宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

“ニューホライズンズ”がとらえた冥王星と衛星カロン

2015年05月23日 | 冥王星の探査
今年の7月、冥王星に接近する探査機“ニューホライズンズ”がとらえた、
冥王星と衛星カロンのカラー画像が公開されました。
冥王星(大きい点)と衛星カロン
探査機“ニューホライズンズ”

“ニューホライズンズ”は、2006年に打ち上げられたNASAの探査機。
目標天体の冥王星と、その衛星カロンを目指して9年半の旅を続けてきました。

そして、今年の7月14日には、
冥王星に最接近し、通過しながら観測を行う予定なんですねー

その“ニューホライズンズ”が旅の途中に撮影した、
冥王星と衛星カロンのカラー画像が公開されたということです。


近づく冒険の目的地

撮影時の冥王星~“ニューホライズンズ”間の距離は、
地球から太陽までの距離よりも近い約1億1500万キロ。

この距離から撮影しても、
冥王星と衛星カロンは、まだ単なる明るい点にしか見えず…

でも探査機を正確に、冥王星との最接近ポイントに導くうえで、
(冥王星表面からわずか1万2500キロ)
重要なデータになるんですねー

“ニューホライズンズ”は、冥王星の大気や表面のよすを探査するほか、
衛星カロンの大気の有無などを調べることになります。

また、計画が始まった2001年には見つかっていなかった、
他の4つの衛星(ニクス、ヒドラ、ケルベロス、ステュクス)の調査や、
他に衛星がないかどうかも探す予定。

さらに、冥王星を通り過ぎた後にも、太陽系外縁天体を探査するそうですよ。


こちらの記事もどうぞ ⇒ 冥王星の衛星が、不規則な自転をするのはなぜ?