宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

えだまめの生産振興に向けて「園芸特産振興研修会」を開催しました

2021年03月10日 11時06分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 水田のフル活用に向けて,収益性の高い園芸作物への転換を推進するため,みやぎ園芸特産振興戦略プランの重点品目に位置づけられている「えだまめ」の生産振興を目的に,令和3年3月3日,JA新みやぎあさひな地区本部管内の農業者を対象に「今から始めるえだまめ栽培~現状と課題」と題して,「園芸特産振興研修会」を開催しました。
 新たに「えだまめ」栽培に取り組む人にとっては,他作物との作型の競合回避や作付面積の拡大に伴う機械化体系など様々な課題があるため,それらをテーマとした各方面の講師から講義をいただきました。また,普及センターから管内の取組事例や普及活動計画の紹介,JAからは機械整備等の支援策について説明し,作付誘導を図りました。
  研修会出席者20名に「作付け意向のアンケート」を取ったところ,作付希望面積は270aとなりました。今後は具体的な作付に向けて生産者をきめ細かく支援するため,関係機関が連携して取り組んでいきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296


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穂数の確保に向けた麦現地検討会が開催されました

2021年03月09日 13時34分50秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和3年2月19日に石巻市桃生地区,3月2日に石巻市石巻地区,3日に東松島市矢本地区,5日に石巻市河北地区にてJAいしのまき転作部会各支部主催の麦現地検討会が開催されました。検討会には各地区10名程度の生産者が参加し,ほ場を巡回しながら茎の中にある幼穂の長さを計測しました。計測した長さから,追肥の適切な時期を予測し,追肥時期の検討を行いました。この時期の追肥は,穂数の増加効果があり収量向上につながるため,生産者は熱心に麦の生育状況を確認していました。
 令和3年産の播種は,順調に進み初期生育が良好であったため,概ね生育は順調です。穂数の確保が収量の向上につながるため,今後の適期適量の追肥を呼びかけました。普及センターでは今後も高収量・高品質の麦生産を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 

 


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スマートファーマー育成講座の開催

2021年03月08日 13時17分00秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 令和3年2月26日に,登米市中田農村環境改善センターにおいて,令和2年度スマートファーマー育成講座をオンラインで開催し,青年農業士など農業者6人が参加しました。
 はじめに株式会社日立ソリューションズ東日本からリスクマネジメントの基礎について説明があり,想定外の事態をできるだけなくすために多くの視点からリスクを洗い出すこと,リスク対応の順位を決める方法などを学びました。次に,株式会社JA三井リースからリースを活用したマネジメントについて紹介があり,「リースを活用し支払いを分割することで,一定の手元資金を確保でき,想定外の支出に備えることができる。」などの説明がありました。
 参加者からは,「リスク分析の方法など会社で実践したい。」などの感想が語られました。


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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令和3年産「金のいぶき」栽培講習会が開催されました

2021年03月08日 13時17分00秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 玄米食専用品種の「金のいぶき」は健康志向の需要に向けた品種で,昨今の「内食」需要も相まって,生産・出荷数量の拡大が求められる品種の一つです。しかしながら,当品種は,従来品種と比べて収量のバラツキが大きく,安定生産が難しい品種特性があり,栽培技術の普及・向上が求められています。  JA新みやぎみどりの稲作生産部会涌谷支部では,令和2年産では13ha(12人)の作付でしたが,令和3年産では35ha(21人)まで作付面積が拡大する予定です。このため,新規生産者の作付準備や従来からの生産者の栽培技術再確認を兼ねて栽培講習会が開催されました。基本は「金のいぶき」栽培マニュアルに従って,育苗や本田管理,追肥方法など,安定収量確保に向けた栽培技術について確認しつつ,昨年度の栽培実績に基づく収量確保の考え方についても確認しました。  及川支部長からは「生産者が増えるので基本を徹底して欲しい」との挨拶があり,来賓の遠藤涌谷町長からは「気難しい米を手懐けて欲しい」と激励をいただきました。  「金のいぶき」は健康志向の需要が高まってきており,令和3年産の安定供給が,今後の産地形成に重要であるため,普及センターでは継続して支援していきます。

 

栽培講習会の様子

<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

 


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「下町ロケット」のモデルとなった北海道大学野口教授を講師に,スマート農業に関する職場研修会を開催しました。

2021年03月02日 08時40分40秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 石巻農業改良普及センターでは,未来を見据えた新たな農業技術の普及を図るため,令和3年2月8日,「スマート農業の現状と今後の展望」をテーマに,職員を対象とした研修を開催しました。
 講師には,あの「下町ロケット」のモデルにもなった,北海道大学大学院農学研究院ビークルロボティクス研究室の野口伸教授をお迎えし,札幌と石巻をつないだzoomによるリモートでの講演をいたたぎました。当日は,気仙沼地方振興事務所からの接続・聴講もあり,総勢33名の参加となりました。
 今後普及が進む5G通信での低遅延な無線伝送や高速大容量通信により,トラクターなど農業機械の遠隔操作での障害物検出と衝突回避や高精細モニタリングの実現が可能となることや,今後の技術導入にあたってはスマート農機をシェアリングする仕組みなどが有効となってくる事など,実際の稼働状況の動画とともに分かりやすく紹介していただきました。
 スマート農業技術の普及にあたり,「生産者」と「技術」をつなぐ事が重要であり,我々普及指導員の役割や期待の大きさなど,熱のこもったエールもいただきました。
 当管内でも,昨年度より国の事業等を活用したスマート農業の実証事業を実施しており,これらの結果を踏まえた技術支援を行いながら,今後の普及拡大に取り組んでいきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999




