銀河系外にある超新星の偏光観測から、超新星爆発の形がデコボコなことが分かりました。
大質量の恒星が、一生の最後に起こす爆発が超新星爆発です。
この爆発が完全な球形ではないことは、これまでシミュレーションで分かっていました。
でも、デコボコができるメカニズムは分かってなかったんですねー
国立天文台などの研究チームは、このメカニズムの検証にハワイの“すばる望遠鏡”を使いました。
“すばる望遠鏡”に搭載された“微光天体分光撮像装置”を使い、
実際の観測から超新星爆発が、どのような形で起こっているのかを調べたんですねー
遠方の超新星爆発の形を実際に見るのは困難なので、今回は超新星からの光の偏光を調べています。
偏光とは、光の振動方向の偏りのことです。
デコボコした爆発から出る光の場合には、波長ごとに偏光の向きがバラバラになります。

きれいな形状の爆発では、
偏光の向きが揃う(右)
デコボコした形状の場合、
波長によって偏光の向きが
バラバラになる(左)
今回観測した超新星爆発は、2009年に出現した“SN 2009jf”と“SN 2009mi”です。
この2つは偏光の向きがバラバラ… つまり爆発の形がデコボコということになります。
研究チームは以前の観測と合わせて、6つの超新星爆発のデータを調べました。
すると、そのうちの5つでデコボコの形が見つかったんですねー
なので、超新星爆発の形がデコボコなのが、稀なものではないということです。
超新星爆発が、どのような立体形状をしているのか?
これについては銀河系内の超新星爆発の観測から、これまでに数例行われてきました。
でも、銀河系内では100年に1度程度しか超新星爆発は起こらいないので、観測できるサンプルが少なくなります。
今回のように銀河系外の超新星爆発の形を、光の偏光からとらえることができれば…
これから出現する多くの超新星爆発に応用できるんですねー
そして、超新星爆発のメカニズムを解明する糸口になるのかもしれません。
大質量の恒星が、一生の最後に起こす爆発が超新星爆発です。
この爆発が完全な球形ではないことは、これまでシミュレーションで分かっていました。
でも、デコボコができるメカニズムは分かってなかったんですねー
国立天文台などの研究チームは、このメカニズムの検証にハワイの“すばる望遠鏡”を使いました。
“すばる望遠鏡”に搭載された“微光天体分光撮像装置”を使い、
実際の観測から超新星爆発が、どのような形で起こっているのかを調べたんですねー
遠方の超新星爆発の形を実際に見るのは困難なので、今回は超新星からの光の偏光を調べています。
偏光とは、光の振動方向の偏りのことです。
デコボコした爆発から出る光の場合には、波長ごとに偏光の向きがバラバラになります。
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きれいな形状の爆発では、
偏光の向きが揃う(右)
デコボコした形状の場合、
波長によって偏光の向きが
バラバラになる(左)
今回観測した超新星爆発は、2009年に出現した“SN 2009jf”と“SN 2009mi”です。
この2つは偏光の向きがバラバラ… つまり爆発の形がデコボコということになります。
研究チームは以前の観測と合わせて、6つの超新星爆発のデータを調べました。
すると、そのうちの5つでデコボコの形が見つかったんですねー
なので、超新星爆発の形がデコボコなのが、稀なものではないということです。
超新星爆発が、どのような立体形状をしているのか?
これについては銀河系内の超新星爆発の観測から、これまでに数例行われてきました。
でも、銀河系内では100年に1度程度しか超新星爆発は起こらいないので、観測できるサンプルが少なくなります。
今回のように銀河系外の超新星爆発の形を、光の偏光からとらえることができれば…
これから出現する多くの超新星爆発に応用できるんですねー
そして、超新星爆発のメカニズムを解明する糸口になるのかもしれません。