宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

富谷市で新たな果樹振興! ~いちじくの植付講習会~

2017年03月09日 12時00分00秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 いちじくは,プチプチした食感や優しい甘さが特徴的であり,スイーツ店において,タルトやケーキなどの原料としても利用されている果物です。富谷市は,いちじくをブルーベリーに続く特産果樹の一つとして推奨しており,生産者組織「おんないん会」では,昨年から200本以上の苗を養成していました。また,苗の養成期間中は,先進地でほ場見学を行う一方,新植予定地では土づくりを実施するなど着々と栽培の準備を進めてきました。
 今回,養成した苗の適切な植付方法を学ぶことを目的に3月7日に「おんないん会」会員のほ場で植付講習会が開催され,普及センター職員が講師となって苗の掘り上げから植付までを実演しました。
 講習会終了後,参加した12人の会員全員に苗が配布され,それぞれ植付することとなりました。植付予定本数は「おんないん会」全体で170本程度(栽培者15人)で,栽培面積にすると40a以上になります。普及センターでは,今後会員の方々がスムーズに栽培できるよう,まずは樹の骨格づくりの指導を行っていくこととしています。

   

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

 


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大規模土地利用型経営体の育成に向けた農業経営高度化研修会を開催しました

2017年03月09日 09時48分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成29年3月1日,仙台市農業園芸センターを会場に,「農業分野におけるICT活用」をテーマとして,平成28年度農業経営高度化研修会を開催しました。農業法人の役員の方々が多く参加され,ICTの利活用に関する関心の高さが感じられました。

 今年度は基調講演として,秋田県立大学准教授の藤井吉隆氏より「農作業の見える化とICT活用」について講演が行われ,経営の大規模化・法人化に伴う技術継承の難しさをICT技術を活用することにより解決している事例をお話をいただきました。 
 情報提供として,株式会社クボタの小林義史氏からICTを活用した生産管理の取り組みとして,「クボタスマートアグリシステム(KSAS)」の紹介がされました。また,日本ニューホランド株式会社の波野修平氏より,衛星測位システムを用いたトラクターの機械操作の効率化や作業精度の向上について説明がありました。

  総合検討は,農事組合法人井土生産組合の代表理事組合長である鈴木保則氏より,平成27年度よりICTを活用したシステムの実証についてお話いただき,今後の経営に必要な技術であるといった感想が紹介されました。

 農業分野におけるICTの利活用は,まだ県内ではこれからですが,今後も県内の農業生産者に情報提供を行い,普及推進を図っていきます。

〈連絡先〉
  宮城県農林水産部農業振興課普及支援班 革新支援専門員
  〒980-8570 仙台市青葉区本町3丁目8-1
  TEL:022-211-2837
  FAX:022-211-2839
  E-mail gbfs@pref.miyagi.jp

 


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