宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

御用聞き訪問を実施しています!

2023年02月02日 16時43分56秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 東日本大震災後,農業従事者の高齢化等により農家数が減少する中で,担い手確保や集落営農組織の経営発展のために多くの農業法人が設立していますが,震災から10年以上経過した現在,多くの法人は経営承継や機械更新,人材不足,資材費高騰など様々な経営課題を抱えています。
 そこで,普及センターでは重点活動の一つとして,各地域の中核的な46法人を対象として「御用聞き訪問」を実施しています。法人の経営課題等を把握し,技術支援や各種情報提供等を通じて各法人の経営課題に応じた支援を行うことが目的です。この「御用聞き訪問」は令和2年度から実施しており,対象法人も意欲的に対応しています。「御用聞き訪問」がきっかけで,園芸品目導入の誘導や各種事業の紹介等による具体的な取組が進むとともに,経営分析結果をもとに,経営改善を図る法人も見受けられるようになりました。
 普及センターでは,今後も「御用聞き訪問」を実施し,地域農業をけん引する農業法人の経営安定化・高度化を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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JA仙台根白石果樹生産組合のりんご研修会が開催されました

2023年02月02日 16時31分23秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 JA仙台根白石果樹生産組合のりんご研修会が令和5年1月27日に開催され,部会員5人が参加しました。
午前のせん定講習は,部会員のほ場において,農業・園芸総合研究所果樹チーム職員と仙台農業改良普及センター職員が講師となり,受光態勢の改善や薬剤のかかりやすさ,作業性の向上等を目的とした枝の間引きと小枝の整理方法について実技指導しました。また,数年後を見越した枝のせん定方法等についても生産者と活発に意見交換がなされ,有意義な研修となったようです。
 午後は,JA仙台根白石支店で次年度に向けた防除暦の検討を行いました。普及センター職員が講師となり,生育概況の説明や当地区の防除時期や病害虫発生状況の振り返りを実施し,今年度発生が多かった褐斑病の対策を反映させた次年度の防除暦を策定しました。
 普及センターでは,今後も情報提供や技術指導を行い,管内のりんごの安定生産を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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仙台地区鳥獣被害対策研修会が開催されました。

2023年02月02日 13時22分28秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展
 令和4年度仙台地区鳥獣被害対策研修会が令和5年1月11日に仙台合同庁舎で開催され,管内市町村の鳥獣害対策担当者が出席しました。
 研修は,合同会社東北野生動物保護管理センターの小野田泰士研究員を講師に,「人口減少社会における鳥獣被害対策とICT」と題して行われました。
 基本的な鳥獣害対策に合わせて,省力的な対策ができる方法として,わなに動物がかかったら知らせてくれるICT機器の紹介や,これを使った場合に気をつけることなど,ICT機器の現状と課題等についてもお話をいただきました。
 参加者は,研修に先立って開催された担当者会議を含め,互いに情報交換するとともに研修講師へ質問し,各市町村の鳥獣害の現状と対策について活発に情報交換がなされました。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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水稲乾田直播栽培総合検討会を開催しました

2023年02月02日 12時51分54秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化
 当普及センターでは,令和4年度から「水稲乾田直播栽培の技術定着による収量向上」をプロジェクト課題に位置付け,これまでに5回「水稲乾田直播栽培勉強会」を開催しました。また,令和4年作のまとめとして,令和5年1月19日に「水稲乾田直播栽培総合検討会」を開催し,農業者13人が出席しました。
 普及センターからは,乾田直播ほ場での生育調査結果及び収量調査結果の報告を行い,農研機構東北農業研究センターからは,雑草防除及び春先のほ場準備についての講義がありました。農業者の多くが令和4年作における課題として挙げた「雑草防除」については,具体的な除草剤名と使用上の注意等の関心が高く,熱心にメモをとる参加者も見られました。また,「ほ場準備」については,ほ場条件(土質等)に応じた各対策の説明があったため,次期作から乾田直播栽培に取り組む参加者にも参考になったようでした。
 講演後には,お互いの耕種概要を紹介しながら,具体的な栽培管理について意見交換を行いました。これまでの勉強会では仙台沿岸部からの参加者が主でしたが,今回の検討会では仙台西部や黒川地域からの参加もあり,これまで以上に幅広い取組事例をお互いに知ることができ,有意義なものになりました。
 普及センターでは,生産者同士のネットワークづくりを推進しながら,今後も水稲乾田直播栽培の技術定着を支援してまいります。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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