いちじくは,プチプチした食感や優しい甘さが特徴的であり,スイーツ店において,タルトやケーキなどの原料としても利用されている果物です。富谷市は,いちじくをブルーベリーに続く特産果樹の一つとして推奨しており,生産者組織「おんないん会」では,昨年から200本以上の苗を養成していました。また,苗の養成期間中は,先進地でほ場見学を行う一方,新植予定地では土づくりを実施するなど着々と栽培の準備を進めてきました。
今回,養成した苗の適切な植付方法を学ぶことを目的に3月7日に「おんないん会」会員のほ場で植付講習会が開催され,普及センター職員が講師となって苗の掘り上げから植付までを実演しました。
講習会終了後,参加した12人の会員全員に苗が配布され,それぞれ植付することとなりました。植付予定本数は「おんないん会」全体で170本程度(栽培者15人)で,栽培面積にすると40a以上になります。普及センターでは,今後会員の方々がスムーズに栽培できるよう,まずは樹の骨格づくりの指導を行っていくこととしています。
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