7月28日(水)にJAいしのまき農業情報センターでアスパラガス販売戦略会議を開催しました。パイオニアエコサイエンス(株)松永邦則氏を講師に,JAいしのまき,(株)石巻青果,(株)水沢種苗から情報提供を行い,生産者ら17人とアスパラガスの販売方法等を検討しました。
講演では松永氏から4月の遅霜被害などアスパラガスの作柄を解説した後,長崎や北海道等の産地ブランドや遮光による4色アスパラなど販売の工夫事例をお話していただきました。
石巻普及センターからは管内の生産状況と直売所等での販売について,JAいしのまきからはサツマイモとアスパラガスで参入する際の初期費用の支援策について情報提供をしました。
(株)石巻青果からは山形や福島産の取扱い,量販店での販売状況,地元産が是非ほしいこと,(株)水沢種苗からは直売所での4月から9月の販売状況について話題提供がありました。
情報交換では,採りっきり栽培は輪作体系が重要,施設立茎栽培は安定生産できる,太いアスパラは人気が高い,紫色や白色の販売も面白いことなど様々な意見が出されました。
令和4年春から出荷量が増えることや採りっきり栽培と施設立茎栽培を組合わせたアスパラガス産地を育成し,市場出荷や直売所販売を中心に販売戦略を考えていくことにしました。