今年で、803年を迎えます。
私が、神事に関わって41年、時が過ぎるのは早いものですが、地域で関わる皆様方の姿勢は連綿と受け継がれています。
また、主役として神事の射手を務める青年達は、真面目で稽古熱心に取り組んでくれています。
彼らの姿勢も変わらずに、伝統を守る思いや、地域を愛する思いでいっぱいです。
1月26日から稽古始を行い、本番まで日夜稽古に励んでくれており、青年達の熱量を感じながら無事に作法が出来るように指導しています。
指導には、師範の私を含めて、助教の百津秀俊氏、出逢晋也氏で連日の対応に当たり、
日々、青年達の稽古の成果と地域を思う熱量に刺激を受け、彼らの体調管理にも気を配りながら望んでいます。
神事は、弓を打つだけではなく、邪気を払い鬼を打って、地域の安寧と五穀豊穣を祈って慎重な作法で、非常に長時間を要するものです。
今年も、昨年同様に焚火を焚いて夜に行います。
その後、県弓道連盟の高段者の先生方の射があり、続いて、弓道会の皆様、淡河中学校の生徒の皆様の射が行われます。
そして、暗がりの中で薪を焚いて、御弓神事が執り行われます。
地域で根づき、地域を愛する方々が、その伝統を受け継いだ作法を御覧頂ければ幸いです。
(雨でも雪でも、悪天候に負けずに執り行われます)
2月11日は建国記念日(紀元節)ですが、従来は祈年祭の2月17日に御弓神事は行われていました。
当日は、淡河町内各地でも同時イベント「 #ぶるっと淡河 」が催されていますので、そちらもお楽しみ下さいませ。