宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「令和元年度黒川地域担い手育成支援研修会」を開催しました

2020年03月17日 11時11分12秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 これからの地域の農業のあり方を検討する一助とするため,2月14日に大和町の遠藤旅館を会場に「令和元年度黒川地域担い手育成支援研修会」が開催され,黒川地域の農業法人・集落営農組織等から72名の出席がありました。
 『永続する農業を目指して』と題して,長野県の株式会社田切農産 代表取締役の紫芝勉氏より御講演をいただきました。株式会社田切農産は地域の担い手法人として作業を請け負う他,農産物直売所を経営するなど,地域農業の維持・発展のために多方面に活動しています。
 講演では,法人化する際の地域内の合意形成のポイントや,地域内で法人が担う役割等をわかりやすく説明していただきました。また,集落が抱える農業者の高齢化や後継不足などの問題に対して,どのように対処すべきかなどについて,経験に基づいたお話いただきました。
 黒川地域において,10年後の地域や自らの農業を深く考える良い機会となった研修会でした。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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人・農地プラン検討会が開催されました

2020年02月25日 10時44分25秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 令和2年2月6日に,石巻市稲井地区において,人・農地プラン検討会が開催され,12名の地域の農業者が参加しました。
 参加者は,まずはじめに,石巻市および県の担当者から,人・農地プランの概要について説明を受けました。その後,地域の白地図を見ながら,地域の課題や未来の営農の姿について意見を出し合いました。白地図の上に課題はピンクの付箋,将来の方針については水色の付箋に書いて貼り出しながら話し合うことで,参加者から各自の意見が次々に出され,非常に密度の高い検討会となりました。
 現在の課題として,今後,担い手に集まる面積が予想できないことや将来の担い手にはサラリーマン並みの所得が必要なことがあげられ,将来の方針については,担い手に農地を集約していくこと,これからの集約的な営農のためにはほ場の大区画化や排水不良の水田のほ場整備が必要であるとの要望などが出されました。
 現在の人・農地プランに今回の検討会で出た意見が反映されることで,将来の地域営農の道しるべとなり,人と農地の問題を解決するためのより実効性のあるプランになることが期待されます。
 普及センターでは,今後も人・農地プランの実質化に向けた話し合いやその実行など,活力ある地域づくりについて,継続的に支援を行っていきます。

 


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基盤整備事業導入に向けた「たまねぎ」の収穫作業実施

2019年07月30日 09時05分48秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 仙台市西部地区の倉内・大針地区農村地域活性化委員会地域営農部会では,基盤整備事業実施に向け,令和元年度から普及センターの支援により土地利用型園芸作物の試験栽培に取り組んでいます。 
 農業・園芸総合研究所から収穫機を借りて,6月27日に「たまねぎ」の収穫作業を行いました。収穫した「たまねぎ」は,根白石のJA倉庫に広げ,24時間大型扇風機をあて乾燥させ,その後,根切り葉きり等の調製作業を行い出荷する予定です。
 基盤整備後のほ場における「たまねぎ」の栽培では,作業機械の導入に加え,収穫後の乾燥が大きな課題になることを参加者全員で再認識するとともに,今後の営農計画に活かすことにしました。

収穫作業の様子

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp




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川崎町古関で集落営農法人設立にむけた第1回目の勉強会を開催

2019年06月28日 11時18分51秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 

 令和元年6月19日,川崎町の古関集落で,集落営農法人の設立にむけた勉強会を開催しました。古関集落では現在,農地整備事業実施の計画があり,整備後の担い手として法人を設立することにしています。参加した7名はほ場整備事業推進協議会の役員であり,法人設立の発起人候補の方々です。

  古関集落では,新規法人の形態として農事組合法人を選択しています。今回は,給与制と従事分量配当制の違い,労働保険について資料を使って勉強し,構成員全員が経営者として法人運営に携わるための基礎知識を習得しました。

  中山間地域では後継者確保が難しい状況ですが,後継者の受け皿として法人を設立したいという熱意に答え,当普及センターは勉強会開催を継続していきます。

 大河原農業改良普及センター 地域農業第1班

      TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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みやぎ仙南果樹産地協議会が設立しました

2019年04月18日 14時05分28秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

平成31年4月12日(金),JAみやぎ仙南本店で「みやぎ仙南果樹産地協議会」の設立総会が開催されました。
 始めに事務局から設立趣意書の説明があり,その後の役員選出で,会長には,JAみやぎ仙南蔵王地区なし部会長の斎藤氏,副会長には,JAみやぎ仙南白石地区果樹部会長の菊地氏,監事にJAみやぎ仙南蔵王地区梅部会長の我妻氏がそれぞれ選任されました。
 果樹産地協議会は,果樹産地の担い手が行う優良品目や品種への改植,小規模園地整備など果樹経営の基盤を強化する取組に対し,国が支援する事業の受け皿となる組織で,県内では初めて設立されました。
 斎藤新会長からは,近年,仙南地域も高齢化等により園地の荒廃が目立っているが,事業を活用して環境整備を行うことで後継者が就農したくなるような果樹経営に繋げていきたい,と抱負の言葉がありました。
 普及センターでは,今後も産地計画の作成や事業導入に向けた支援を行っていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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高収益作物導入に向けた土地利用型園芸研修会が開催されました!

