宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大豆の種子ほ場審査を行いました!

2023年11月02日 09時09分09秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

令和5年10月24日から27日にかけて大豆の種子生産ほ場のほ場審査を行いました。

 石巻管内の大豆種子はタンレイ、ミヤギシロメ、タチナガハの3品種を6法人1生産組合が約29haで生産しています。宮城県産大豆の品質向上や維持のため、大豆種子生産ほ場では開花期と成熟期の2回に分けてほ場審査を行います。今回のほ場審査は成熟期の審査となり、異株や病害の有無等の審査基準と照らし合わせながら生産ほ場の合否を判定しました。

 今年は高温少雨の時期が続き、高温障害や干ばつ害等の大豆の生育への影響が心配されていました。今回の審査ではやや小粒傾向は見られましたが、さや着きがよいほ場や生育が順調なほ場もあり、全ほ場合格となりました。11月以降は刈り取り時期となるため、生産者の方々は雑草の除去や機械の整備等、収穫に向けて準備を進めています。

 当普及センターでは今後収穫された種子の品質や発芽率を評価する生産物審査を行う予定です。これからも優良かつ安定した大豆種子生産に向けて生産者の支援を行っていきます。

 

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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令和5年度宮城県総合畜産共進会(肉用牛の部)で、大崎市田尻地区の出品牛が名誉賞を受賞!

2023年10月10日 14時13分21秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和5年9月8日~9日に、みやぎ総合家畜市場(美里町)において、令和5年度宮城県総合畜産共進会(肉用牛の部)が開催されました。

 地区共進会を勝ち抜いた選りすぐりの黒毛和牛63頭が出品され、発育や体つき、毛質などの資質、種牛性などについて比較審査が行われました。

 審査の結果、大崎市田尻の相沢まゆみ氏のもも号が、見事名誉賞(農林水産大臣賞、宮城県知事賞)に輝きました。

 また、同じく大崎市田尻の後上藤三氏のはつみ号が第1区若雌の1で最優秀賞第1席、みどりの和牛育種組合が第5区父系群で最優秀賞第1席を獲得しました。さらに、みどりの和牛育種組合を含む大崎地区が団体賞を受賞しました。

 令和9年に開催される「第13回全国和牛能力共進会北海道大会」に向け好スタートを切ることができました。今回の共進会を通して、今後の畜産業界がますます盛り上がることが期待されます。

 

 

<問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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令和5年産南三陸米の出荷が開始されました。

2023年10月04日 18時08分27秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和5年9月26日、「南三陸米」の新米出発式が行われ、生産者、市町、米穀販売業者、気仙沼地方振興事務所などの関係者が参集し、取組の継続を祝うとともに、今後のますますの発展を祈念しました。

 南三陸米は、米の地産地消を目的としたブランド米で、気仙沼市、南三陸町、登米市津山町で栽培されたひとめぼれ1等米を用いています。

 今年は、栽培期間をとおして高温で推移し、特に登熟期間の8月は記録的な暑さとなりましたが、農家の皆様の丁寧な栽培管理により、食感、香り、甘みなどの食味が大変優れた1等米となりました。

 南三陸米は、平成16年から取組が開始され、今年で20年目を迎える節目の年であり、地域の農業を支える重要な柱となっています。

 南三陸の秋の味覚の一つとして、ぜひ御賞味ください。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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子実用とうもろこし専用収穫機(コーンヘッダ)の実演会が行われました

2023年10月04日 14時04分28秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

令和5年9月27日にJAいしのまき主催で子実用とうもろこし専用収穫機(コーンヘッダ)の実演会が開催されました。

JAいしのまきでは、昨年度から水田における転作作物としての可能性を検討するため、桃生地区2か所で子実用とうもろこしの栽培実証試験を実施しています。今年度は、ヤンマーアグリジャパン(株)の協力により、コーンヘッダを借用し、2日間で約3haの収穫を行いました。実演会には、JA、生産者等の関係者約30人が参加し、朝から雨模様ではありましたが、昼前には止み、収穫作業を開始することができました。コーンヘッダは、汎用のリール式収穫機と異なり、雌穂のみを脱穀部へ送るので、作業速度が早く、選別の精度も向上しています。参加者は、作業速度や雌穂の収穫ロスの少なさ、収穫された子実の品質に感心していました。

今年は、台風や大雨等の気象災害もなく、虫害対策もしっかり行えたことから、昨年以上の収穫量が見込まれます。今後は、乾燥調製後の収量や品質を評価した上で、次年度以降の作付け方針等を検討する予定です。当普及センターでは、これからも石巻地域における水田農業の維持・発展に向けて、飼料作物の栽培支援を行っていきます。

宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 

TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999

             


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登米市新米試食会が開催されました

2023年09月28日 13時12分07秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 登米市農業振興協議会主催の新米試食会が9月22日に開催され、流通業者やホテル・旅館の関係者、登米総合産業高等学校の農業科の生徒など約80人が、市内で生産された環境保全米「ひとめぼれ」「ササニシキ」「だて正夢」の新米を食べ比べました。

