宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

地域の営農継承に向けて~農事組合法人やつきファーム設立~

2020年02月10日 17時54分40秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 

 令和2年1月19日に「農事組合法人やつきファーム」(栗原市若柳)の創立総会が行われました。

 同法人は,平成19年3月設立の集落営農組織「八木営農組合」を母体とし,若柳八木地区の農業者32人が法人に参加しました。

 八木営農組合では,平成30年2月の総会で法人設立準備委員会を設置して法人化に向けた具体的な話合いを進め,令和元年9月からは法人設立発起人会に移行して法人設立の準備を進めてきました。

 総会開催までには,関係機関を含めた月例での話合いのほか,営農組合の実績評価や地区の経営資源調査,将来ビジョン検討会等の現況把握,農業経営相談所の専門家派遣や先進事例調査等による課題解決,定款や事業目論見書等の作成,法人設立説明会の開催等の法人設立事務を順次行ってきました。

 総会では,発起人代表の伊藤秀雄さんから「後継者が夢を持って農業を継承できるような八木集落としたい」との法人設立の目的が説明され,集まった組合員も今後の法人経営に期待が高まる様子でした。

 代表理事には伊藤秀雄さんが就任し,今回法人に集まった60haの農地については,農地中間管理事業を活用した利用権設定により,法人が主体となった効果的な農地活用を目指すこととしています。

 

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班

TEL0228-22-9437     FAX0228-22-6144

 


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大崎市岩出山産の種雄牛候補「稚洋」産子の巡回調査

2020年02月10日 09時40分26秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和2年2月5日にJA新みやぎいわでやま地区本部管内で種雄牛候補「稚洋(わかひろ)」産子の巡回調査を行いました。
 県畜産試験場で繋養している種雄牛は,県内の繁殖農家で生産された雄子牛を調査,選抜し,さらにその産子を生産,肥育して肉質調査を行うなど6年あまりの年月と,生産者をはじめ多くの関係機関の協力によって造成されています。
 「稚洋」は,「勝洋」を父として平成28年8月に生まれました。種雄牛候補として調査したところ,特に発育に優れ,兄弟などの成績から良好な肉質を期待されています。試験交配を行い生産された子牛33頭中,いわでやま地区本部管内からは5頭が生産されたため,今回発育や体型を調査しました。
 5頭の生産者は,玉造和牛改良組合の山口組合長や繁殖農家組織「若牛会」の会員で,いずれも和牛改良に積極的に取り組んでいます。その成果として,地元から種雄牛が選抜されるよう期待しています。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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