宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

専門家による法人経営改善支援

2017年03月13日 14時09分23秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 

本県では農業法人の経営改善に向けた支援として,専門家を派遣しており,3月2日(木)に岩沼市の農事組合法人玉浦中部ファームに対して社会保険労務士の黒政(くろまさ)先生に現地指導をお願いしました。

黒政先生からは,経営体の将来を見据えた人材の確保育成を具体的に検討する際のポイントについて,経営体の考え方や検討項目,留意点などに関するアドバイスをしていただきました。

佐藤代表は,法人の継続的な維持発展に向けて人材の確保育成は不可欠な課題でありその重要性が理解できた。また,今後のあり方を念頭に置いた人材確保の重要性に関して良いアドバイスをいただけたとの感想でした。

普及センターでは,今回の専門家による指導が効果的な人材確保に結びつくよう継続的に支援するとともに,他の法人に対しても今回の専門家のアドバイスを参考にして支援します。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒川地域の土づくり実践研修会「その肥料で大丈夫?園芸産地の土づくりを見直そう」を開催

2017年03月13日 10時00分45秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 黒川地域では,野菜指定産地となっている「ほうれんそう」,転作田を活用した「曲がりねぎ」等を中心とした園芸産地づくりを進めていますが,長年の栽培年数を経過したほ場では,土壌中の養分のバランスが崩れるなどによって生育不良となる事例も見られており,施肥管理方法の見直しが必要となっています。
 そこで,仙台農業改良普及センターではJAあさひなとの共催で,平成29年3月3日大和町のまほろばホールを会場に,東京農業大学名誉教授の後藤逸男先生を講師に迎え,土づくり実践研修会「その肥料で大丈夫?園芸産地の土づくりを見直そう」を開催しました。
 はじめに,普及センター先進技術第一班伊藤班長より,黒川地域の土壌分析結果からみる現状と課題について説明した後,後藤先生から「健康な土づくりのための園芸土壌の課題と対策」と題し,黒川地域の園芸土壌を実例に,分析項目の意味や具体的な対策についてわかりやすく講演いただきました。特に,土壌のリン酸蓄積は「コレステロールの蓄積」,塩類濃度が高いのは「高血圧症」の様なものと考えよう,といった身近な健康キーワードを用いた説明がとてもわかりやすく,土壌分析に基づく土壌管理の重要性を改めて認識された様子で,さらなる園芸振興に向けた生産者意欲の高まりが感じられた研修会でした。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター
  先進技術第二班
  〒981-8505
  仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする