宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

集落営農法人の視察研修を行いました

2017年03月03日 18時09分29秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 組織運営の改善や人材確保等の課題解決に向けて、色麻町の農事組合法人「グリーン・アース大原」が視察研修を行いました。
 始めに、収益向上を図るため、(株)渡辺採種場瀬峰研究農場において、導入を検討している露地園芸作物について情報収集を行いました。作りやすいハクサイの品種や、これから播種時期を迎えるナスやホウレンソウの品種について講師の説明を受けました。
 次に、集落営農組織の先進事例である農事組合法人三田鳥営農組合(栗原市若柳)において、法人の成り立ちや概要、組織運営体制、活動内容について説明を受けた後、大豆センター内の見学をしました。三田鳥営農組合は、県内初のぐるみ型集落営農法人であり、JAから大豆調整作業を受託することで周年雇用を行っていること、機械や施設装備は最小限として経費の削減に努めていることなどの説明を聞きました。参加した構成員はいずれの視察先でも熱心に質問をしており、今後の法人運営の参考とすることができました。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0726 ,0727   FAX:0229-23-0910


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女性参画研修会を開催しました

2017年03月03日 18時06分12秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 農村における女性参画について、実際に農村で活躍している女性農業者や女性研究者から取り組みを学び、地域社会へ積極的に参画する意識を醸成し、農村地域の次世代リーダーとなる若手女性の掘り起こしを図ることを目的として、「『地域農業の未来をつくる』女性参画研修会」を開催しました。
 農村工学研究所地域資源工学研究領域の遠藤和子上級研究員より、「農村における女性の活躍について」と題して、遠藤氏が現地調査で出会った女性が、農業生産や地域保全などに取り組む事例を挙げて、今望まれている農業における女性の活躍について講演がありました。
 続いて石巻でガーベラを栽培している花き生産者で指導農業士として活躍している西條由美惠氏より、「農業で叶える私らしい暮らし」と題して、結婚後も地域より情報を発信し続けることで様々な分野の人と出会いを広げている西條氏の活動内容について講演がありました。
 その後西條氏の栽培したガーベラなどを使ったフラワーアレンジメント体験を行い、参加者は情報交換をしながら楽しそうに作品を作るとともに、農村に関わる女性同士の交流を深めました。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0726 ,0727   FAX:0229-23-0910


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連作大豆の安定生産を目指して土づくりを推進~ 平成28年産涌谷町大豆栽培総合実績検討会 ~

2017年03月03日 13時42分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

平成29年2月24日にJAみどりの涌谷営農センターにおいて,涌谷町の大豆生産者や関係者等約30名を集め,平成28年産大豆栽培総合実績検討会が開催されました。
 涌谷町の平成28年産大豆は142kg/10aと平年に比べて収量が低く,小粒が多いなど品質も低下しました。子実肥大期の日照不足や長雨による湿害など気象要因や連作大豆が多く,地力が低下していることが作柄低下を招いた要因であると考えられました。普及センターでは平成28年度プロジェクト課題で連作大豆へ堆肥施用実証ほで収量・品質が向上した結果を紹介し,土づくりの必要性を訴えました。さらに,東北大学大学院農学研究科の伊藤准教授が「大豆連作圃場の土壌実態と対策」と題し,大豆連作ほ場での収量低下が著しく,大豆が地力消耗作物であるという講演を行い,生産者は有機物施用の必要性を実感したようでした。意見交換では堆肥確保に関する情報を交換し合い,次年度へ向けて積極的に堆肥を施用しようとする動きが見られました。今後,牛ふん,豚ふん,バーク堆肥など特性に合った施用量や肥料効果を考慮した施肥設計などへの支援を進めていきます。

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター 先進農業班  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


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アスパラガス収穫への期待に胸膨らませて

2017年03月03日 09時59分43秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成29年2月28日にJAあさひな営農センターにおいて,JA主催のアスパラガス栽培講習会が行われました。JAあさひなでは,アスパラガスを新たな推進品目とし,平成28年春にアスパラガス苗を意欲のある生産者12人へ配付しました。全員が初めての取組で,先進地視察や現地検討会を重ね勉強してきました。1年間の株養成期間が終了し,いよいよ収穫ができる2年目に突入するこの時期,普及センターからは栽培2年目の目標として①雑草を生やさない②畑を乾かさない③追肥を怠らないこととし,立茎栽培のポイントや病害虫・雑草防除について説明しました。
 また,今回,まだアスパラガスの栽培に取り組んでいない農家も多く参加しましたが,一連の栽培管理の流れを聞いて,多くの方が関心を持たれたようです。JAあさひなからは新規栽培者への無償苗の提供等の支援について話があり,今後もアスパラガスという新しい振興作物への取組に期待が膨らむ一日となりました。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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