静止気象衛星“ひまわり9号”の打ち上げがJAXAと気象庁から発表されました。
打ち上げは今年の11月1日の15時20分~18時18分。
種子島宇宙センターの大型ロケット発射場から、
H-IIAロケット31号機によって打ち上げられることになります。
“ひまわり9号”は近地点高度約250キロ、
遠地点高度約3万6000キロの静止トランスファ軌道(GTO)へ投入されます。
2機の“ひまわり”
“ひまわり9号”は気象庁が開発し三菱電機が製造を行う静止気象衛星です。
いまは2014年10月に打ち上げられた“ひまわり8号”が運用されていて、
“ひまわり9号”は同じ性能を持ったバックアップ機として軌道上に配備されます。
そして、8号と9号の打ち上げは2年ほど間隔が開いているので、
その間のバックアップは7号が努めています。
打ち上げ後には8号のバックアップとして7号と代わり待機し、
2022年からは立場が入れ替わり、9号がメインで8号がバックアップに入ります。
ただ、7号は2006年に打ち上げられ、
設計寿命は10年なので、2016年のはじめには寿命を迎えるんですねー
なので、7号から9号へ無事バックアップ任務が引き継げるかが気になるところです。
さらに“ひまわり”は、
世界気象機関が推進する計画“世界気象監視計画”の一翼を担っていて、
世界にとっては欠かせない衛星になります。
衛星は宇宙空間で故障するとすぐに復旧が出来ません。
なので故障時にも観測が途切れないように、
もう1機を軌道上に配備しているということです。
活用される観測データ
さらに“ひまわり”の観測データの提供先は日本だけではないんですねー
観測データは、アジア太平洋諸国・地域の気象機関に提供され、
現地の気象予報に役立てられています。
恩恵を受けている人は20億人以上もいるそうです。
オーストラリア連邦政府のウェブサイトでは、
“ひまわり8号”が観測したカラーの準リアルタイム画像が配信されてたりします。
“ひまわり8号”と“ひまわり9号”は最先端の可視赤外線射計(AHI)を搭載し、
日本周辺地域の天気予報や台風・集中豪雨、気候変動などを監視・予測し、
私たちの生活だけでなく、航空機や船舶の運用にも役立てられています。
なお、“ひまわり8号”と“ひまわり9号”からは広い観測バンドを持っているので、
(可視域3バンド、近赤外域3バンド、赤外域10バンドの計16バンド)
可視域3バンドを利用したカラー画像の撮影が可能になっています。
こちらの記事もどうぞ ⇒ 今度の気象衛星はカラーで解像度も2倍! “ひまわり8号”が運用を開始
打ち上げは今年の11月1日の15時20分~18時18分。
種子島宇宙センターの大型ロケット発射場から、
H-IIAロケット31号機によって打ち上げられることになります。
“ひまわり9号”は近地点高度約250キロ、
遠地点高度約3万6000キロの静止トランスファ軌道(GTO)へ投入されます。
2機の“ひまわり”
“ひまわり9号”は気象庁が開発し三菱電機が製造を行う静止気象衛星です。
いまは2014年10月に打ち上げられた“ひまわり8号”が運用されていて、
“ひまわり9号”は同じ性能を持ったバックアップ機として軌道上に配備されます。
そして、8号と9号の打ち上げは2年ほど間隔が開いているので、
その間のバックアップは7号が努めています。
打ち上げ後には8号のバックアップとして7号と代わり待機し、
2022年からは立場が入れ替わり、9号がメインで8号がバックアップに入ります。
ただ、7号は2006年に打ち上げられ、
設計寿命は10年なので、2016年のはじめには寿命を迎えるんですねー
なので、7号から9号へ無事バックアップ任務が引き継げるかが気になるところです。
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ひまわり7号、8号、9号 |
さらに“ひまわり”は、
世界気象機関が推進する計画“世界気象監視計画”の一翼を担っていて、
世界にとっては欠かせない衛星になります。
衛星は宇宙空間で故障するとすぐに復旧が出来ません。
なので故障時にも観測が途切れないように、
もう1機を軌道上に配備しているということです。
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全地球規模での気象観測“世界気象衛星観測網” |
活用される観測データ
さらに“ひまわり”の観測データの提供先は日本だけではないんですねー
観測データは、アジア太平洋諸国・地域の気象機関に提供され、
現地の気象予報に役立てられています。
恩恵を受けている人は20億人以上もいるそうです。
オーストラリア連邦政府のウェブサイトでは、
“ひまわり8号”が観測したカラーの準リアルタイム画像が配信されてたりします。
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Satellite Viewer(オーストラリア連邦政府) |
“ひまわり8号”と“ひまわり9号”は最先端の可視赤外線射計(AHI)を搭載し、
日本周辺地域の天気予報や台風・集中豪雨、気候変動などを監視・予測し、
私たちの生活だけでなく、航空機や船舶の運用にも役立てられています。
なお、“ひまわり8号”と“ひまわり9号”からは広い観測バンドを持っているので、
(可視域3バンド、近赤外域3バンド、赤外域10バンドの計16バンド)
可視域3バンドを利用したカラー画像の撮影が可能になっています。
こちらの記事もどうぞ ⇒ 今度の気象衛星はカラーで解像度も2倍! “ひまわり8号”が運用を開始