宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

女性農業者ステップアップ講座「学んで、食べて、作って、まるごと米セミナー」を開催しました

2025年03月06日 14時25分31秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和7年2月6日に、岩沼市のハナトピア岩沼を会場に当普及センター管内の女性農業者9人が参加し、女性農業者ステップアップ講座「学んで、食べて、作って、まるごと米セミナー」を開催しました。

 今回のセミナーは、「米」をテーマに本県における米の生産・流通の状況や歴史、栄養成分等についてのミニ講座のほか、米4品種(ひとめぼれ、だて正夢、金のいぶき、つきあかり)の食べ比べや、米粉を活用したスイーツ作り(いちごゆべし、ココアゆべし、スティッククラッカー)の実習を行いました。参加者のほとんどは、水稲を栽培しており、米を主食としている方が大半でしたが、「試食した米の中では、「ひとめぼれ」以外はなじみがなく、初めて食べた」という参加者が多く、特に「金のいぶき」に対して関心が集まっていました。

 スイーツ作りでは、これまで交流機会がなかった女性農業者同士が、和気あいあい情報交換しながら、作業する姿が見られました。

 女性農業者は、地域農業の発展において重要な役割を担っており、今後も多様な分野において活躍が期待されています。普及センターでは、今後も女性農業者が自信を持って経営や組織活動に参画するための支援を行っていきます。

 <連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 

 

 


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選ばれる職場づくりとは?「農業経営研修会」を開催しました

2025年03月06日 13時21分02秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

美里農業改良普及センターでは令和7年2月13日に「~選ばれる・辞めない職場づくりとは~」をテーマに農業経営研修会を開催しました。当日は暴風警報が発令されるなど荒れた天気になりましたが、農業法人や関係機関等から約17名が参加しました。

研修会は特定社会保険労務士の松倉惠子先生を講師に迎え、若者が離職する理由や職場におけるハラスメントなどの課題、雇用した後の人材育成の考え方など、雇用する上で整備しなければならない職場環境・規則などの説明がありました。また、Z世代と言われる若者の考え方の特徴についても、「役に立っている」という実感が欲しい、「○○ガチャ」と言われるように上手くいかなかった場合は自分ではなく周りに原因があると考える傾向がある、などの話がありました。そのため、採用する場合は、将来的にはどのような人になって欲しいかを考えながら選考し、相手との関係が一方的にならないよう、双方向でコミュニケーションをとれる職場づくりが必要とアドバイスしていただきました。参加者からは、「ハラスメント対策など、具体的に説明があり参考になった。」などの感想が寄せられました。

法人の将来を見据え、雇用を考えている法人は増えています。一方、少子高齢化が進み、採用状況は「売り手市場」で、農業のみならず新規学卒就業者の早期離職が課題になっています。このことから、農業においても若者に就職してもらえる就業環境づくりが求められています。

普及センターではこれからも農業法人等の経営の発展を目指し、各種課題の解決に取り組んでいきます。

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225

 


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