akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

『シラノ・ド・ベルジュラック』

2020-12-30 | 活弁
昨日は、紀伊國屋ホールでの澤登翠先生の活弁リサイタルへ。
 
『シラノ・ド・ベルジュラック』は、全編彩色。
どこを切り取っても絵画のような浪漫的な味わいで、澤登先生の気迫のこもった語りとともに楽しませて頂きました。
 
終演後は、21年前に私を活弁に引き合わせて下さった先輩斎藤弘美さんと久しぶりの一献(ちなみに、ひっそり個室です)。
 
「翠ちゃんの活弁にあきこちゃんを初めて連れて行った日も、その後みんなで飲んだのよ」
「そうでしたっけ…?全然記憶にないです」
「そうでしょ。あきこちゃん、もうぼーっと自分の世界に入ってて心ここにあらず、そこにいるだけの人になってたから(笑)やばいなと思ってたんだけど」
「夜に弘美さんにお電話したのは覚えてるんですけど…」
「そうよ、夜中に!よく覚えてるわよ。あきこちゃんの第一声が『弘美さん、笑わないでください』だった。もう察しがついてたから『笑うわよ!』って言ったわよ!」
「そうでした(笑)?」
「もう思いつめた声で、『私、活動弁士になりたいです』ってね」
「それはよく覚えてます」
「翠ちゃんは弟子もとらないしなりようがないよって言ったけど、それから一年で東京キネマ倶楽部ができてオーディションだったもんね。あきこちゃんが引き寄せた感じだね」
「なんか、ありがたいことです」
 
 
ご友人も一緒にいろいろと積もる話に花が咲き、いい年の瀬となりました。
 
皆様にとっても、来年が良い一年となりますように。
 
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