2019年01月07日 16時24分24秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援


<研修会の様子>

 平成30年11月30日(金)に栗原市志波姫「エポカ21」で,土地利用型園芸研修会が開催されました。今回の研修会には,農地整備事業が行われている地区の担い手及び管内の約60名の農業者他,関係機関の各職員等を合わせて約80名が参加しました。
 栗原地域では,大規模農地整備事業が盛んに行われている中で,平成30年度採択地区からは高収益作物の導入が必須要件となっています。県としても積極的な園芸振興を進めていることから,本研修会は汎用化水田において栽培が可能で,機械化体系が確立され契約販売ができるばれいしょについて情報提供を行い,高収益作物を導入を図るための一助として開催しました。
 はじめに,栗原地域事務所農業振興部から「みやぎ園芸特産振興戦略プラン」について,農業農村整備部からは,「農地整備事業を契機とした高収益作物の導入」についての情報提供を行いました。続いて,カルビーポテト加工用ばれいしょ契約栽培の状況についてカルビーポテト株式会社馬鈴薯事業本部宇都宮馬鈴薯事業部菊地フィールドマンの講演があり,その後に県内における実践事例として東松島市の農事組合法人おおしお北部の津野専務理事と登米市豊里の県青年農業士佐藤氏から情報提供いただきました。
 参加者からは,機械作業の詳細や生産コストについての質問があり関心の高さが伺えました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437    FAX:0228-22-6144


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いしのまき中央カントリーエレベーターが完成しました

2018年07月06日 10時08分23秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 平成30年6月26日に石巻市鹿又地区でいしのまき中央カントリーエレベーターの竣工祭と落成式が行われました。JAいしのまきが事業主体となり,農畜産物輸出拡大施設整備事業を活用して整備した施設です。施設の処理能力は550haで愛称は「こめ太郎」です。今回の施設完成により,今秋から石巻地域では6つのカントリーエレベーターが稼働することになり,今まで以上に高品質な「いしのまき米」の調製と保管が安定的に行われる環境が整い,輸出の取組拡大が期待されます。
    石巻地域は日本一のササニシキの産地であり,ひとめぼれ,金のいぶき,だて正夢など,北上川の恵みを活かしたみやぎ米づくりが行われています。普及センターは地域の高品質・良食味米づくりを支援しています。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999


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栗っこ農業協同組合南部倉庫精米設備落成式が開催されました

2018年05月23日 17時29分11秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援
「精米設備落成式の様子」

 平成30年4月27日 栗っこ農業協同組合南部倉庫(栗原市高清水影ノ沢)で,精米設備落成式が開催されました。当日は,来賓,精米設備の施工業者など13名,主催の組合からは組合長をはじめ役員および職員46名が出席した盛大な式典となりました。
精米設備は,平成28年に建設した南部倉庫に併設され,年間1,800トンの処理を計画しているほか,将来の精米ハサップ認証取得にも配慮した設備となっています。
JA栗っこでは,米の産地間競争が激化するなか,農家から生産出荷された米を産地で均一な品質に調製し精米することにより,これまで販売実績のある東京をはじめとする関東周辺のJAや,学校給食などとの信頼関係を強固にし,組合の米販売事業のさらなる拡大を目指しています。

「精米設備」
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター   
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144

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農事組合法人にしふくだの創立総会が開催されました。

2018年04月11日 13時51分21秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 平成30年4月3日に東松島市のJAいしのまき鳴瀬支店において農事組合法人「にしふくだ」の創立総会が開催されました。西福田地区では,ほ場整備事業等を契機として平成27年から西福田営農組合が転作を担ってきましたが,将来の担い手対策や生産性の向上を目的に法人化の検討が行われ,発起人会による集落調整を経て構成員7人の法人が設立されました。当面は,水稲,大豆を中心とした30ha規模の経営に取り組みますが,将来は高齢化による担い手不足に対応するため,地域の農地を集積して大規模土地利用型法人経営に取り組む計画です。
 創立総会では,車塚代表理事から過剰投資の抑制と低コスト生産に取り組み,地域の担い手となるよう法人を運営していきたいとの挨拶がありました。翌日4月4日には登記申請し,新たな法人としての活動をスタートしています。
 普及センターでは関係機関とともに,今後も法人経営に関する支援を行っていきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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仙台西部水田園芸作物部会が機械作業実演会を開催しました

2018年03月20日 16時54分55秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 仙台市西部地区に野菜産地づくりを進めるため,2月に設立した「仙台西部水田園芸作物部会」が,国の野菜生産転換促進事業を活用して機械作業の実演会を3月16日に開催しました。
 集まった生産者は,仙台西部でねぎ,たまねぎを栽培しているオニオンズクラブ及び大豆を中心に取り組んでいる生出地区実践組合の方々で,当事業により,たまねぎの実証ほに取り組むことにしています。その管理作業の手始めとなる耕起作業を円滑に行うため,スガノ農機のスタブルカルチの実演会を行いました。この機械は,粗起こしを行うことで,透・排水性を向上させ,作業時間も短縮できることが期待されています。参加者からは,「秋起こし,大豆の収穫後の耕起等に活用できるのではないか」,「大豆と併せて,水田作でも園芸作物が栽培できる環境にするためには必要」などの感想が出されました。
 今後,普及センターでは,新しい栽培技術や機械化体系を導入した取組を支援していくことにしています。

 

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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