銀河団同士が衝突しても、
ダークマター同士は、あまりぶつからず、そのまま進むということが、
多数の衝突銀河団の観測から分かってきました。
このことは、ダークマターの正体を知る手がかりになるそうです。
今回の研究では、ハッブル宇宙望遠鏡とX線天文衛星“チャンドラ”の観測をもとに、
銀河団同士の衝突現場72か所における銀河、高温の銀河間ガス、ダークマター(正体不明の重力源)の分布を調査。
その結果、ダークマターは銀河と離れずに分布していることが分かったんですねー
これまでの研究で、銀河団同士が衝突するとガスはぶつかって動きを妨げあう一方で、
銀河そのものは、あまり影響を受けずに、そのまま進むことが分かっていました。
今回の結果から判断すると、
銀河同様にダークマター同士も、あまりぶつからないということになります。
ダークマター同士の相互作用が弱いという研究結果は、
“弾丸銀河団”の観測からも得られていたのですが、
多数の銀河の観測から同じ結果が得られたことで、
その確実性が増したことになります。
さらに今回の結果は、
ダークマター同士の相互作用が従来考えられていたよりも、
もっと弱いということを示しています。
今回の研究結果が、さまざまな説があるダークマターの正体をつきとめる、
有力な手がかりになるといいですね。
ダークマター同士は、あまりぶつからず、そのまま進むということが、
多数の衝突銀河団の観測から分かってきました。
このことは、ダークマターの正体を知る手がかりになるそうです。
![]() |
今回の研究対象となった銀河団同士の衝突現場。 ぶつかって動きを妨げあう高温ガス(ピンク)とダークマター(青)が、 分離しているようすから、 ダークマターはあまり衝突の影響を受けていないことが分かった。 |
今回の研究では、ハッブル宇宙望遠鏡とX線天文衛星“チャンドラ”の観測をもとに、
銀河団同士の衝突現場72か所における銀河、高温の銀河間ガス、ダークマター(正体不明の重力源)の分布を調査。
その結果、ダークマターは銀河と離れずに分布していることが分かったんですねー
これまでの研究で、銀河団同士が衝突するとガスはぶつかって動きを妨げあう一方で、
銀河そのものは、あまり影響を受けずに、そのまま進むことが分かっていました。
今回の結果から判断すると、
銀河同様にダークマター同士も、あまりぶつからないということになります。
ダークマター同士の相互作用が弱いという研究結果は、
“弾丸銀河団”の観測からも得られていたのですが、
多数の銀河の観測から同じ結果が得られたことで、
その確実性が増したことになります。
さらに今回の結果は、
ダークマター同士の相互作用が従来考えられていたよりも、
もっと弱いということを示しています。
今回の研究結果が、さまざまな説があるダークマターの正体をつきとめる、
有力な手がかりになるといいですね。