宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

仙台農業創生塾第2回研修会を開催しました

2017年03月10日 17時47分06秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 3月7日(火),仙台東部地区で今年3期目の経営を行っている5つの土地利用型農業法人((農)せんだいあらはま,(農)六郷南部実践組合,(農)岩切生産組合,(農)ファーム七ヶ浜,(農)グリーンファーム松島)の理事を対象とした「仙台農業創生塾第2回研修会」をJA仙台との共催で開催しました。
 前半の講演では「法人の組織運営について」と題してすずき労務経営コンサルタンツ代表鈴木大輔氏より,法人を運営するための仕組みづくりについて,事例を含めながらわかりやすく説明していただきました。
 後半の意見交換会では,始めに,普及センターより事前に各法人の理事に記入いただいた「農業法人の経営管理チェックリスト」の集計結果について説明しました。取り組みが弱い項目が分かり,自社の経営を見直す良いきっかけになったようでした。その後,「農業法人の組織運営」について活発な意見交換が行われました。参加した理事からは,「同じ悩みを抱えている法人の意見が聞けて大変参考になった。今後は法人内で話し合いを積み重ね,同じ目的意識を持って法人を運営していきたい。」との感想が聞かれました。普及センターでは,来年度からこれらの5法人を対象に,重点的に支援するプロジェクト活動を展開する予定です。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乾田直播3年目!~技術定着に向けた検討会が開催されました~

2017年03月10日 17時35分41秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 当普及センターでは,水稲乾田直播栽培による生産コスト削減に取り組む(農)井土生産組合に対し,乾田直播技術の導入・定着支援を行っています。昨年は一筆3haの大区画化ほ場で作付し,適期雑草防除と肥培管理により,10a当たり480kgの収量を確保しました。
 平成29年2月27日(月)に,昨年の振り返りと今年の栽培計画を策定するため,組合事務所で「水稲直播検討会」が開催されました。当日は,(農)井土生産組合の役員,普及センター,農研機構東北農業研究センター,仙台農業協同組合の担当者が集まり,普及センターで提示した乾田直播栽培暦をもとに,栽培のポイントを話し合いました。水稲乾田直播栽培は「いかに雑草を抑えるか」がポイントとなることから,播種後の4月中旬から6月にかけて重点的に田んぼを巡回し,特に稲と雑草の伸長程度を確認して除草剤散布時期を検討するよう説明しました。
 (農)井土生産組合では,春作業の省力化と適期雑草防除・施肥体系により目標収量を確保できることに手ごたえを感じたことから,乾田直播栽培に取り組みはじめて3年目となる今年,作付面積を昨年の3.3haから6.5haに増やす計画としており,普及センターでは,今後も関係機関と連携して支援してまいります。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩沼市で4つの農事組合法人が設立されました

2017年03月10日 14時59分53秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

平成29年1月から2月にかけ,岩沼市で4つの農事組合法人が設立されました。
今回設立された農事組合法人は岩沼市の南西部から北部にかけてのエリアで営農する「農事組合法人 原生産組合」「農事組合法人 玉崎」「農事組合法人 みいろよし」「農事組合法人 小川サン・ファーム」の4法人です。法人はそれぞれ23ha~53ha規模の農地で主食用米,飼料用米,大豆などを栽培し,低コストで生産性の高い集落ぐるみの営農を展開する予定です。現在,ほ場整備を行っている集落もありますが,ほ場整備完了後には,岩沼市西部地区の140haの水田を4法人が担うことになります。
集落ぐるみ型法人は去年設立された2法人と併せて6法人となり,来年には2つの法人が設立される予定です。
今回の設立で,震災後に設立された岩沼市の法人は13法人,震災前と併せて17法人となりました。今後これらの法人を中心に地域農業が維持・発展していけるよう関係機関と連携した支援に取り組んでいきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性農業者が地域食材を使った料理方法を学びました!

2017年03月10日 14時28分09秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成29年2月6日(月)にハナトピア岩沼で,亘理農業改良普及センター主催による「女性農業者ステップアップ講座」を開催し,JA名取岩沼女性部フレッシュミズ会,名取市農産加工連絡協議会,岩沼市若手女性農業者,関係機関等含めて23名の参加がありました。

 講師に蔵王食工房アトリエデリスの佐々木文彦シェフを招き,「地域食材を使った料理の提案」をテーマに,名取市特産のセリや大根,ほうれんそうなど地域の野菜を用い,「セリのキッシュ風グラタン」「大根とセリのサラダ・大根ドレッシング」「蔵王産ジャパンX豚のジンジャーソース」「苺のバヴァロア」の4品の作り方を学びました。実習では,米の研ぎ方やほうれんそうの茹で方など基本的なことから,豚肉の焼き方やドレッシングの作り方などプロの料理方法を学ぶことができました。

 和気あいあいとした雰囲気の中,参加者同士の交流も図られました。参加者からは「セリの新しい料理方法を知ることができた」「レシピを販促活動に使っていきたい」という声もあり,今後の取り組みにつながる研修会となりました。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーサイドファーム波路上株式会社 南三陸ねぎ 栽培開始 !

2017年03月10日 12時04分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 気仙沼市階上地区での営農を計画している「シーサイドファーム波路上株式会社」(代表取締役 佐藤信行)が3月8日に震災後初めての農作業となるねぎの播種を行いました。

 同社では、階上地域の復興に寄与するため、杉の下工区のほ場整備地区において、露地ねぎと施設いちごの栽培や地域資源を活用したサービス事業を計画しており、今春からの営農開始に向け準備を進めてきました。

 今回は9月後半からの収穫を狙った秋冬栽培用の播種で、300枚の育苗トレイに、約13万2000粒の種がまかれました。使用した播種機は、被災地域農業復興総合支援事業により気仙沼市が導入したものです。注目度が高く、多くの報道陣に囲まれての営農スタートとなりました。

 代表取締役の佐藤氏は、「震災から6年目にやっと営農再開となった。やっとスタートラインに立ったという感じ。社員一同、心を一つにして地域を盛り上げていきたい。」と抱負を語っています。

 

 <連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班

〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2

0226-29-6044


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする