経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

ごぼう抜き

2007-01-03 08:29:46 | ひとりごと
83回の回数を重ねる日本発のスメ[ツ、箱根駅伝はいくつかのドラマを生む。
スメ[ツとしては一番シンプルな「走る。」と言うことに5人の「チームワーク」の要素が加わる。

滅多に見ないTV画面をついつい見てしまうのもお正月の一シーンである。
最初に一気に飛び出しどんどん前を走っていく姿は小気味いい。それでも20キロ以上走り抜くにはいろいろな要因が加わってくる。
最後まで最初のペースを守る選手は多くない。
最初はよくても後半で一気にスローダウンしてしまうパターンや、最初は抜かれていても「たすき」」を渡す頃にはしっかりと順位を上げていくじっくりと実力を発揮するパターンもある。

上り坂や下り坂などあらかじめそれぞれの状態はわかっているのでそれぞれの場面で一番力を発揮できるスペシャリストを選択してチーム編成を行うが、走ってみないとその日の各選手のコンディションはわからないからまたややこしい(面白い)。

試合当日に一気に力を発揮するのは今から半年前の「地獄の夏合宿」にどれだけ「貯金」ができるかである。まさに“その場しのぎ”は通用しない。
あらかじめ用意周到な準備をしても優勝は簡単にはできないのである。

経営でも全く同じで、準備をして、研究をして必死になってもなかなか勝利の女神は振り向かない。
地道に努力をして、目先のことばかりに振り回されずにきちんと目標設定している選手が強いことを結果が証明している。

順天堂大、往路優勝のアンカーは「山の」と呼ばれるほどのスペシャリスト。その走りは小気味よく本番で実力を最大限に発揮して能力を開花させている。感動と勇気づけられる思いだ。