宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

法人化に向けて視察研修が開催されました。

2018年03月20日 16時51分12秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

仙台市東部の岡田地区で転作を中心に地域の農業を担う,岡田生産組合の農業法人化に向けて,3月12日に視察研修が実施されました。組合からは25名が参加し,組織の法人化に向けた共通意識を高め,法人設立にあたってのポイントを学ぶため,岩手県一関市の(農)おくたま農産を視察しました。

岡田生産組合は,集落を構成単位として作業を行っており,(農)おくたま農産と成り立ちが似ています。視察では,集落ごとの法人化への理解や合意形成をどのように進めたのかなど,法人化に向けた具体的な質問が出され,岡田生産組合の法人化に向けた意識がいっそう高まりました。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296

E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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集落営農の法人化研修会

2018年02月07日 09時22分03秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援
 加美町の東鹿原(ひがしかのはら)地区は薬菜山の南東部の中山間地帯に位置し,稲作を中心とした農業が行われています。現在,平成19年に設立された東鹿原集落営農組合を中心に営農が行われていますが,組合員の高齢化や遊休農地の増加,それに伴う鳥獣被害の増加などの課題を抱えており,今後も安定した農業を続けていくためには,新たな組織体制の整備とその牽引役となるリーダーの育成が必要となっています。
 新たな組織体制の一つの選択肢として法人の設立がありますが,組合員の中には2年後を目安に法人を立ち上げようとする考えを持った方がいます。
 そこで普及センターでは,このような方々を対象に集落営農の法人化に関する研修会を開催しました。講師には宮城県担い手育成総合支援協議会の嘱託専門家の今野善行アドバイザーを迎え,集落営農を法人化した場合の利点,欠点や今後話を進めていくにあたって注意すべき点などをお話いただきました。
 実際の法人設立は概ね2年後となる予定ですが,参加した4名の組合員からは自らが想定していた法人とは異なる事例等の紹介もあり,非常に参考になった。もっと勉強が必要だと言う声が聞かれました
 普及センターでは今後も関係機関と協力しながら,東鹿原全体が魅力ある中山間地帯として発展するよう支援をしていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 
地域農業班
 TEL:0229-91-0726   
 FAX:0229-23-0910

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宮城県農業士技術交換交流会が開催されました!

2017年12月14日 08時31分10秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援
 宮城県農業士会主催の技術交換交流会が,平成29年11月29日,30日に1泊2日の日程で開催されました。今年は亘理地区と仙台地区が担当で,1日目が農業関連メーカーとのトレードショー,2日目は現地視察研修が行われました。
 トレードショーは,「えん~結びまSHOW!」をサブテーマに,仙台地区の農業士と取引のある農業関連メーカーを招き,農業士は農業資材や技術の話を各メーカーの担当者として情報交換・交流を深めました。農業士,メーカー双方とも実りある交流会となりました。
 2日目の研修では,岩沼市の(農)林ライスと,山元町の(株)やまもとファームみらい野を視察しました。両法人とも東日本大震災後に立ち上がった法人で,津波被災後の復旧農地では加工・業務用野菜生産等,集積された農地を活かして土地利用型作物の栽培に取り組んでいます。法人からは,立ち上げの経緯や今後の展望等が説明され,農業士からも経営の状況や栽培上の課題などの質問が飛び,積極的なやりとりで実りある交流会となりました。



〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320  FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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宮城県オリジナルりんご品種「サワールージュ」の加工研修会が開催されました!

