第6回茅ヶ崎映画祭 小津安二郎監督縁の宿茅ヶ崎館での『生れてはみたけれど』活弁上映にお招きいただき、たくさんのお客様にご来場いただきまして、本当にありがとうございました。
出だしから笑い声の合いの手が入り、そのうち「え?うそ?」「まさか~」などの突っ込みまで。最後はそれが泣きに変わり…。
活弁は、空間や観客とともに完成するエンターテイメント。茅ヶ崎館という会場に、超ノリのいいお客様たち。この度の上映環境は最高でした。
上映後の、茅ヶ崎映画祭実行委員長で茅ヶ崎館5代目当主森浩章さんとのトークも、和やかな雰囲気の中あっという間に30分近く。会場からもたくさんご質問いただき、ありがとうございました。
▲開始まで、「晩春」の1シーンを見ながら待つ皆様
▲茅ケ崎館5代目当主 森浩章さんにご紹介いただいて。「晩春」は、茅ヶ崎でのシーンもあり、撮影時には原節子さんも茅ケ崎館に宿泊なさっています。
▲皆様にご挨拶。「ここ茅ケ崎館で上演できることは本当に光栄です」
▼上演後の森さんとのトーク。『生れてはみたけれど』、小津作品、活弁、茅ケ崎館…多岐に渡って。
茅ヶ崎館は、何度伺っても心がうきうきする、素晴らしい宿です。往年の映画人たちの魂が宿っている気がします。
十数年前、初めて茅ヶ崎館に訪れたのは、大学のフランス文化コースの恩師と友人たちとの一泊小旅行でした。私の語る小津作品の活弁を気に入って応援下さっていた恩師が亡くなって丸二年。
七夕の夜、先生も一緒に見て微笑んで下さっている気がしました。