宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

就労環境整備に関する研修会「これからの農業は女性と輝く!!」を開催しました

2021年08月12日 18時08分04秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和3年8月10日(火),栗原合同庁舎において,農業法人・農業経営体研修会「これからの農業は女性と輝く!!」を開催し,管内の農業法人等14名が参加しました。

    
    本研修会は,栗原で農業に携わる女性と農業法人,農業経営体が活き活きと活躍することを目的に,いち早く就労環境整備に取り組み,実践している先進事例を学ぶとともに,関連する支援事業について情報提供したものです。
    
    先進事例として,岩手県一関市の有限会社かさい農産 葛西亮介取締役社長より,「社員一人一人が輝ける職場を目指して」と題して基調講演をいただきました。
    かさい農産は人材確保の中で,子育てにより通常の勤務時間で働くことが困難な女性の面接をきっかけに,社員一人一人のライフステージに対応した勤務時間・休日を形成し,社員全員が家庭を中心に働ける職場環境を実現しています。
    そのために,誰が見てもその作業ができる業務マニュアルの作成や,社員全員が様々な業務をやってみること(クロストレーニング)で,社員の誰が休んでも皆でカバーできる「多能工化(たのうこうか)」に取り組んでいることを紹介いただきました。
    柔軟な経営形態と経営発展を遂げている事例に,参加者の多くが大変刺激を受けたようです。    
    
    女性は,農業や地域の活性化において重要な役割を果たし,農業経営の担い手として大きく期待されています。 
    日本政策金融公庫の調査では,「女性が経営に関与している農業経営体は収益が増加している」という結果がでており,国や県では農業の成長産業化と誰もが自分らしく活躍できる就労環境の実現に向けて,女性の活躍に積極的に取り組む農業法人や農業経営体を応援しています。
    
    普及センターでは,今後も女性をはじめとした働き手の皆が輝けるよう,農業法人や農業経営体における就労環境の整備を支援していきます。

 

 

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班     
TEL:0228-22-9437/FAX:0228-22-6144


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集落営農組織法人化研修会を開催しました

2021年08月12日 17時06分40秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

   

   令和3年7月30日(金),31日(土),法人化を目指す集落営農組織「有賀営農組合」の役員を対象とした研修会を開催し,9名が参加しました。
    管内の集落営農組織の多くは,経営所得安定対策を契機に設立されていますが,中心となる担い手の高齢化が進み,地域農業を今後,どのようにしていくかの検討が必要な時期に来ています。
    普及センターは,集落の農地を10年後,20年後も守っていきたいという思いを強く持つ有賀営農組合の法人化を支援するプロジェクト課題に取り組んでおり,今回の研修会を実施しました。
    1日目は,講師の小林哲平弁護士から「法人化による影響と法人の種類について」講義をいただき,法人形態ごとのメリット,デメリットについて学びました。
    2日目は,研修内容を踏まえて,組合長が主体となって話し合いを進めました。「決めるのは自分たち!」「農業をする人もしない人も安心して住める集落へ!」という共通認識のもと,内容の濃い話し合いが行われました。
    次回は,「集落全員参加をめぐる,地権者・出資者・法人役員それぞれの権利と役割・義務・責任」をテーマに開催予定です。
    今年度の活動は,役員対象の研修,意見交換を中心に進め,集落ビジョンを作成し,地域住民への理解を進めていくこととしており,普及センターでは関係機関と連携しながら支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班     
TEL:0228-22-9437/FAX:0228-22-6144

 

 


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らっきょう栽培講習会が開催されました

2021年08月12日 14時35分24秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 
 令和3年8月3日(火),JA新みやぎ栗っこのらっきょう栽培講習会が同JA栗駒中央支店で開催され,管内のらっきょう生産者9名,JA新みやぎ栗っこの担当者,普及センターの担当者が出席しました。
 JAの担当者からは,令和3年産らっきょうの販売経過について,東京都中央卸売市場の実績資料を踏まえて,説明がありました。今年は他産地の出荷量が多かったことや,6月下旬に野菜全般の荷動きが低迷したことにより,低相場の推移となりました。
 普及センターからは,らっきょうの栽培技術のポイントとして,分球を確保し収量を高めるために適期植付けを行うことや,乾腐病とネダニ防除のために種球の消毒を実施することなどについて,説明を行いました。
 参加者らは,今年度単価が低かったことから,2年物を収穫するための管理方法や,出荷の形態について,様々な意見交換を行いました。
 普及センターでは,らっきょうの安定生産に向けて,継続して支援を行っていきます

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL0228-22-9404       FAX0228-22-6144

 

 


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パソコン簿記研修会

2021年08月12日 08時58分41秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 石巻管内では自らの経営改善と経営管理能力の向上を目指す若手農業者が多く、昨年度からパソコンによる簿記記帳に関する研修会を開催してほしいとの要望があったため,農業簿記ソフトを利用した簿記記帳に関する研修会を開催しました。
 今回の研修会では,パソコン簿記の基本的な操作や勘定科目の設定方法,簡易振替伝票の入力などの実習を行いました。
 参加者は5名とやや少なかったものの,講師のわかりやすい説明により実際の設定や入力などについて全員が滞りなく操作されており,今回の内容については十分に御理解いただけたものと思われます。
 普及センターでは,令和4年1月に決算処理や次年度繰越などを中心とした2回目の研修会を開催する計画で,今後も若手農業者を中心とした経営管理能力の向上に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班
 TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999 


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