6月4日,栗原市瀬峰地区の水田1.2ha(JR東北本線沿い)を会場に田んぼアートの田植えが行われました(主催:瀬峰地区循環型農業推進会議(愛称エコせみね))。
4年目となる今年のテーマは東北楽天ゴールデンイーグルスと震災被害者への激励。当日は球団の公式チアリーダー,東北ゴールデンエンジェルスの3人とベースボールスクールの鷹野コーチが参加し,地元の小学生や市民約170名とともに水田に苗を手植えしました。アートのデザインはイーグルスのロゴマークに「日本一に向かって真っすぐ」「がんばろう東北!!」「エコ・せみね」の文字をあしらったもので,事前に小牛田農林高校農業技術科2年の41名が測量・マーキングしました。7月中旬には葉が緑,紫,黄,白になり,田んぼにアートが浮かび上がります。
普及センターでは同地区において,耕畜連携による循環型農業づくりを支援してきました。現在,「安全・安心・おいしい!瀬峰農場=循環型農場のまちせみね」を合い言葉に,良質堆肥を使った環境にやさしい栽培方法による農産物「エコ・せみね」のブランド化に取り組み,平成22年度には「第40回日本農業賞大賞」を受賞しました。田んぼアートは,「エコ・せみね」ブランドの認知度を高め,循環型農業システムの取組みとして広くPRする目的で平成20年度から開催してきました。今後も側面から活動を支援するとともに「耕畜連携」「農産物のブランド化」の取り組み成果を栗原市全体に波及させていきたいと考えています。
楽天ゴールデンエンジェルスと地元の小学生が仲良く手植え
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
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