2017年10月17日 17時42分07秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 「サワールージュ」は,宮城県農業・園芸総合研究所で育成された,スイーツの材料として売り出し中のりんごです。酸っぱいりんごの代名詞となっている「紅玉」並の酸味を有し,「紅玉」よりも収穫時期が3週間程度早く,病害虫や生理障害が出にくく栽培しやすいことなどが特徴となっています。

 平成29年10月5日に,「サワールージュ」の特徴を活かした家庭で手軽に作れるスイーツをテーマとして, JA南三陸果樹生産部会主催による加工研修会が開催されました。

 当日は,宮城県内を中心に料理教室の講師としてご活躍の花澤文乃(はなざわあやの)先生 を講師に迎え,JA南三陸気仙沼農産物直売所「菜果好(なかよし)」の加工部会の方々とともに,揚げアップルパイ,焼きアップルパイを生地から作りました。

 アップルパイは焼いたものというイメージが強かったせいか,揚げアップルパイと聞いて驚いている参加者が多く見受けられました。アップルパイは生地から簡単に作ることができるため,家庭でも手軽に作ることができそうです。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階

TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606

E-MAIL:ksnokai@pref.miyagi.lg.jp


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(農)朝日の郷 第1回通常総会が開催されました

2017年09月19日 13時15分28秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 平成29年8月25日に農事組合法人朝日の郷の第1回通常総会が開催されました。
 本法人は,石巻市北村地区において,ほ場整備事業を契機に平成18年から特定農業団体の集落営農組織として取組ながら,その間,法人化計画に基づく法人の経営形態の検討などを重ね,昨年,構成員11名で法人化しました。
 議案審議に先立ち担当する税理士事務所より,決算・財務状況の説明や第2期に向けた提案がありました。
  代表理事の挨拶では,決算状況は黒字で向かえることができた。今後も数年は大豆等の転作部門を中心に燻炭の製造販売に取り組むが,将来は高齢化が進むなか担い手への農地の集積や作業委託の増加が予想されるため,水稲部門も検討していきたいとのことでした。普及センターとしても関係機関とともに,法人への運営支援に取り組んでいきます。


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県内最大の米物流合理化施設が完成しました!!

2017年05月12日 10時01分10秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

<南部倉庫の外観>

    平成29年4月27日(木)に,栗っこ農業協同組合が建設していた米物流合理化施設「南部倉庫」が完成し,関係者による落成式典が行われました。
    南部倉庫は,栗原市高清水の国道4号線沿いに位置し,建物の面積は4千8百㎡,施設の収容能力は8万5千俵で,県内最大となります。
    このうち,倉庫内部に設置された「均質化装置」と「ラック保管倉庫」は,平成28年度産地パワーアップ事業により整備されました。均質化装置は,各生産者から搬入される米を混ぜて品質のばらつきをなくす装置で,1時間あたり25tを処理できます。また,ラック保管倉庫は,電動式移動ラックシステムにより米を生産者や品種毎にコンピュータ管理するもので,取り出しまでの時間が短縮されます。
    この施設の完成により,集出荷の効率化や出荷する米の品質の安定化,実需者ニーズに即応できる体制が整い,栗原市産米の販売力の向上が期待されます。なお,施設は今秋から本格稼働します。

<落成式典の祈祷の様子(後方は均質化装置)>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404     FAX:0228-22-6144


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平成28年度美里地区6次産業化を目指す研修会を開催

2017年03月01日 13時46分06秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 伊藤惠子代表取締役

 美里農業改良普及センターでは,平成29年2月8日,6次産業化を目指す農業者等に向けて研修会を開催しました。はじめに,農林水産業の6次産業化を支援する事業と活用例を県農林水産政策室の横田企画員が説明しました。次いで,第55回農林水産祭内閣総理大臣賞を受賞した美里町の株式会社はなやか代表取締役伊藤惠子さんが「私のあゆみ」~母の味と心を伝えながら,幅広いアグリビジネスにチャレンジ~と題し講演しました。

伊藤氏は農産物生産・販売,農家レストランの経営者として,独自に築いた人材・起業ネットワークを活かして地域農産物の生産振興,地域活性化に成果を上げ,後進の育成にも力を注いでいます。

研修会には,加工・販売を目指す農業法人や若い農業者の参加がありました。

 美里農業改良普及センター 先進技術班TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


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集落営農組合の法人化決定 ~ 大崎市鹿島台中志田営農組合が法人化 ~

