国際宇宙ステーションへの補給物資を載せた、
プログレスM-26M補給船が、ソユーズUロケットで打ち上げられました。
ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約9分後にはプログレスM-26Mを分離。
そしてプログレスM-26Mは打ち上げから約6時間後に、
国際宇宙ステーションのズヴィズダー・モジュールに入港し、
これから物資の搬出作業が行われることになります。
プログレスM-26Mは、ロシアのRKKエネルギア社が開発・製造した無人補給船で、
国際宇宙ステーションへの物資輸送を担っています。

打ち上げ時の質量は7,287キロで、
そのうち補給物資として2,370キロの水や食料、日用品、修理部品、燃料などが搭載されています。
プログレスM-26Mは約6か月の間、国際宇宙ステーションに滞在し、
最後はステーションで発生したゴミを積んで大気圏に再突入、
ゴミと共に燃え尽きることになります。
プログレス補給船の打ち上げからステーション到着までは、
これまで約2日間かかっていました。
でも、2012年のプログレスM-16Mから、
6時間で到着できる飛行プロファイルが使われるようになります。
以来いくつかの飛行で適用されていて、
プログレスとほぼ同型機のソユーズ宇宙船でも、2013年のソユーズTMA-08Mから採用されることになります。
ソユーズの船内は狭いので、
その中で2日間も過ごすというのは、宇宙飛行士にとって相当なストレスなんだとか…
なので、この6時間飛行プロファイルは、大きなストレス軽減策になったんですねー
こうしたショートカット飛行が可能になったのは、
ソユーズ・ロケットを近代化したソユーズFGの登場(2001年)と、
プログレス補給船を近代化したプログレスM-Mの登場(2008年)によるもの。
これにより、より高い精度での軌道投入や、軌道修正が可能になったんですねー

ここに、
事前にステーションの軌道を調整することや、
打ち上げタイミングを合わせることで、
打ち上げからドッキングまで、6時間という飛行が実現できたわけです。
ただ、この方法がいつも使えるわけではなく、
打ち上げ場所とステーションの軌道の関係上、6時間でドッキングできる機会は3日に1度しか訪れません。
また、打ち上げ前にステーションが、
デブリ回避などで軌道を変えた場合も、
この方法は使えなくなってしまいます。
その場合は打ち上げを延期するか、
今まで通りの2日かかる飛行プロファイルに切り替えることに…
さらに、ロケットが狙った軌道にプログレスやソユーズを投入できなかったり、
打ち上げ後に軌道修正に失敗した場合にも、2日かかる飛行プロファイルへの変更が必要になったりします。
ロシアは現在、新しい航法システムの開発と試験も進めていて、
いずれは4.5時間での飛行も可能になるようですよ。
プログレスM-26M補給船が、ソユーズUロケットで打ち上げられました。
ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約9分後にはプログレスM-26Mを分離。
そしてプログレスM-26Mは打ち上げから約6時間後に、
国際宇宙ステーションのズヴィズダー・モジュールに入港し、
これから物資の搬出作業が行われることになります。
プログレスM-26Mは、ロシアのRKKエネルギア社が開発・製造した無人補給船で、
国際宇宙ステーションへの物資輸送を担っています。

打ち上げ時の質量は7,287キロで、
そのうち補給物資として2,370キロの水や食料、日用品、修理部品、燃料などが搭載されています。
プログレスM-26Mは約6か月の間、国際宇宙ステーションに滞在し、
最後はステーションで発生したゴミを積んで大気圏に再突入、
ゴミと共に燃え尽きることになります。
プログレス補給船の打ち上げからステーション到着までは、
これまで約2日間かかっていました。
でも、2012年のプログレスM-16Mから、
6時間で到着できる飛行プロファイルが使われるようになります。
以来いくつかの飛行で適用されていて、
プログレスとほぼ同型機のソユーズ宇宙船でも、2013年のソユーズTMA-08Mから採用されることになります。
ソユーズの船内は狭いので、
その中で2日間も過ごすというのは、宇宙飛行士にとって相当なストレスなんだとか…
なので、この6時間飛行プロファイルは、大きなストレス軽減策になったんですねー
こうしたショートカット飛行が可能になったのは、
ソユーズ・ロケットを近代化したソユーズFGの登場(2001年)と、
プログレス補給船を近代化したプログレスM-Mの登場(2008年)によるもの。
これにより、より高い精度での軌道投入や、軌道修正が可能になったんですねー

ここに、
事前にステーションの軌道を調整することや、
打ち上げタイミングを合わせることで、
打ち上げからドッキングまで、6時間という飛行が実現できたわけです。
ただ、この方法がいつも使えるわけではなく、
打ち上げ場所とステーションの軌道の関係上、6時間でドッキングできる機会は3日に1度しか訪れません。
また、打ち上げ前にステーションが、
デブリ回避などで軌道を変えた場合も、
この方法は使えなくなってしまいます。
その場合は打ち上げを延期するか、
今まで通りの2日かかる飛行プロファイルに切り替えることに…
さらに、ロケットが狙った軌道にプログレスやソユーズを投入できなかったり、
打ち上げ後に軌道修正に失敗した場合にも、2日かかる飛行プロファイルへの変更が必要になったりします。
ロシアは現在、新しい航法システムの開発と試験も進めていて、
いずれは4.5時間での飛行も可能になるようですよ。