宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

登米農業マイスター制度による新規就農者の育成

2021年03月04日 17時48分16秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 登米地域では,新規就農者の早期の生産技術習得や経営安定化等を目的に,熟練農業者をマイスターとして派遣する「登米農業マイスター制度」を平成28年度から実施しています
 令和2年度は,きゅうりでは中舘さん(米山)が佐藤展さん(JAみやぎ登米胡瓜部会青年部会長)から夏秋と抑制の栽培管理で1回,りんごでは小野寺さん(中田)が芳賀秀二さん(JAみやぎ登米りんご生産部会長)から「ふじ」と「つがる」のせん定方法で3回,繁殖牛では佐藤さん(東和)が千葉啓さん(JAみやぎ登米肉牛部会長)から繁殖管理と飼養管理等で3回指導を受けました。
 新規就農者は,マイスターから技術を直接学べただけでなく,JA部会内の先輩農家との人脈が作れたと感想を述べています。
 県の登米農業マイスター制度は令和2年度で終了しますが,次年度以降は登米市が引き継ぐ予定です。


りんごマイスターによるせん定方法の指導


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 


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仙台地区4Hクラブ員が労務管理を勉強しました

2021年03月01日 15時09分48秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 仙台地区4Hクラブ連絡協議会が,農業従事者向けの労務管理の基礎を学ぶため2月16日に仙台農業改良普及センターのオープンラボで労務管理勉強会を開催し,4Hクラブ員7名が出席しました。
 勉強会は,厚生労働省の令和2年度農林業職場定着支援事業(農業雇用改善推進事業)を活用し,社会保険労務士の松永拓也氏に講義をしていただきました。農業雇用管理研修会テキストに沿って,雇用する際に留意すべき点などについて質問を受けながら分かりやすく説明いただき,労務管理について勉強するのは初めてというクラブ員にも理解しやすく,「参加して良かった」と好評でした。
 
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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令和2年度第2回アグリウーマンステップアップ講座を開催いたしました

2021年02月25日 16時16分33秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 令和3年2月4日(木)に大河原合同庁舎において,畜産(主に和牛繁殖)に携わる若い女性等を対象とした「令和2年度第2回次世代アグリウーマンステップアップ講座」を開催しました。仙南地域では,複数の若い女性農業者が畜産経営に取り組んでいますが,専門的な知識や技術習得の機会が限られているため開催したもので,第1回講座に引き続き,中小企業診断士を講師に,畜産の経営について学びました。

 牛の売買や分娩をデータ化する動態表の作成と活用について教授いただくとともに,出席者各々が作成した動態表を基に,具体的な改善方法について指導いただきました。さらに,将来を見通して計画を作成し,実態に合わせて修正していくことが大切であると指導をして頂きました。

 参加者からは「実際に数字を見ることで計画をたてることができると実感した」「自分の思考が数字として表れ,改めて考える機会となった」と感想がありました。また,中小企業診断士の講師に積極的に質問する等,有意義な時間となりました。

今年度は本講座は全3回実施する計画で,次回は先進農家の視察を行う予定です。今後も,参加者の要望を取り入れながら講座を開き,女性農業者の畜産経営管理の能力の醸成を支援してまいります。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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山元町の田所食品株式会社が全国優良経営体表彰の農林水産大臣賞を受賞しました

2021年02月22日 10時05分08秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 令和3年2月19日,山元町の「田所食品株式会社」が,令和2年度全国優良経営体表彰の6次産業化部門で農林水産大臣賞を受賞し,東北農政局長から賞状を授与されました。本来ならば全国規模の表彰式が行われるはずでしたが,新型コロナウイルス感染拡大により表彰式が中止となったため,実施されたものです。
 本表彰事業は,農林水産省と全国担い手育成総合支援協議会が,優れた経営を実践している農業経営体を表彰するもので,農業経営の改善や地域農業の振興・活性化に優れた功績を挙げた農業者が表彰されます。
 田所食品は,東日本大震災からの復旧にあたり,これまでの加工用ぶどう栽培に加え,新事業として生食用ぶどう栽培を開始し,観光農園や直売所の設置による地域の交流人口の増加への取組が高く評価されました。また,田所食品は,地域の特産品の受託加工(ジュース)も行い,地域資源の活用にも寄与しており,今後も地域の活性化に向けた取組を積極的に行っていくとしております。
 田所食品のこれまでの功績に深く敬意を表するとともに,今後も地域農業の発展に向けて,普及センターでは支援をしていきます。


<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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「次代につなぐ!法人経営」 ~専門家派遣事業を実施しました ~

2021年02月18日 17時01分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 令和2年12月から令和3年2月にかけて,(農)玉浦中部ファームに対して専門家派遣事業を実施しました。
 事業の柱は、法人の社員待遇にかかわる給与規程や退職金規程等の整備と次代への経営継承に向けた計画整備の二つで、社会保険労務士(社労士)と中小企業診断士の先生方にそれぞれ2回のコンサルテーションを実施していただきました。
 社員の離職理由で常に上位にランクされている「安い給与」。他産業並みの支給は難しいものの、給与・退職金支給のしくみを「見える化」することはそう難しくなく、それは働いてくれる社員に示せる法人の誠意であり、求人対策でもあると同法人は考えます。
基本給以外にも、諸手当や社会保険料など会社側負担も相当なもので、その計算たるや面倒なのですが、ひな型を参考に社労士の先生から指導を受けつつ、同法人オリジナルの給与規程を作り上げることができました。
 また、経営継承計画は、次の世代にどのようにして法人経営のバトンを渡すかを計画(ロードマップ化)し、それに基づいて計画期間中に継承の進捗を管理するものです。次代の候補者にも予め「法人を担っていく」意思と気概の有無を確認することも必要など、具体的なアドバイスを中小企業診断士の先生からいただき、今後経営継承計画の素案を完成させる予定です。
 普及センターでは、人材の確保・育成や経営継承に取組む農業法人に対して、社員にとっての「良い仕事」「良い処遇」「良い職場」の三つの良いづくりを支援しています。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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アスパラガス栽培管理勉強会(次期栽培管理編)を開催しました。

2021年02月18日 09時30分09秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和2年普及活動計画のプロジェクト課題「地域活性化に向けた高収益作物(アスパラガス)の導入・定着」の一環として,令和3年2月9日(火)および12日(金)にアスパラガス栽培管理勉強会(次期栽培管理編)を開催しました。
 今回の勉強会には,アスパラガス生産者4名が参加し,明治大学とパイオニアエコサイエンス(株)が共同開発した「採りっきり栽培」法を中心に,明治大学農学部農学科野菜園芸学研究室准教授 元木悟氏らを講師に,ウェブ会議システムを利用したリモート講義による個別相談会形式でアスパラガスの栽培管理方法について学びました。
 生産者ごとに令和2年度の栽培の概要について振り返り,講師と質疑応答を行いました。株の充実を図るための栽培管理や砂地での肥培管理,病害対策のポイントなどについて,参加者は理解を深めることができました。
 当普及センターでは,今後もアスパラガス栽培について引き続き支援を行っていきます。 

 <連絡先>
  宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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今年も「農業法人若手・中堅社員のための社会人基礎力ステップアップセミナー」を開催しました!

2021年02月17日 14時37分01秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 
 
 昨年度に引き続き,農業法人若手社員のスキルアップを目的として,仙台市及び公益財団法人みやぎ産業振興機構と共催で「農業法人若手・中堅社員のための社会人基礎力ステップアップセミナー」を開催しました。開催にあたり参加者の皆様には,マスク及びフェイスシールド,飛沫防止パネルの使用等により新型コロナウイルス感染症対策に御協力いただきました。
 当セミナーは令和3年1月15日から全4回コースで開催し,当普及センター管内の8法人から参加の申し込みがありました。セミナーでは,組織の一員として求められる能力や法人の雇用管理等について,松倉社会保険労務士事務所の松倉惠子特定社会保険労務士,社会保険労務士法人プロゲート仙台オフィスの庄司弥生社会保険労務士,Universal Agriculture Support合同会社の金子栄治代表を講師に,講義とワークショップを行いました。第3回,第4回では,各法人の経営者にも参加していただき,今後の社員の業務への取組に対する期待が高まったようでした。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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中山間地域農業の持続的な営農を目指して! 「農事組合法人うぇすとファーム仙台」設立

2021年02月17日 11時26分28秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 仙台市青葉区の倉内・大針地区は,中山間地域特有の農業の担い手不足及び耕作放棄地・鳥獣被害の増加などの課題が山積しています。       
 そこで,これらの課題に対応し,今後も地域の農地・農業を維持していくために,平成29年度から「倉内・大針農村地域活性化委員会」を設立し,農業競争力強化基盤整備事業(農地整備事業(経営体育成型))に取り組んでいます。
 生産組織等の経営体が存在していない倉内・大針地区には,基盤整備後の地域農業の中心となり農業を維持してくれる担い手が必要不可欠であるため,地域の代表による発起人会を結成し,農事組合法人設立に向けて話し合いを行ってきました。
 その結果,令和3年1月24日に組合員17名による「農事組合法人うぇすとファーム仙台」設立総会が開催され,事業計画等の承認,代表として札万(ふだ・よろず)氏が選ばれました。総会後,令和3年2月5日に登記を行ない,「農事組合法人うぇすとファーム仙台」が正式に誕生しました。
 「農事組合法人うぇすとファーム仙台」は前身組織がない,ゼロからのスタートになりますが基盤整備後には,水田24㌶,畑4㌶の営農を目指しています。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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みやぎ農業未来塾ステップアップスクール「経営者養成講座」を開催しました

2021年02月17日 09時32分34秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 仙台農業改良普及センターでは,若手農業者を対象に,2月1日にみやぎ農業未来塾ステップアップスクール「経営者養成講座」を開催し,6名(内Web4名)が参加しました。
当講座では「成功への第一歩『ビジョンを磨く』」をテーマに,(株)宮城フラワーパートナーズ代表取締役の今野高氏に講話いただきました。
 講話の前に参加者全員に農業をやろうと思ったきっかけや自分の夢を語ってもらい,講師の経験を話していただきました。
講師からは「自分が経験したことからしか新たな発想はない。今はたくさんの経験や知見を得るために自ら行動し,積極的に仲間づくりをして,広い視野で多くの知見を収集して欲しい。ビジョンのないところに人は集まらない。」という提言をいただき,参加者はビジョンを磨いて発信することの重要性を感じた様子でした。
 
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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第2回登米農業改良普及センター普及活動検討会の開催

2021年02月15日 14時20分06秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和3年2月8日(月),県登米合同庁舎において外部委員5人の出席のもと,普及活動検討会を開催しました。
    今回は,令和2年度に実施した4つのプロジェクト課題の活動内容と成果,令和3年度の新規課題案を説明し,これらに対して様々な意見をいただきました。
    この中で,きゅうりの環境制御技術は,産地として若い世代が導入すべき技術なので,ぜひ普及させてほしいという意見や,新規に取り組む乾田直播の課題については,現地で蓄積された技術がまとめられ,コスト分析など経済性を含めたマニュアルが作成されることに期待するといった意見が出されました。また,今年度,目標を達成できなかった課題については,その要因と対応策を対象者と共有して取組を進めてほしいとの意見もいただきました。
 今回いただいた意見や要望を,今後の普及活動に活かしてまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 


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