アルマ望遠鏡の試験観測で、
史上最高の解像度で見た“おうし座HL星”の、
原始惑星系円盤の姿が映し出されました。
この画像からは、惑星系が作られつつある様子が手に取るように分かるので、
惑星形成研究の大きな変革を予感させているんですねー
2002年から、南米チリのアタカマ砂漠に建設が進められていた、
アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計
(Atacama Large Millimeter/submillimeter Array = ALMA:アルマ望遠鏡)は、
アタカマ砂漠の標高約5000メートルの高原に、高精度パラボラアンテナを合計66台設置し、
それら全体をひとつの電波望遠鏡として観測可能な、18.5キロの開口合成型電波望遠鏡です。
そのアルマ望遠鏡が、これまでで最大となる15キロ間隔にまでアンテナを展開し、
“視力2000.0”に相当する高解像度で試験観測を行いました。
観測の対象となったのは、450光年彼方にある若い恒星“おうし座HL星”。
とらえた画像には、
周囲のチリとガスの円盤(原始惑星系円盤)がはっきり写っていて、
一見、CG画像と区別がつかないほどなんですねー
レコード盤の溝のように見える隙間の部分は、
円盤の物質を掃き集めながら、
大きな惑星が成長しつつある証拠と考えられています。
生まれて100万年に満たない星の周りで、
すでに大きな惑星が形成されつつあるというのは、
これまでの理論では想定されていなかったこと。
現在、実際に観測研究で利用されるアンテナの展開範囲は最大で1.5キロで、
今後、徐々に機能を確認しながら広げていくことになります。
今年の9月から12月までの試験観測によるプレビュー画像なのですが、
まさに惑星が作られている現場の画像を、初めて取得できるようになったことで、
惑星形成の研究の流れに大きな変革が起こると期待されているんですねー
史上最高の解像度で見た“おうし座HL星”の、
原始惑星系円盤の姿が映し出されました。
この画像からは、惑星系が作られつつある様子が手に取るように分かるので、
惑星形成研究の大きな変革を予感させているんですねー
2002年から、南米チリのアタカマ砂漠に建設が進められていた、
アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計
(Atacama Large Millimeter/submillimeter Array = ALMA:アルマ望遠鏡)は、
アタカマ砂漠の標高約5000メートルの高原に、高精度パラボラアンテナを合計66台設置し、
それら全体をひとつの電波望遠鏡として観測可能な、18.5キロの開口合成型電波望遠鏡です。
そのアルマ望遠鏡が、これまでで最大となる15キロ間隔にまでアンテナを展開し、
“視力2000.0”に相当する高解像度で試験観測を行いました。
観測の対象となったのは、450光年彼方にある若い恒星“おうし座HL星”。
とらえた画像には、
周囲のチリとガスの円盤(原始惑星系円盤)がはっきり写っていて、
一見、CG画像と区別がつかないほどなんですねー
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アルマ望遠鏡で観測した“おうし座HL星”の原始惑星系円盤。 太陽系(右)の3倍程度の大きさがある。 |
レコード盤の溝のように見える隙間の部分は、
円盤の物質を掃き集めながら、
大きな惑星が成長しつつある証拠と考えられています。
生まれて100万年に満たない星の周りで、
すでに大きな惑星が形成されつつあるというのは、
これまでの理論では想定されていなかったこと。
現在、実際に観測研究で利用されるアンテナの展開範囲は最大で1.5キロで、
今後、徐々に機能を確認しながら広げていくことになります。
今年の9月から12月までの試験観測によるプレビュー画像なのですが、
まさに惑星が作られている現場の画像を、初めて取得できるようになったことで、
惑星形成の研究の流れに大きな変革が起こると期待されているんですねー