職員給与 (fuji-take)
2013-01-19 23:14:36
ご無沙汰しています。
頑張られているようで、情報提供ありがとうございます。
三木市には色々と課題があるようです。
財政に関しては、行政職員の70%以上が年収600万円以上となっている給与の是正に特に取り組まなければならないと思います。
市内の人口がどんどん減って、何の成果も上げていないのに、職員の一人当たり給与はむしろ上がっているという異常な状況が続いています。
しかも広報では病院の職員の給与が増えているから、三木市職員全体の人件費が増えているという詭弁を使っています。
地方交付税交付金が削減されるようですが、きちんと行政職員の給与が削減されるか監視をお願いします。
市議会の皆様には、ぜひ、財政の健全化のために行政職員給与の是正に取り組んでいただきたいと思います。
三木市職員給与 (市民の声(一市民))
2013-01-20 21:21:35
>fuji-takeさん
三木市の職員の70%以上が年収600万円以上なのですね。なるほど。
総務省のラスパイレス指数(大雑把に言って、国に比べて地方公務員がどれくらい年収が高いかという指数です)のページをみますと、三木市のラスパイレス指数は93.1。兵庫県下で下から数えて3番目に給与水準が低いことになります。平均年齢は46.8歳。兵庫県下で一番高齢化の進んだ自治体、ということになります。(全国的にも給与水準が低く、高齢化率は高いです。)
http://www.soumu.go.jp/iken/kyuyo.html
三木市は合併自治体ですので、旧吉川町時代の職員数分はどうしても職員数が過剰となってしまいますが、その分は「合併自治体の交付税特例措置」により10年間、交付税を多くもらうことができますので、一概に他の市町と職員数比較はできません。
しかし、人口千人当たりの職員数をみますと、6.273人/1000人、兵庫県下で26番目に多い、ということになります。(少ないほうから16番目です。相対的にみれば、少ないと言うべきでしょう。)
http://www.jichitai-ranking.jp/rmbase.php?pt=00&nendo=2010&id=sk01&tcd=01&skbn=0&rcd=0
しかし、人口当たり職員数というのは一概に比較できないものです。
例えば、政令指定都市として県と同等の事務を単独で執り行う神戸市の職員数は多くて当然ですし、特例市や中核市である市についても、若干ながらその配慮は必要です。そもそも、市町村が独自でどのようなサービスを提供するかによっても(自前で公民館を運営する、またその場合の人口当たり公民館数など)職員数は変動します。厚いサービスを提供しようとすれば職員数は多くなるし、効率を追求すれば少なくてすみます。
長くなりました。
三木市の職員の給与水準が高いか、職員数が少なすぎるかはちょっと判断を保留するとして、(分析ができません)「職員の70%以上が年収600万円以上」になってしまう主要因=職員の高齢化=組織の新陳代謝ができていない現状については、大きな問題があるのではないかと思っています。
日本の経済が後退し、20年も続く不景気に陥ることになったことの背景には、最初のバブル崩壊のあとに効率を優先しすぎた結果、「企業が人材を育成しなくなった」ことが間違いなく挙げられるでしょう。人材育成は、継続を求める組織にとって一番の柱です。今の三木市ではこれができているのでしょうか。
私がこの件について多くのデータを表示しているのは、どうしても今の「公務員をたたけば選挙に勝てる」風潮が、日本の将来に良い影響を与えるようには思えない、という思いがあります。
しかしながら
三木市の職員給与はもっと低くてもいいのかもしれません。歳を重ねるだけで給料が上がっていく、いったんあがった給料は落とされない、というような旧日本型の給与体系は見直されてもいいでしょう。その代わりに、もっと若い職員を積極的に採用し、育成していってもらいたいものです。
さて、1/9付の泉議員のブログで気になる点がありました。三木市では平成19年の財政危機宣言を行い職員給与削減を行ったおかげでラスパイレス指数は「2009年100.1→2011年93.1と大きく改善 しています。」というものです。
間違いではありません。
三木市のラスパイレス指数の推移を提示します
年度 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23
指数 97.7 97.5 98.0 98.6 99.5 100.1 93.0 93.1
平成16年度から平成17年度にかけては若干ながらも改善したラスパイレス指数が、薮本市長さん就任後はぐんぐんと上がって行って、H21に100を超えたのです。
泉議員は、このH21年度のデータを取り上げて、あたかも、三木市はずっとラスパイレス指数が高かったように解説しています。このような表現は判断を狂わせますのでやめていただきたい。
三木市のラスパイレス指数を上げたのは薮本市長です。市長就任後、民間部長を登用したり、大抜擢で何階級も特進した幹部がいたりするそうですので、そのへんで給与水準があがってしまったのでしょうか?