 登米市では2003年から環境保全米(農薬や化学肥料をできるだけ少なくして栽培したお米で、環境そして人にも優しい安心・安全なお米)に取り組んでおり、今年の新米を試食した参加者からは、「猛暑の影響が心配されたが、甘みと香りがあって大変おいしかった」といった感想が聞かれました。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  

 

   試食した感想を話す参加者


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第1回登米農業改良普及センター普及活動検討会を開催しました

2023年09月19日 10時05分50秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 普及センターでは普及活動の改善を図ることを目的に,課題設定や計画,活動状況等について外部委員から意見を求める普及活動検討会を開催しており,令和5年9月1日(金)に,今年度第1回目の検討会を開催しました。

 今回は,普及活動事例として、りんごジョイント栽培ほ場を視察した後に、令和5年度普及指導計画と2つのプロジェクト課題活動について検討いただきました。

 りんごジョイント栽培については、普及センターから栽培方法の利点や生産実績を説明し、生産者夫妻からは導入の経緯や栽培管理の苦労などを話していただきました。管内でも目新しい取り組みだったこともあり、各委員からは「新たな挑戦の成果だ。感動的だ」と高評価でした。

 2つのプロジェクト課題のうち、課題No.1の「農地整備を契機とした地域営農体制の構築」については,「法人設立に向けた方向性が出てきているので継続した支援が必要」との意見をいただきました。課題No.3の「グリーンな栽培体系の実践による持続可能な稲作経営の実現」については,「脱プラスチックだけでなく、中干し期間延長によるメタン削減効果の確認や、水田環境における生物多様性への影響も検討して欲しい」との意見をいただきました。

 普及センターでは,今回いただいた意見を参考に,効果的な普及活動の推進に努めることとしています。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  


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宮城県総合畜産共進会「肉用牛の部」壮行会が開催されました

2023年09月08日 09時21分40秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和5年8月25日(金)に令和5年度宮城県総合畜産共進会への出品に向けたみどりの地区壮行会が、株式会社新みやぎサービスみどりの会館において開催されました。

 みどりの地区からは、計11頭の雌牛が出品されます。みどりの和牛繁殖部会 岡部組合長は、挨拶の中で「単品区、群出品区ともに名誉賞を獲得できるよう一丸となって頑張りたい。」と述べ、みどりの和牛育種組合 早坂組合長の「がんばろう三唱」で出品者、関係者ともに9月8日から9日の本番に向けて、さらに気合いを入れている様子でした。

 

壮行会の様子

 

<問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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水稲採種ほ場審査(第二期)を実施しました。

2023年09月05日 15時07分18秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 

 水稲種子の第二回目のほ場審査を実施しました。種子審査には「ほ場審査」と「生産物審査」の二つの審査があり、ほ場審査とは、実際に種子生産している現地の水田を一枚一枚、周囲を回りながら生育の状況や異株(異品種や変異株)の有無を確認していきます。病害や雑草の発生、生育の状況等によっては不合格となることもあるので農家も真剣です。

約300haの採種ほ場を計3回審査を行うことから、審査を担当する普及センターにおいても時間と人員を多く必要とするので、県庁の農業技術担当者や古川農業試験場の職員の応援をもらいながら実施しています。 

 ほ場審査に合格した採種用稲は、適期に収穫・乾燥・調整され、生産された種籾そのものを審査するステップに進みます。この生産物審査に合格し、さらに登録検査機関が実施する農産物検査で種子として合格して初めて「水稲用種子もみ」として出荷されます。種子として供給されるまでには、さらなる審査や検査が待っているわけです。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 

 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


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石巻管内で大豆現地検討会が行われました

2023年08月29日 08時30分39秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和5年8月21日にJAいしのまき転作部会が主催する大豆現地検討会が開催されました。石巻管内の4ほ場(矢本、河南、鹿又、蛇田)を巡回し、今年の生育経過や今後の栽培管理について確認しました。記録的な高温と降雨がない期間が続いているため、地下灌漑システム(FOEAS)を使って畑に灌水している「タンレイ」の種子生産ほ場や、令和7年から宮城県で本格的に栽培開始する新品種「すずみのり」や資材メーカーの除草剤・肥料の展示ほ場の生育を確認しました。参加者は、畑に灌水する畝間灌水の方法や「すずみのり」の品種の特長、供試した除草剤や肥料の説明に聞き入っていました。現地巡回後は、総合検討があり、JA全農みやぎの担当者から「今年の大豆の販売情勢について」、当普及センター職員から「大豆生産概況と今後の管理について」、資材メーカーから商品やサービスについての説明がありました。管内では、今年約2,300haの大豆が作付けされています。当普及センターでは、これからも石巻管内の大豆の高位安定生産に向けて、栽培支援を行っていきます。

<連絡先>

宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 

TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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鬼首・岩出山の花き農家を巡回しました。

2023年08月18日 11時42分34秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和5年8月4日、大崎市内の花き生産者のほ場で、8月盆に出荷する花きの生育状況の確認を行いました。盆の需要期を控え、岩出山地区では露地ぎくやアスターが概ね順調に生育していました。

 今年は天候に恵まれ、特に岩出山地区の生産者のアスターは品質が良く、生産者は盆出荷に向けて張り切っていました。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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