これからの地域の農業のあり方を検討する一助とするため,2月14日に大和町の遠藤旅館を会場に「令和元年度黒川地域担い手育成支援研修会」が開催され,黒川地域の農業法人・集落営農組織等から72名の出席がありました。
『永続する農業を目指して』と題して,長野県の株式会社田切農産 代表取締役の紫芝勉氏より御講演をいただきました。株式会社田切農産は地域の担い手法人として作業を請け負う他,農産物直売所を経営するなど,地域農業の維持・発展のために多方面に活動しています。
講演では,法人化する際の地域内の合意形成のポイントや,地域内で法人が担う役割等をわかりやすく説明していただきました。また,集落が抱える農業者の高齢化や後継不足などの問題に対して,どのように対処すべきかなどについて,経験に基づいたお話いただきました。
黒川地域において,10年後の地域や自らの農業を深く考える良い機会となった研修会でした。
〈連絡先〉
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