人員削減が行き過ぎて、残業時間が大幅に増加したのでしょうか?
そのへんは分かりませんが、ちょっと苦言を呈します。
民間で、会社一つ倒産させたらふつうは降格かクビです。三木市は病院を倒産させましたが、その責任は誰が取るのですか?子会社ひとつ倒産させたところで・・と言われるかもしれませんが、その子会社倒産の負債はあまりに大きく、本社の経営を著しく圧迫しています。これだけの大損害を出しても、誰も処分を受けることなく、のうのうと高給だけ取り続けるなんて、市役所とは本当に楽なところですね。
fuji-takeさま、コメントありがとうございます。
此方こそご無沙汰しています。
仰るように、23年度の三木市の人事行政の運営等の状況についてでは年収600万円以上の職員の合計は73.5%あります。
この金額をどのように思われるかについては様々なご意見があろうかと思います。
高いと思われるのであれば、そう思われないような働きを見ていただくシステムが必要ですし評価方法も必要だと思います。
また、高いと思われるような行動しかしていない職員がいるとすればそれなりに対応出来るシステムも必要ではないかと思います。
しかし、財政の健全化の為に、職員の年収をどこまで下げればいいのかと言う議論も必要ですが、人口の減少や政策による財政状況の悪化は職員の影響によるものではなく、首長や議員による影響のほうが大きいのではないかと思っています。
(首長が予算権があり、議会に議決権がありますので)
市民と共に痛みは分かち合わなければいけないと思いますが、
最終的には予算権や議決権を持った者が責任を取るべきだと思います。政治家の付けを職員に擦り付け言い訳するべきではないと思います。
我々は4年毎の選挙で審判が下されますが。それで責任を取ったことと誤解されないような仕組みが必要かと考えます。
その後には、仕事として市民に仕える職員が残るのですから。
しかし、職員に責任を取る必要がないといっているのではありません、それぞれにそれぞれの立場で責任を取るようなシステムが必要ではないかと思います。
少し話はそれますが、
例えば、皆さんが就職するときには給料のいいところ、自分の求める仕事があるところへ希望し様々な競争をして目的を目指されると思います。そこには、競争原理の中で優秀な人々が採用されるでしょうし、企業としてはそうあるべきでしょう。
優秀な人々が集まり、優秀なリーダーによって導かれるなら社会に貢献できる優れた企業になりうるでしょう。
ところが、将来の見込みもなく優秀なリーダーもいない企業に誰が集まってくるでしょう?その企業の将来の見込みは薄いでしょう。
そのような企業に対して、市場はどのように反応するか?信用の無い企業と言うことで顧客も流出し、悪循環に陥るのではないかと思います。
今は、人材がデフレ化しているのかも知れません。
財政については議会人として皆様に事実を伝え健全化に向けて取り組んでいかなければならないと考えますので、今後とも宜しくお願い致します。
市民の声さまのコメントにありました総務省の資料に市区町村別ラスパイレス指数等の状況がありましたので県内北播磨5市1町の比較を参考に表にしました。
又、コメントにありました人口に関しても以前ブログでご照会しました22年と23年の比較分布図をあわせて掲載しています。
22年、23年の北播磨の人口分布です。
以下、三木市のデーターです。←詳細は此方に飛んで下さい。リンクしています。