宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

枝もの用クロマツの収穫・調製作業開始~出荷第1弾は台湾へ~

2021年11月24日 17時36分13秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 南三陸町の(株)南三陸Pine Proが栽培する枝もの用クロマツ(若松)の初の収穫作業が10月26日から開始され,お正月用の出荷に向けて日々調製作業が行われています。収穫を迎えるにあたり事前に市場担当者や県関係機関と出荷規格検討会を開催し,市場等のニーズに合わせた出荷規格を設定し作業を進めてきました。
 収穫されたクロマツは調製場で約20種類の規格に選別された後,水揚げ・保管され,主に大阪鶴見花き地方卸売市場で12月6日開催の「松市」に向けて出荷される予定です。
 また,去る11月10日には一足早く第一弾が初出荷となりました。台湾のお正月「春節」需要を狙ったもので,海を越えて台湾市場へ輸出され,県産若松が海外でも使用されます。
 収穫された若松の品質については市場担当者からもお墨付きをいただき,生産者も手応えを感じながら順調に作業を進めています。慣れない作業ながらも調製場は活気に溢れ,南三陸地域の新たな園芸品目として盛り上がりを見せています。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「JA新みやぎ南三陸地区本部農産物共進会及び表彰式」が開催されました。

2021年11月24日 16時05分06秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和3年11月14日(日)にJA新みやぎ南三陸地区本部農産物共進会及び表彰式が気仙沼営農センター特設会場で開催されました。例年同日開催されていた「JAまつり」は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが,生産者の営農意欲の向上に繋げるため共進会単独で開催されました。

 従来,出品物は気仙沼市内から集めていましたが,今年は南三陸地区本部管内(気仙沼市,南三陸町,登米市津山町)に広げ,野菜の部168点,果実の部68点,穀類の部14点の合計250点が出品されました。4月の低温により一部作物で凍霜害が発生するなど気象の影響が大きい中,多くの新鮮な農作物が出品され,いずれも甲乙付けがたい出来栄えでした。審査には当普及センター職員等があたり,金賞5点(だいこん,ばれいしょ,ねぎ,パプリカ,りんご),銀賞7点,銅賞15点を選定しました。午後には販売会があり,地場農産物の質の高さを地元消費者等に広く知っていただく良い機会となりました。

<連絡先>

 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班

 TEL0226258068   FAX0226221606

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和3年度農林産物品評会が開催されました

2021年11月24日 15時50分46秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和3年10月23日~24日にせんだい農業園芸センターにて,県内農林産物の生産振興を図ることを目的に,農林産物品評会および花き品評会を開催しました。

 出品された農林産物のうち,各部門で最も優れたものに農林水産大臣賞が授与され,受賞農作物を含めた県内各地の農産物を展示いたしました。

 今年度の農林水産大臣賞受賞者は以下の方達になります。

令和3年度宮城県農林産物品評会 農林水産大臣賞

農産部門:水稲(うるち玄米) 石巻市 農事組合法人みのり

園芸(果実)部門:日本なし 蔵王町 山家 一彦

園芸(野菜)部門:ねぎ 栗原市 片倉 栄治  

 なお,農産部門:水稲(うるち玄米)で農林水産大臣賞を受賞した農事組合法人みのりは,翌年度の新嘗祭献穀を行う予定です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みやぎ農業未来塾「土壌の基礎知識」研修会を開催しました

2021年11月24日 15時24分28秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和3年11月16日(火)に,就農5年目以内の新規就農者を主な対象として,土壌の基礎知識を学ぶみやぎ農業未来塾「土壌の基礎知識」研修会を登米合同庁舎で開催しました。

 講師に農業・園芸総合研究所の職員を招き,①作物栽培に良い土,②土壌物理性の調べ方と改善法,③土壌pH・土壌ECの特徴,土壌分析結果と作物への影響などをわかりやすく解説していただきました。大学の講義さながらの豊富な内容にもかかわらず,参加者は熱心にメモをとり,前向きに知識を習得する様子がうかがえました。

 研修会終了後,参加者から土壌の基礎を改めて確認することができたと言う感想が聞かれたほか,ICT技術や農業機械・農作業安全に関する研修等の要望がありました。

 みやぎ農業未来塾「土壌の基礎知識」研修会

<連絡先>

宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班

〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アスパラガス栽培管理勉強会(黄化刈取り・育苗編)の開催

2021年11月24日 10時59分39秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 11月17日(水)に東松島市の株式会社パスカファーム立沼(代表取締役佐藤正)で,パイオニアエコサイエンス株式会社の松永邦則氏を講師に,アスパラガス栽培管理勉強会(黄化刈取り・育苗編)を開催し生産者等23人が参加しました。
  これからのアスパラガスの管理について,松永氏は①11月下旬まで養分転流が進み,茎葉が黄化して茎が割れたら12月上旬に刈り取る,②黒マルチを除去し,地際から茎葉を草刈り鎌で刈り,支柱やネットを片付ける。③貯蔵根の充実度合いは根の糖度を測り,25度が目安となることなどの指導がありました。
  次に,育苗ハウスへ移動し,電熱温床線とトンネル保温設備を見ながら育苗について,①品種選定は早生と晩生を組合わせる,②播種期は1月中旬から2月上旬で4月中旬定植となる,③50穴セルトレイに育苗培土を詰め種子を一粒播き,地温は30℃前後に設定,発芽揃いまで3週間かかる,④発芽後15~25℃でトンネル開閉での換気,液肥での追肥などこまめに管理することなど教えていただきました。
  参加者らは,8月中旬以降の茎枯病等の発生に苦労しましたが,貯蔵根の充実を図るため適期に黄化刈取り作業を行い,春の萌芽・収穫に向け営農意欲が高まったようでした。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする