無人補給“こうのとり”5号機を搭載したH-IIBロケット5号機が、
2015年8月16日に打ち上げられます。
“こうのとり”の打ち上げは、
今回で5機目になり、4号機以来2年ぶりになるんですねー
打ち上げの時刻
打ち上げ時刻は、現時点では22時01分ごろに設定。
ただ、より正確な時刻は、
打ち上げ直前の国際宇宙ステーションの軌道によって
決定されます。
また、打ち上げが可能な予備期間として、
8月17日から9月30日までが確保されています。
この間の打ち上げ日、時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係わるので、
国際間の調整によって決定されることになります。
H-IIBロケットも2年ぶりの打ち上げ
H-IIBはJAXAと三菱重工が開発したロケットで、
主に宇宙ステーションへ補給を行う、
“こうのとり”を打ち上げるために造られました。
当時すでに運用されていたH-IIAロケットを基に、
より打ち上げ能力を増すため、
第1段ロケット・エンジンを2基搭載
タンクを太くして容積を増やす
などの改良が加えられているんですねー

1号機は2009年9月11日に打ち上げられ、
これまでに4機すべてが成功を収めています。
1号機から3号機まではJAXAが運用を担当していたのですが、
4号機からは三菱重工が担当し、
H-IIAと同じ“商業ロケット”として扱われています。
5号機では4号機までと比べ、コストダウンが図られていて、
画像圧縮伝送装置の搭載数が2個から1個になるなど、
H-IIAと同様の改良が施されています。
打ち上げ後の“こうのとり”
“こうのとり”5号機は打ち上げ後、
高度200~300キロの楕円軌道に投入されます。
そして、あらかじめ登録しておいたコマンドシーケンスや、
姿勢制御系の自動シーケンスなどによって、
高度350~460キロの国際宇宙ステーションへ。
国際宇宙ステーションに十分接近すると相対停止して、
ロボットアームで引き寄せられてドッキング。
食料品や水、衣類、実験装置などの補給物資が、
運び込まれることになります。
その後、国際宇宙ステーションから発生した廃棄物を積み込み、
大気圏に再突入して、機体ごと燃え尽きることになります。
現在、国際宇宙ステーションへの物資輸送は、
日本・アメリカ・ロシアの3か国で行われています。
その中で“こうのとり”は、
約6トンという世界最大の補給能力を持っています。
大型装置を運ぶ唯一の定期便として、
国際宇宙ステーション運用の根幹を支えているんですねー
また、“こうのとり”はH-IIBでしか打ち上げられないので、
H-IIBと同じく今回が5機目の打ち上げになります。
2013年8月4日に打ち上げられた4号機以来、約2年ぶりの打ち上げになります。
“こうのとり”5号機の搭載物などの詳細は、今後発表されるようです。
H-IIBロケット5号機による
宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げについて
http://www.jaxa.jp/press/2015/06/20150609_h2bf5_j.html
こちらの記事もどうぞ ⇒ H-2Bロケット 3号機打ち上げ (小さな衛星をのせて…)
2015年8月16日に打ち上げられます。
“こうのとり”の打ち上げは、
今回で5機目になり、4号機以来2年ぶりになるんですねー

打ち上げ時刻は、現時点では22時01分ごろに設定。
ただ、より正確な時刻は、
打ち上げ直前の国際宇宙ステーションの軌道によって
決定されます。
また、打ち上げが可能な予備期間として、
8月17日から9月30日までが確保されています。
この間の打ち上げ日、時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係わるので、
国際間の調整によって決定されることになります。
H-IIBロケットも2年ぶりの打ち上げ
H-IIBはJAXAと三菱重工が開発したロケットで、
主に宇宙ステーションへ補給を行う、
“こうのとり”を打ち上げるために造られました。
当時すでに運用されていたH-IIAロケットを基に、
より打ち上げ能力を増すため、
第1段ロケット・エンジンを2基搭載
タンクを太くして容積を増やす
などの改良が加えられているんですねー

1号機は2009年9月11日に打ち上げられ、
これまでに4機すべてが成功を収めています。
1号機から3号機まではJAXAが運用を担当していたのですが、
4号機からは三菱重工が担当し、
H-IIAと同じ“商業ロケット”として扱われています。
5号機では4号機までと比べ、コストダウンが図られていて、
画像圧縮伝送装置の搭載数が2個から1個になるなど、
H-IIAと同様の改良が施されています。
打ち上げ後の“こうのとり”
“こうのとり”5号機は打ち上げ後、
高度200~300キロの楕円軌道に投入されます。
そして、あらかじめ登録しておいたコマンドシーケンスや、
姿勢制御系の自動シーケンスなどによって、
高度350~460キロの国際宇宙ステーションへ。
国際宇宙ステーションに十分接近すると相対停止して、
ロボットアームで引き寄せられてドッキング。
![]() |
国際宇宙ステーションのロボットアームで 掴まれた“こうのとり”4号機 |
食料品や水、衣類、実験装置などの補給物資が、
運び込まれることになります。
その後、国際宇宙ステーションから発生した廃棄物を積み込み、
大気圏に再突入して、機体ごと燃え尽きることになります。
現在、国際宇宙ステーションへの物資輸送は、
日本・アメリカ・ロシアの3か国で行われています。
その中で“こうのとり”は、
約6トンという世界最大の補給能力を持っています。
大型装置を運ぶ唯一の定期便として、
国際宇宙ステーション運用の根幹を支えているんですねー
また、“こうのとり”はH-IIBでしか打ち上げられないので、
H-IIBと同じく今回が5機目の打ち上げになります。
2013年8月4日に打ち上げられた4号機以来、約2年ぶりの打ち上げになります。
“こうのとり”5号機の搭載物などの詳細は、今後発表されるようです。
H-IIBロケット5号機による
宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の打上げについて
http://www.jaxa.jp/press/2015/06/20150609_h2bf5_j.html
こちらの記事もどうぞ ⇒ H-2Bロケット 3号機打ち上げ (小さな衛星をのせて…)