運河沿いのカフェから眺める市庁舎 Hamburg
←その8:プラネタリウム・ハンブルグこぼれ話からの続き
プラネタリウム・ハンブルグで念願のHAYABUSA - Zurück zur Erde (HAYABUSA-BACK TO THE EARTH-ドイツ語版)
を見た後、市街地に戻って、夕暮れ間近のハンブルグの街を少し散策。
夏至も近いこの時期、ドイツ北部では日没も遅くなります。
いつまでも暮れない夕暮れに包まれたハンブルグの街は、静かで穏やかな時間が流れていました。
ハンブルグHbf.(中央駅)
ドイツ鉄道(DB)の長距離列車、国際列車や超高速列車(ICE)をはじめ近郊電車(Sバーン)、地下鉄(Uバーン)が集まる、
ハンブルグのターミナル駅です。
ヨーロッパの鉄道駅らしい、高い時計塔がそびえる堂々たる駅舎。
中央駅の近くにある、これも高い塔のある聖ヤコビ教会。
バッハがオルガン奏者の採用試験を受けに来たという、パイプオルガンで有名な教会だそうですが、
あいにく大聖堂の扉は閉められていました。
そしてこれも高い塔がある聖ペトリ教会。
教会の立ち並ぶ区画を歩いて行くと、運河に出ました。
この運河、パナマ運河のように水路を区切って水面を上げ下げする機能を持っているようで、
水面上に見える信号機は船用のものです。
水運と港の街ハンブルグらしい眺めです。
同行していたみーや★さんが、運河の水位が変わる様子を撮影されています。
本当に「小さなパナマ運河」ですね。
運河の向こうには、お昼に来たハンブルグ市庁舎 が見えます。
市庁舎前広場の脇には運河が通っていたのですね。
通りの電柱に貼り出された、これはハンブルグのシティマラソンの告知ビラ。
今朝はこのマラソンのおかげで市内の路線バスが運休してしまい、港のフィッシュマルクトからホテルまで戻るのにえらく苦労したんだぞ…まったく(笑)
さて、そろそろ帰りましょうか…
と、通りかかった交差点の向こう、聖ヤコビ教会の尖塔の横に何やらまん丸な怪しい浮遊物が…
気球が飛んでいました。
熱気球ではなくて、ヘリウムか何か軽いガスを詰めたタイプの気球のようですね。
気球で空からのハンブルグ散歩も楽しそうです。
市街地に面した内アルスター湖 も、遅い夕暮れに美しく染まりました。
Hbf(中央駅)に戻って来ました。
今日はこれから夜行列車に乗り込み、ハンブルグに一旦別れを告げます。
…でも、“ある事情”で、ここ中央駅からは列車に乗りません。
港の向こうにあるハンブルグ-アルトナ駅から、ミュンヘン行きの寝台特急列車に乗車します。
そう、鉄道好きの因果な“ある事情”で…
→その10:アルトナ駅のカートレインに続く