平成29年2月26日に角田市において,農事組合法人平貫ファーム通常総会が開催されました。
角田市平貫地区においては,もともと集落内の水稲協業組合,麦等の転作組合,機械作業オペレータ組合の3組織が中心となり,水稲や麦等の土地利用型作物の共同作業を展開してきました。こうした中,平成27年11月に集落として地域農業を維持するために,集落ぐるみ型組織として農事組合法人が設立されたものです。
初めての通期の総会であり,水稲,麦,大豆による通年の収益が注目されましたが,決算は大幅な黒字になりました。平成28年は初めて小粒大豆栽培に取り組みましたが栽培管理が十分ではなく,次年度の課題になりました。今年度,補助事業を活用して栽培管理用機械を導入したことから,今後,大豆栽培の拡大や収量向上に努め,経営基盤の更なる強化を図る意向です。
総会では,貸借対照表や損益計算書について説明され,活発な質疑応答が行われました。集落内の様々な構成員が議事の進行や,助言を行う様子はぐるみ型組織の長所が十分に活かされていると感じられました。
同組織は,平成27年度普及センタープロジェクト課題として支援し,短期間に法人設立に至った経緯があります。今後とも,組織の栽培管理,経営管理の両面において支援を行っていきます。
開会の挨拶
議事
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53- FAX:0224-53-3138