2016年11月08日 13時54分13秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 大崎市鹿島台地区では平成18年度に法人化計画を策定し18の集落営農組織が立ち上がり,水稲や転作作物について共同経理を行って,生産の効率化を進め効率的な生産を目指してきました。
 このうち,水田面積84haを擁する中志田集落では,法人化を目指しながらも東日本大震災の影響などから具体化の動きは中断していました。しかし集落において一昨年にアンケート調査を行ったところ担い手の高齢化や後継者の不足等,集落組織の現状についての認識が共有され法人化を急ぐ気運が再び高まりました,これを契機として普及センターでは市,JAと連携をとり,集落にとってよりよい法人化がなされるよう支援し,税務労務など法律に関わるような事項については県担い手育成総合支援協議会の専門家派遣事業を導入できるよう組織の実情と課題の整理もサポートしてきました。
  この結果,平成28年10月9日に集落の33戸が参加する農事組合法人「なかしだファーム」の創立総会が開催され,10月21日に法人設立となりました。今後,地域農業の担い手として農事組合法人「なかしだファーム」の活躍が期待されます。

 

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター 地域農業 班  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

 

 


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農事組合法人パラダイスファーム大番所が設立されました

2016年05月10日 13時46分08秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援
 平成28年4月1日に石巻市北村地区において農事組合法人パラダイスファーム大番所の創立総会が開催され,4月27日には法人登記が完了し,新たなスタートを切りました。
 大番所集落では,ほ場整備事業等を契機として平成18年から集落営農組織による営農を行っていましたが,将来の担い手対策や生産性の向上を目的に法人化の検討が行われ,発起人会による集落調整を経て構成員18人で設立されました。
 今年は,大豆及び飼料用米の生産とパイプハウスでのほうれんそうの栽培に取り組みますが,将来は地域の農地を集積して水稲を含めた土地利用型法人経営に取り組む計画です。
 創立総会では,吉田代表理事から過剰投資の抑制と低コスト生産に取組,地域の担い手となるよう法人を運営していきたいとの挨拶がありました。
 普及センターでは関係機関とともに,今後とも法人経営に関する運営支援を行っていきます。


 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612,FAX:0225-95-2999

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平成27年度 登米地域農業振興懇談会「これが日本農業の生きる道だ」~TPPで始まる日本農業新時代~開催

2016年02月29日 10時26分44秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

    去る平成28年2月23日,登米市内のホテルを会場に,平成27年度 登米地域農業振興懇談会「これが日本農業の生きる道だ」~TPPで始まる日本農業新時代~ を開催しました。
    これは登米市農業士会および登米農業改良普及センターが主催したもので,県内の農業者,関係機関,約70名の参加がありました。
   
    TPP=環太平洋パートナーシップ協定の大筋合意を受けて,今後の活力ある農業生産活動をしていくためには,また,農業経営者として今後どのような経営理念と技術,知識,情報を得ていかなければならないかについて,株式会社農業技術通信社 代表取締役 月刊「農業経営者」編集長 昆 吉則 氏より講演をいただきました。
    農業データに基づく農業者・農産物流通の現状,真の農業・農村問題は何なのか自分に問いかけてみること,「水田とは水の張れる畑」を根本とした水田経営のイノベーション,子実とうもろこしの未来,高級車に乗った補助金づけの農業者になってはいけないなど,通常,中々口にするのが拒まれる部分にも切り込んだ内容でした。
    刻々と変わりゆく農業時事とその背後にある変わらぬ本質を見つめながら,真正面から農業問題にメスをいれた講演は,参加者皆,大変刺激を受けたようです。
    講演会終了後は講師を交えての懇親会を開催し,講演会では聞けなかったことや各自の持論をぶつけ講師と議論を戦わせるなど,大いに盛り上がった懇親会となりました。
    普及センターでは今後も継続的に地域の担い手を支援していきます。

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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