令和6年8月20日に亘理名取果樹振興協議会(事務局:当普及センター)主催で会員の相互交流を目的に亘理名取りんご栽培研修会を開催し、会員26人の参加がありました。この研修会は毎年開催していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響等で令和元年以来5年ぶりです。
当普及センターからは、気象経過、生育状況及び高温対策について情報提供しました。
会員の名取市高舘のりんご園地の視察では、経営概要を御紹介していただき、生育状況について情報交換を行いました。園主の板橋氏は、結実、果実肥大は順調であるが、今後も高温が続くと、果実の日焼け、着色不良、果肉障害の影響が出ないかを心配していました。
その後、宮城県農業・園芸総合研究所へ移動し、果樹チームの研究員を講師にりんごほ場を視察し、主要品種の生育状況、りんごジョイントV字樹形栽培、品種の特徴等について説明がありました。参加者から,栽培適応性試験中の品種の特性についての質問が多くあり,今後の栽培品種選定の参考としていました。
当普及センターでは、品質の高いりんご生産に向けて、栽培管理及び病害虫防除の支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143