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「亘理地域シャインマスカット栽培技術研修会(第4回)」を開催しました

2021年03月01日 14時36分19秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 亘理農業改良普及センターでは,今年度からシャインマスカット栽培技術の品質向上と省力化を目的に,プロジェクト活動に取り組んでいます。
令和3年2月25日,プロジェクトで支援する生産者等を中心に,「亘理地域シャインマスカット栽培技術研修会(第4回)」を開催し,生産者10名の参加がありました。
 今回の研修では,春に向けての作業に関する講話と,各生産者から今年度の栽培の反省点や次年度にむけての技術目標等について話題提供をしていただきました。研修会等で学んだことを基にして,次年度,一層の品質向上や省力化のために新しい技術に取組もうとする意欲的な生産者も増えています。
 普及センターでは,今後も研修会の開催や個別巡回等により,当地域のシャインマスカットの普及拡大を支援していきます。


<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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「亘理地域りんご若手生産者勉強会 第2回」を開催しました

2021年03月01日 14時33分32秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 亘理管内は,県内有数のりんご生産地です。亘理名取果樹振興協議会(事務局:亘理農業改良普及センター)では,当管内の若手りんご生産者を対象に,令和3年2月24日に「りんご若手生産者勉強会 第2回」を開催しました。
 今回は,仙台ターミナルビル株式会社荒井事業所 菊地秀喜専門監から,りんごのジョイント栽培に関する講話をいただきながら,同社が運営している「せんだい農業センターみどりの杜」と来月開園予定の「JAフルーツパーク仙台あらはま」を視察しました。
 りんごジョイント栽培の実践的な話や,りんごや他の果物で実施している観光摘み取り園運営について話を聞くことができ,参加者の関心も高く,質問が多数出ていました。
 普及センターでは,今後も巡回指導やこのような勉強会等を通じて,りんご栽培技術の向上に向けた支援を継続していきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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JA新みやぎみどりの地区施設きゅうり部会栽培講習会が開催されました

2021年02月22日 11時47分56秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 2月12日(金)にJA新みやぎみどりの地区施設きゅうり部会の栽培講習会が開催されました。
 普及センターからは,土壌分析結果に基づく次作の施肥設計や薬剤による病害虫防除について情報提供しました。
 長期栽培で塩類集積が見られていたほ場では,土壌分析結果に基づき,除塩や無施肥栽培を行ってきましたが,
徐々に土壌中の肥料成分の数値が下がり,改善傾向がみられた結果について説明しました。
 そして,次作へ向けて生産者同士が意見交換を行い,大変有意義な講習会となりました。
 普及センターでは引き続き,きゅうり部会の栽培技術等の支援を行っていきます。




<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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乾田直播栽培のスタートに向けて,「新規作付相談会」を開催しました

2021年02月22日 10時02分34秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 亘理農業改良普及センターでは,令和元年度から,乾田直播栽培を志向する経営体の技術力向上を目的に「直播栽培勉強会」を立ち上げ,生産者同士の情報交換や技術的課題の対策について支援しています。
 これまでの勉強会参加者の中で,令和3年度から新たに乾田直播栽培に取り組む生産者(4法人)が出てきたことから,その4法人を対象とした「新規作付相談会」をハナトピア岩沼で開催しました。
内容は,乾田直播栽培で重要となる“除草体系”と“施肥設計”について,その都度質問を受けながら,ゆっくり説明し,理解を深めていただきました。
 普及センターでは令和3年度以降も,乾田直播栽培を重点活動として,適期管理に基づいた技術支援を継続していきます。


<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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(有)サンアグリしわひめ みやぎ園芸振興大賞を受賞!

2021年02月16日 16時47分38秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和2年度みやぎ園芸振興大賞において,『有限会社 サンアグリしわひめ』(代表取締役 三浦和栄氏)が大賞を受賞し,表彰状が授与がされました。
 (有)サンアグリしわひめは,平成13年に栽培面積2万㎡の養液栽培施設でトマト生産を開始し,県内を中心に出荷しています。味と品質にこだわった同社の「サンひめっこ」トマトは,市場や消費者からの評価も高く,県農林産物品評会等でも幾度となく賞を受賞しています。また,平成25年に地下水熱源ヒートポンプシステムを導入し温湯配管暖房とのハイブリッド暖房を開始するなど,消費エネルギーの削減を実現してきました。今回の受賞では,こうした取組が高く評価されました。地域の園芸生産の牽引役として今後の活躍がますます期待されます。

  中央が代表取締役 三浦氏

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班     
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144


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