウムで、
僕の大好きな小惑星探査機「はやぶさ」の旅の軌跡を描いた作品…
HAYABUSA - Zurück zur ErdeHAYABUSA-BACK TO THE EARTH-ドイツ語版)
を鑑賞することが出来ました。

太陽系を駆け巡った「はやぶさ」のように寝台特急City Night Lineや超高速列車ICEを乗り継いでドイツ国内を縦断し、
珠玉の博物館とプラネタリウムを渡り歩いた旅の想い出を、写真を並べた日記のように綴ってみようと思います。
暫し、旅日記にお付き合いを…


2012年4月27日(金曜日)

今年のゴールデンウィークは曜日の配列が良く、開始日が週末と重なるので、仕事を終えた金曜日の夜に自宅を出発します。
先ずは熊本駅から九州新幹線「つばめ」号に乗って、博多駅へ。


新800系「つばめ」の車内は豪華絢爛、純和風の茶室スタイル。
客室の金箔張りの壁が有名ですが、運転席の前の壁は無垢の木の一枚板壁で、雄大な桜島の日本画が掲げられています。
これから日本を離れるという時に、名残りのジャポニズムてんこ盛りといった感じでちょっと嬉しいですね。

博多駅到着後、駅前の馴染みのビジネスホテルにチェックイン。
この夜は福岡市内に前泊して、翌朝一番の福岡空港から成田までのフライトに備えます。
大浴場に入ってから、さっさと就寝。


2012年4月28日(土曜日)

早朝5時に起床、すぐにホテルをチェックアウト。
始発の地下鉄で福岡空港へ。

福岡空港の国際線乗り継ぎ専用カウンターで、成田行きANA2142便にチェクイン。
通常ならここで成田から先に乗り継ぐ国際線の便にも直通でチェクイン出来るのですが、今回は成田までのANAとは航空アライアンスが別のKLMオランダ航空利用の為かスルーチェックインが出来ず、成田到着後に改めてKLMのカウンターに並んでチェックインするようにとの事。ちょっと面倒くさい。

福岡空港には、早朝にも関わらず地元在住のTwitter宇宙クラスタのメンバー、くまさんが見送りに来て下さっていました。
宇宙好き仲間に見送られ、励まされる思いで元気に九州を離れます。07:55、ANA2142便離陸。


くまさんがお見送りの後に、僕の乗った飛行機を撮影して下さっていました。
ANA2142便は確か、手前から3機目のボーイング737だった筈…


午前10時前に成田空港第1ターミナル到着後、すぐにKLM864便アムステルダム・スキポール空港行きにチェックイン。最近はエコノミークラスの乗客はカウンターに並ばせてもらえず最初から自動チェックイン機に誘導されるのですね。
タッチパネルを操作して無事にアムステルダムから先のハンブルグまでのチェックインを済ませて、出国。

出国後の手荷物保安検査で、ついうっかり持ってきてしまった練り歯磨きの大チューブが引っかかって泣く泣く廃棄する羽目になったり(でも、一部を胃薬の入っていた小瓶に移して何とか許可を得て機内に持ち込むことに成功(笑))、ちょっとしたハプニングはありましたが、これでもうアムステルダム行きの飛行機に乗るだけです。
でもKLM864は午後便なので暫く搭乗口のラウンジで待つことに。


KLM864便のボーイング777が離陸準備を整えています。
KLMの成田便は確か以前はジャンボジェットのボーイング747だったと思うのですが、最近は国際線でもジャンボに乗れる機会がめっきり少なくなりましたね。

これからシベリアを飛び越えて、自分をヨーロッパまで連れて行ってくれる飛行機の顔を見ながらTwitterで出発の挨拶や叱咤激励を受けたりしている間に搭乗案内が始まり、いよいよ国際線の機内へ。
KLM864便は定刻より10分早発の13:25に成田空港の搭乗ゲートから離れました。

そしてこの時!なんと、Leonaさんが第一ターミナルの展望デッキから僕の乗ったKLM864の離陸を撮影して下さったのです。
以下、Leonaさんの激写ショットを連続で!(※サムネイル画像をクリックすると大きな画像が開きます)





















Leonaさんはこの日、成田からカナダへ出発されるところだったそうで、
ご自分のチェックインを済ませてから大急ぎで第1ターミナルの展望デッキまで撮影に来て下さったのです。
しかもその後、搭乗予定のカルガリー行き便が燃料系統のトラブルを起こして出発が大幅に遅れてしまったとか…
Leonaさん、ありがとうございました!

そして離陸後にもなんと!
5thstarさんが地上からKLM864を激写して下さっていたのです!!




おおー!これはまさしくブルーの機体のKLM機!!


5thstarさんは前回も僕の乗ったルフトハンザ機を地上から激写して下さいましたね
恐るべし、撃墜王!!

名カメラマンたちの熱い見送りを受けて成田を飛び立ったKLM864便は、
東北地方から日本海へ、そしてシベリアへと北上しながら飛び続け、一路ヨーロッパを目指します。

その2:ヨーロッパへの空の旅に続く